Hello!Project(ハロプロ)の最年少ユニット・『℃-ute』(キュート)が、遂についに!! DVDでメジャーデビューしました。
★ミュージックV特集1~キューティービジュアル~(℃-ute) アップフロントワークス(ゼティマ) 3,000円(税込) DVD 2006年9月6日発売 |
℃-uteは4種類の歌デビュー日がある
私・スクエアダンス的には、彼女たちの歌デビューの日は、2004年7月17日の名古屋ハロコン「Hello! Project 2004 SUMMER ~夏のドーン!~」だと今でも思っています。10曲目で歌った「乙女パスタに感動」(梅田、村上、矢島、鈴木 with 中島、岡井、萩原)は、「『7(セブン)キッズ』の乙パス」として、伝説の1曲に刻み込まれています(コラム「7(セブン)キッズの乙女パスタに感動」)。
とても素敵な『℃-ute』というユニット名をもらってからの初舞台は、2005年6月11日、千葉・木更津市民会館での『地球温暖化防止キャンペーン「熱っちい地球を冷ますんだっ。」安倍なつみ歌とトークのふれあいコンサート』のゲスト出演でした(コラム「℃-ute(キュート)な7人姉妹を感じてね。」)。
急遽チケットを入手した、2006年5月6日「モーニング娘。コンサートツアー2006春~レインボーセブン~」(さいたまスーパーアリーナ)の「オープニングアクト」での出演は忘れられない時間となっています。この日初披露した、インディーズのデビューCD「まっさらブルージーンズ」を手に入れるのにとても苦労しました(コラム「℃-uteのファン獲得大作戦(進行中)」)。
4枚のインディーズCDを片手に、北海道から福岡まで回ったイベントツアー「Cutie Circuit 2006」をたくましくこなしきった彼女たち。この間にメンバーのダンスの実力アップはめざましいものがありました。
そして、乙パスからの足かけから約2年2ヵ月経った、2006年9月6日。DVDとはいえ、やっと『℃-ute』のオリジナル曲が全国のCDショップで販売されたのです。「感慨ひとしお」で涙も少し出ましたよ。
ちなみに、DVD『キューティービジュアル』は、根っからの℃-uteファンばかりではなく、Berryz工房やモーニング娘。ら多くのハロプロ・ファンの方などに購入いただき、「2006年9月18日付けオリコンDVD音楽ランキング」で初登場第5位となりました。ありがたいことです。
℃-ute札幌とBerryz工房市原がブッキング
℃-uteが2006年7月29日~30日に、札幌で「こども未来博」(月寒グリーンドーム)と「Cutie Circuit 2006」(サッポロファクトリー) でのミニライブを行いましたが、ちょうど同じ日に、Berryz工房のサマーコンサートツアー2006『夏夏!~あなたを好きになる三原則~』が千葉・市原市市民会館でスタートしました。
私(スクエアダンス)は℃-uteファンですから、当然札幌に行ってきました、と言いたいところですが、実は29日・30日の両日ともBerryz工房のコンサート(市原)を見ました。予算の都合でやむなくこうなった、というのが本音ですが、私はBerryz工房も大好きですので……(汗)。
札幌へ行った、岡井千聖ファンの「かたっぺ37.2℃」さんと、村上愛ファンの 「名無し既婚者」さんのお話では、両者ともかなり札幌の『℃-ute』は良かったそうです。ライブの曲数が多かったのと、いつもの関東での「Cutie Circuit」に比べて『℃-ute』に必死な観客の数が少なかったから、まったり見れたのが理由だそうです。
あ、そうですか、それは良かったですねぇ。でも、強がりな返し言葉となりますが、Berryz工房の今回のコンサートは、私はとても満足です。
★Berryz工房サマーコンサートツアー2006『夏夏!~あなたを好きになる三原則~』(Berryz工房) アップフロントワークス(ピッコロタウン) 3,990円(税込) DVD 2006年10月25日発売 |
Berryz工房のメンバー・スタッフ一丸で夏を演出
℃-uteとBerryz工房のメンバーは、有原栞菜を除いて、芸能界入りが同期(コラム「ハロプロ・キッズオーディション」)です。ただし、まだメジャー発売のCD(シングルやアルバム)がない℃-uteに対して、Berryz工房は、シングル11枚、アルバム2枚(他にミニアルバム2枚)のメジャー発売のCDを出しています。セールス的にもBerryz工房は、オリコンチャートで、4thシングル「ハピネス~幸福歓迎!~」以降シングルCDが8作連続TOP20入り継続中、アルバムCDも2作ともTOP20入りですから、女子の小中学生ユニットとしては、U-15日本代表の位置を不動のものにしています。
Berryz工房は単独コンサートツアーが、今回で4回目となります。セットリスト(曲順)や歌そのものの充実感という意味では、2005秋の『スイッチ ON!』コンサート(いわゆる石村舞波卒業コンサート)がはっきり勝っていたと思います。
しかし、今回の『夏夏!~あなたを好きになる三原則~』コンサートを、私がとても満足に思えた理由は、メンバー・スタッフ一丸となって、いろんな知恵を振り絞りながら、コンサート会場に来てくれた観客に「夏合宿」を思う存分味わせてくれたからです。
特にポイントを挙げると、以下の4点です。
(1)コンサートが開演1時間前に開場になって、少し早く座席に着くと、無人のステージに「ビーチサイド」のセットが見えます。そして、ずっと「波の音」を放送で流しています。「夏」を意識したコンサートですから、「ありえる演出」なんでしょうが、私にはとても新鮮なオープニング前でした。
(2)清水佐紀「暑い、暑い、暑い」
徳永千奈美「遅い、遅い、遅い」
コンサートなのに、このセリフで始まるんです。Berryz工房のコンサートはいつも「寸劇コーナー」があるのですが、今回は一歩も二歩も踏み出して、劇(演劇と寸劇の中間ぐらい)と曲は同等の位置づけと言っても過言ではありません。私はこの点でも新鮮でした。
(3)今回の選曲は、夏らしい曲を過去のBerryz工房の豊富な曲数から吟味して持ってきています。デビュー曲の「あなたなしでは生きていけない」や人気の高い「恋の呪縛」は、冬(長袖)のイメージが強いので、外したと思われますが、これも『夏夏!』にこだわった一例です。
(4)朝:Berryz工房7人が集合して、(たぶんバスケット部の)夏合宿に出発する(劇)
昼休み:メンバーと屋上でお弁当、お掃除風景(「お昼の休憩時間。」というBerryz工房の曲のPVを放映:放映中にメンバーは楽屋で着替え中)
夕方:Berryz工房メンバーがおかめ・ひょっとこのお面をしながら踊って歌い、夏祭りを伝える(「かっちょええ!」という曲で)
夜8時:花火をスライドに映す、光と音で演出(この間にメンバーは楽屋で着替え中)
夜9時前:合宿所をお掃除、門限が21時(「21時までのシンデレラ」の曲で)
こんな具合で、一口に夏と言っても、きめ細かいタイムスケジュールに沿った「子供の夏の1日たっぷり」を総合演出でやってるんですよ。本来は、コンサートの着替えタイムのときに、観客の気持ちが中だるみするのですが、タイミング抜群のPV・花火の演出で、ずっとずっと楽しさが途切れませんでした。
Berryz工房のスタッフさん、凄いコンサートを作っちゃいましたね。
以下は、Berryz工房の『夏夏!~あなたを好きになる三原則~』コンサートについて私の感想が含まれているので、「一部ネタバレあり」となります。このコラムは、コンサート最終日よりあとで、公開していますが、DVD発売が2006年10月25日に予定されています。ネタバレ無しでDVDを見ようと思っている人は、このコラムを読むのは控えてください。
すでにコンサートを見た人、もしくはネタバレ歓迎でこのコラムを読みたい人は、スクロールしてどんどん見てください。