アイドルファンからも熱い視線を集めている北海道の芸能スクール「AP2」(エーピーツー)のユニットによるライブが、東京で初めて開催されましたので、取材に行ってきました。「スクランブルエッグ」初取材です。(2006年5月28日 四谷Live inn Magic、サンストリート亀戸)
Live inn Magic
サンストリート亀戸
「SCHOOL AP2」最大の特徴は、スクール生の大部分がユニットを結成していることで、関係者の話によると、地元北海道では、男女ユニットによるイベント、ライブで多くの観客を動員、イベントの数では、他のスクールには負けないというのがモットーだそうです。
その一方で、スクール生個々が外部オーディションにも積極的にチャレンジ。今回出演した畠山智妃さん、中山怜香さんは、ライブツアー翌日の5月29日に開催された「a-motion 06」アーチストオーディションに参加。グランプリには届きませんでしたが、メジャーなオーディションにファイナリスト16人中2人を送り込んだのは大健闘と言っていいでしょう。
ということで、記事のほうは、最初にBANANA、Pinkishと競演したLive inn Magicの模様を、次に、サンストリート亀戸で行われた野外ライブの模様をお送りしましょう。
~北からの風にのって~@Live inn Magic
まずは、初取材のBANANA、「スクランブルエッグ」でもオナジミのpinkishの紹介から。
【BANANA】
名古屋を中心に活動しているダンス&ボーカルユニット。326(ミツル)さんが作詞した「あなたが私にくれたもの」など5曲をスピード感あるダンスを交えて披露してくれました。
【pinkish】
3月に新メンバー加入、4月にアルバムが全国発売と大きな動きがあったpinkish。童謡のほうも、ロック色を強めたサウンドにリニューアル。ダンスも年相応のセクシーさが加わるなど、確実に進化していく姿が見られました。
【SCHOOL AP2】
SCHOOL AP2のステージは、メンバー全員によるモーニング娘。の「LOVEマシーン」で幕開け。続いて2人組ユニット「Monkero」が、バラード系の曲を息の合ったコーラスでしっとりと歌い上げました。
Monkero(笠井琴美、畠山智妃)
SDN48『誘惑のガーター』公演レポート(1)
3番目に登場した「Pink」は、6人組の中高生ユニット。こちらもハロプロ系のカバーと、ユニットのCDアルバムに収録されているオリジナル曲を披露。なお「Pink」は、7月20日に、地方発アイドルユニットを集めたオムニバスアルバム「もぎたてアイドル発見伝」(ビクター)でメジャーデビューすることが決定しました(このアルバムには、SHIP、Negicco、HAPPY&PAPY、サンフラワーなども参加予定です。詳細は追ってお伝えします)。
Pinkのライブの後、5月初めまで同ユニットに在籍していた村田唯さんの紹介、3人組ユニット「Step」のダンスパフォーマンスへとつながり、6番目に登場した中山怜香さんは、小柄ながら、パンチの効いた声で「魂のルフラン」を見事に歌い切りました。
Pink
中山怜香
エンディングは、再び全員が出演しての「ザ☆ピース!」。ハロプロとはまた違った雰囲気の色気たっぷりの振り付けで、ファンの人たちも大満足の様子でした。
SCHOOL AP2出演メンバー |
Sunst Music Jack@サンストリート亀戸
さて、Live inn Magicでの物販が終了後、メンバー、スタッフは、次の会場であるサンストリート亀戸に移動。ご存知のように、サンストは、メジャーデビューを果たしたBuzy、Perfumeから、地方発アイドルユニットまで、多くのアイドルが立った由緒あるステージです。
サンストでも「LOVEマシーン」「ザ☆ピース!」といったハロプロのカバーから、ノリのいいオリジナルまで、全員がミニスカート姿で最大限にキュートさをアピール。午前中に秋葉原界隈でビラを配ったことが功を奏してか、会場は大いに盛り上がりました。それでは、ステージの模様をどうぞ!
田中知世(Pink)
伊藤里紗(Pink)
山上綾加(Pink)
出演したメンバーの元気な姿を観ていると、やはり、芸能スクール最大のレッスンの場は、ステージであることを実感させられます。「Online Column - スクール生ウォッチャーから見たAKB48」の中で、筆者は、AKB48のライブを「究極の発表会」と称しましたが、今、いちばんそのコンセプトを実践しているのは、「SCHOOL AP2」なのかもしれません。
もちろん「SCHOOL AP2」には、キッズ系のユニットや、人気沸騰中の男性ユニットも多数在籍しています。北海道にお住まいで、スクールに興味を持たれた方は、ぜひイベント風景をのぞいてみてはいかがでしょうか。(撮影・取材 KEN)