女優として活動中の山崎真実さんが約6年ぶりに写真集『まんまとうそ。』(ワニブックス)を発売しました。その記念イベントが行われましたので、イベント直前の会見の様子をレポートします。(2017年3月3日 東京都新宿区 福家書店新宿サブナード店)
山崎真実(やまさき・まみ)プロフィール 1985年9月20日生まれ、大阪府出身 171cm B84 W59 H87
ほぼセルフプロデュース
――約6年ぶりとなる久しぶりの写真集ですが。
「自分では満足してます」
――今回はセルフプロデュースと言っていいぐらい、撮影が終わってにも「もうちょっと撮らなきゃ」とかやっていたそうですが。
「そうです、わがままを言わせてもらって3回。ハワイと、ハワイから帰ってきて東京で、また年を明けて東京で撮りました」
スタッフ「その最後に東京で撮ったシーンが、「露出が足りない」と真実さんの指摘から始まったという、なかなか珍しいパターンで」
「まわりのみなさんには『十分足りてるよ』と言われたんですけど、カメラマンさんと話をしてて『足りない』かなと思って、ちょっとわがままを言わせてもらいました」
スタッフ「写真セレクトにも参加していただきました」
「そうです。なのでスタッフの方とかなりもめました(笑)」
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タイトル『まんまとうそ。』の意味
――写真集の話をいただいてから撮り始めるまでの間はどのような形で進んでいったんでしょうか。
「はじめてお会いしたのが10月ぐらいで、そこからカメラマンさん、スタイリストさん、メイクさんを選ばせていただいて、こういう風な写真集にしたいって2~3回打ち合わせさせていただいて、12月の頭に撮りにいきました」
――お気に入りの写真はお尻が見えてドキッとする感じでしたね。
「新しい見せ方ができたなと思っていて、ほかの方がやっていない露出の見せ方だなと思って、すごく気に入ってます」
お気に入りページを紹介。下は写真集より(撮影・矢西誠二)
――タイトルも気になりますね。
「私自身もちょっとわからないんですけど、『そのまんま』という意味と、そのまま読むと、ちょっとトゲがあるような『まんまと嘘をついた』みたいな表現にも聞こえるので、今の私にぴったりなのかなと思ってつけさせてもらいました」
――もうひとつのお気に入りのページにはコンセプトにこだわっている真実さんが「20代のかわいらしさ」と「30代のエレガントさ」を表そうとしてるとか。
「30っていう年齢でグラビアを再開させてもらって、20代のときに自分と、あと30代になったときのグラビアのどっちも見れる写真集にしたいなと思ったので、この素のカットは20代から30代へ進んだっていう意味で入れさせてもらいました」
「私のグラビアを見たい方って…」
――昔のプロポーションをそのまま30代まで維持するのは大変なことだと思うんですけど、どのような生活をしてプロポーションを維持しているんですか?
「あ、でも、昔の体型のほうが私はあまり好きじゃなくて、太ってたんですよね。甘んじてたっていうか、グラビアやってるからぽっちゃりでいいや、みたいなちょっと生意気な考えてというか浅はかな考えをしていて、だから逆に今のほうがちゃんとグラビアとしてお仕事としてやっている体型だなと思います」
――露出を増やしたいと思ったのは、そのプロポーションに自信がついてきたからですか?
「私のグラビアを見たい方ってたぶん、すごい露出を期待している方だと思うので、それに応えてはないかなってという露出だったので、ちょっと追加しました」
――ハワイに行ってたときの思い出はありますか?
「最終日に具合が悪くなって(笑)……二日酔いで(笑)。そこは20代と変わってないなと思いました。そこはちょっと気をつけます。まあやりきった後だったのでいいんですけど」
――お酒が好きで、お酒が強かった記憶があるんですけど。
「最近はそんなことなかったんですよね。調子乗ってたみたいです、ハワイで」
スタッフ「そんなに飲んでないんですよ」
「なんか疲れてたのかな?」
「見えそうで見えないハダカ感」
――露出を足したというのを具体的に説明するとしたら?
「うーん……。ハダカ感?」
――大切なところは隠してるんですか?
「はいもちろん(笑)。もうちょっと取っておきたいかなと」
――ギリまで迫ったということですか?
「そうですね。なんか30代になってグラビア再開してから自分の中で『見えそうで見えない』ってテーマでやらせていただいてたので、ちょっとそういう風に、『あともうちょっと下に(カメラが)行けば』みたいな感じのギリギリみたいな」
――しばらくその状態を引っ張る感じですか?
スタッフ「また難しい質問だな(笑)」
「うーん。……母親が嫌みたいなんです。毛が見えてるのが嫌で」
――本人は大丈夫?
「私は基本、ここで脱げって言われたら脱ぎますよ。あんまり恥ずかしさがないんですよ」
――親がストップをかけてる?
「そうですね。なので写真集をちょっと先に見せたんですけど、チクリと言われました。『ギリギリだよ』って」
30代は自分から露出を提案
――今の山崎さんのどのへんが『まんまとうそ。』なんでしょうか。
「20代のときは一生懸命頑張って動いて写真を撮られたりしてたんですけど、ちゃんと考えてはいなかったというか、そのまんまの自分で撮っていただいてたんですが、30代は自分でこういう露出をやりたいとか、露出の面を自分からカメラマンさんに提案したりとかして、山崎真実っていう、ちょっと虚像の部分を考えて撮っていただいていて、その部分を『うそ』という言葉で」
――演じてるってことですか?
「そう……ですね。たぶん今、話をしててもわかると思うんですけど、たぶん写真とはイメージが違うというか、(私は)ざっくばらんな性格なので、セクシーな大人の女性っていう風に見せたいなと思っていて、でも実際は別にそんなにあんまり色気はないです(笑)」
――近年はダークヒロインが印象付けられているんですけど、しばらく遠のいている正規なヒーローをもう1回やってみたいなという気持ちはありますか?
「すごいやりたいです。『やりたいです』って言ったんですけど、『無理です』って。背も高いし、ヒーローにさせるわけにいきません、ってプロデューサーの方に言われたりしました」
――映像の中ならわからないような気もしますけど。
「そうなんですけど、作り手の方からすると、守ってあげたいよりはちょっと悪い女に見えるようで。そんなに悪くないんですけどね(笑)」
結婚したらグラビアやめます
――すごくお綺麗になられたんですけど、いいことがありましたか?
「ないです。でも悩むのをやめました。20代のときはちょっとのことでうじうじしたりとか、今もしゃべってて『余計なこと言ったな』って結構悩んでたんですけど、『ま、いっか』って思えるようになってからは…」
――期待してた答えとはちょっと違うんですけど。
「あ、すいません(笑)」
スタッフ「期待してた答えは、いい人いますか?っていうことだったんです」
――遠まわしに聞いたんです。
「結婚はしたいです。35歳までに結婚したいので、うーん、いたら、もう来年、再来年でもいつでもしたいなと思います」
――現時点ではいないんですか?
「いません。でも結婚したらグラビアはやめます」
――え? やめるの?
「え? 見たいですか? たぶんやめます」
――じゃあ結婚しないでください。
「そうですね。当分の間はグラビア頑張りたいと思います」
久しぶりに取材しましたが、昔の“まんま”で、本当に美しかったです。(撮影・取材 岡田)