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舞台『月の子供』で茉奈佳奈が長ゼリフに挑戦


  Last Updated: 2007/02/10
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『ドラゴン桜』『花嫁は厄年!』などの人気連ドラ作家でもある秦建日子氏が三倉茉奈・佳奈を迎え作・演出した舞台『月の子供』が2007年2月7日から18日まで下北沢・本多劇場で上演中です。編集部ではマスコミ向けゲネプロ(通しリハーサル)を取材してきましたので、舞台の様子と記者会見の様子をレポートいたします。(2007年2月7日 本多劇場)

月の子供 画像
前列左から宮地真緒、風間トオル、三倉茉奈、三倉佳奈、伊藤裕子、円城寺あや、春田純一

役の紹介

茉奈佳奈 画像
左が茉奈ちゃん、右が佳奈ちゃんです。

伊藤裕子 画像
伊藤裕子

――役名の紹介と意気込みをお願いします。
風間トオル「『名無し』という役です。意気込みは、やる気まんまんです」
三倉茉奈「佐倉悟の役をさせていただいてます、三倉茉奈です。今回初めて男の子の役というのと、あとは本多劇場も初めてだし、長ゼリフも初めてで、初めてづくしで最初どうなることかと思ったけど、今日のゲネプロも楽しかったしこれからたくさんの人に見ていただきたいです」
三倉佳奈「佐倉悟役の三倉佳奈です。茉奈と佳奈は同じ佐倉悟役なんですけど、茉奈が現実の悟で佳奈は想像の世界の悟で、同じ悟でもキャラクターが全然違っていて、そこのキャラクターの違いを出したいのと、とにかく、動いて踊ってたくさんセリフをしゃべって、パワフルな舞台なので、とりあえず気合入れて頑張りたいと思います」
伊藤裕子「女2の役をやらせていただいてます、伊藤裕子です。とっても盛りだくさんな舞台なので、精神的にも体力的にもキツイと思うんですけど、みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います」
円城寺あや「女1役の円城寺あやです。ちょい前に風邪をひきまして落ち込んでたんですが、本番は元気良くやれると思います。茉奈佳奈の2人が頑張ったのでいい芝居になったんじゃないかと思っております。頑張ります」
春田純一「昨日が裁判長で一昨日が新聞記者で、一昨昨日が政治家の役をやっています春田純一です。最年長で体力的にも大変なんですけど、気合入れて頑張ります」
宮地真緒「女3をやらせていただいてる、宮地真緒です。こんな格好で普段絶対しないような役なので、かなり楽しんで楽しんでやってます。ゲネ通してかなり楽しかったので、お客さんも絶対楽しんでいただけると思うので、たくさんの人に観に来ていただけたらうれしいです」

月の子供 画像

男の子役を演じる苦労

Photo
同じ人物の役なので2人が同時に出るシーンはそれほど多くはありません。

Photo

――茉奈佳奈さんにうかがいますが、男の子役は初めてだそうですね。
茉奈・佳奈「はい」
――一人の人間を二人で演じ分けるということですね。
茉奈・佳奈「はい」
――苦労された点は?
茉奈・佳奈「苦労は……なにやろねぇ」(一同爆笑)
茉奈「演じ分けるといっても本当に違うキャラクターなので。最初、どっちの役をやるのかっていうのは最初、決まっていなくて、最初のうちは入れ替えしながら3日目にやっと決まって」
佳奈「ほとんど、茉奈が出てるか佳奈が出てるかなんですけど、一箇所だけ私が少年役で茉奈が悟役で二人がガチンコで芝居してるところがあって、そこが自分たち的にも見せ場というか、ぜひみなさんにも見てもらいたいところです」
茉奈「あんなにガチで向かい合って芝居するなんて初めてなので」
――長ゼリフも大変ですよね。
佳奈「茉奈が長ゼリフ担当なんで」
茉奈「台本初めてもらったときにセリフがずらーってあって『うわぁ~すごい!』って思ってページめくったらまだあって『え~~、こんな覚えられへん』って思ったんですけど、めっちゃ頑張って読み込んで読み込んで一応、覚えることができて。私の長ゼリフは作・演出の秦建日子さんが伝えたい思いがたくさん詰まっている大事なセリフだと思うので、一言一言大事に話したいなと思っています」
――女性として男役を演じるにあたって気をつけたことはありますか?
佳奈「稽古の最初とかめっちゃ女っぽかった」
茉奈「走り方とか手の動きやったり、全部が女っぽいって注意されて」
佳奈「稽古1ヵ月の間に男の子になろうとしてたら、最後には『佳奈、完全に女じゃなくなってるよ』って言われて、それはそれで『やった』って感じて」

月の子供 画像

ダンスシーンもたくさん

月の子供 画像

Photo
宮地真緒

風間トオル
風間トオル

――ダンスもいっぱいあるようで、苦労したことがありましたら。
宮地真緒「私は特にダンスがもう、ずーっと筋肉痛が取れなくて、ダンスだけは本当に練習しました」
風間トオル「ダンスはかなり苦労しました。今でも自分ではいけてるつもりなんですけど、はたから見てるとそんなにいけてないらしくて、そういうところを気をつけないと、と思ってます」
三倉茉奈「苦労したのは……私の役は暗い、内にこもった役だと思ってそのとおりにイメージして芝居をしてしまって、でも強く見せなくてはいけないので、役作りが大変なのと、セリフが長いのでちゃんとお客さんに聞いてもらえるようにするのが苦労したかな。ホンマに気合入ってやってるのでぜひ観に来てください」
三倉佳奈「私の役は好奇心が旺盛で、自分的には真剣にやってるつもりでも、『笑ってるよ』って言われ、なんか私いつも笑ってるみたいで、真剣な芝居が苦手で、みなさんに言われて落ち込んだときもあったんですけど、みなさんにアドバイスをいただいてみんなで作った作品なので、たくさんの人にぜひ観てもらいたいなと思っています」
伊藤裕子「苦労した点は、もともと予定されてはいなかったダンスを秦さんから突然やれと言われたあの日から居残りをし続けてやっているダンスと、あとは一昨日ぐらいから変更するといわれた女3人のシーンが大変なんですけど、稽古場が人数が多いし、面白くて魅力的な方がたくさんいるんで、自分が演じてないときも観てお話の中に自分も入っていけるところがすごくいいところだと思うので、苦労もありますが、楽しいことだと考えて、今日から頑張っていきたいと思います」
円城寺あや「私も踊りは苦労しましたが、茉奈・佳奈の2人がよく頑張ったので私は苦労したなんて言えないなって」
茉奈・佳奈「いや、いや、いや」(笑)
円城寺あや「本当、いい芝居になっていると思うのでぜひ観にいらしてください」
春田純一「苦労はなかったですね(笑)。ダンスも一番初めに僕が覚えたし(笑)、セリフも私が全部サッサッサーって覚えたし(笑)、苦労は体力だけですかね。みんなでひとつのものに向かってるので楽しい作品になったと思います。ぜひお客さんに劇場まで足を運んでいただければと思います」

舞台は2月18日まで行われています。白石みき、安藤悠美、里中あや、茂呂真紀子など、本サイトと関係ありそうな出演者も多数出演していますので、オフィシャルサイトでご確認のうえ劇場に足をお運びください。(撮影・取材 岡田)

三倉茉奈三倉佳奈

春田純一円城寺あや

PhotoPhoto

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