年が明けてから、急に思い立って韓国へ行って来ました。
一昨年訪れたときには、日本文化開放政策の影響か繁華街(明洞)では浜崎あゆみが流れ、電器街(竜山)では椎名林檎や倉木麻衣やモーニング娘。のCD――ただしコピー――が売られていたのですが、昨年の教科書問題の影響か今回はどこでも日本の楽曲を目に(耳に)することはできませんでした。もっとも、日本製アニメのコピーVideoCDは変わらず売られていましたが。
韓国と同じように日本がかつて統治していたにもかかわらず親日的な台湾における日本のアイドル文化の状況を前回はとりあげましたが、今回はもう少し以前――80~90年代――の日本のアイドルに関連したDVDの紹介です。制作者はDVDの容量をなるべく効率的に使用することに重点をおいているようで、日本では考えられないような内容になっています。
南野陽子
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南野陽子のビデオをDVDに収録して、例によって余った時間にボーナストラックとしてデビュー曲のビデオクリップを追加したもの。単純にコピーしただけではなくて、チャプター選択メニューが追加されてます。安価(130台湾元くらい)ですし場所も取らないので、昔買い損ねた人にはおすすめの一品。これはそれほど驚くようなものではないですね。
斉藤由貴/小川範子
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表や背のタイトルを見る限りは、斉藤由貴のビデオ2本をまとめて収録しただけのように見えるのですが、裏を返すと…。ボーナストラックには、なんと小川範子を収録しています。単に時間がちょうど適当だったからなのか、はたまた制作者が「ORE」を愛読していたのかどうかはわかりません。
観月ありさ/牧瀬里穂/瀬戸朝香/中江有里
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ここまでくると、手近のものを詰め込んだという感じですね。松花堂弁当状態とでもいいますか。南野陽子や斉藤由貴/小川範子のものもそうですが、いずれも現時点で日本でオリジナルを入手するのはやや困難かと思われるので、どうしても観てみたい人は台湾へ行かれるのがよろしいかと。なお、再度注意を喚起しておきますが、著作権を侵害している商品を日本国内に持ちこむことは違法であり、持ちこもうとして税関で没収されても当方は一切責任を負えません。これらの商品が著作権上問題ないかどうかは当方は確認しておりませんので、念のため。