テレビ東京系『歌ドキッ!』の後継番組(新番組)が、2008年3月31日にスタートします。
番組名:『ベリキュー!』
出演者:Berryz工房、℃-ute、真野恵里菜
内容:Berryz工房と℃-uteによるガチンコ対決バラエティ。ゲームやクイズなどで闘っていきます。
単語『ベリキュー』の意味が2通りになる
私が、新番組の告知を目にしたときの第一印象は、もちろんBerryz工房や℃-uteが、やっとこさテレビのレギュラー番組を持てたことへの嬉しさだったのですが、同時に、この番組名が妙にひっかかってしまいました。
今回番組タイトルに使われている『ベリキュー』と言う単語は、もともとハロプロのファンの一部で普通に使用されていて、意味は、「Berryz工房と℃-uteの総称」を表しています。
ここ1~2年以内でBerryz工房または℃-uteのファンになった人にとっては、『Berryz工房』と『℃-ute』は当然別のグループですから、そもそも「Berryz工房と℃-uteの総称」の単語がなぜ必要か?と疑問に思われることでしょう。
しかしながら、私(スクエアダンス)を含めて、ハロー!プロジェクト・キッズのオーディション当時、もしくはBerryz工房の結成当時を知っているファン(いわゆるキッズファン)ならば、『Berryz工房』と『℃-ute』は姉妹もしくは双子のグループと考えている人が多いのです。
実際は、『Berryz工房』と『℃-ute』は同時に結成されていませんから、2004年3月3日デビューの「Berryz工房=姉」、2005年6月11日活動スタートの「℃-ute=妹」と考えるのが普通で、「双子はありえない」でしょう、と考えたアナタは、相当鋭いです。ところが、私から言わせると「そんな単純な物ではない」のです。
コラム「新グループ名『℃-ute(キュート)』に大拍手!!」をご覧ください。
『Berryz工房』が結成したと同時に、おのずと残り7人が『非ベリキッズ=7(セブン)キッズ』となりのちに『℃-ute』にユニット名が変わっただけ、と考えれば、『Berryz工房』と『℃-ute』は双子のグループとも言えます。
また、もともとあった『ハロー!プロジェクト・キッズ』(のちに℃-uteに名称変更)から、Berryz工房が分かれた、と解釈すれば、なんと、「℃-ute=姉」で「Berryz工房=妹」だと主張されているキッズファンが今でも普通におられると考えています。
2006年1月2日に、℃-uteに有原栞菜(ハロプロエッグ)が新加入してから以降は、「Berryz工房と℃-uteの総称」を『ハロー!プロジェクト・キッズ』と呼ぶことができなくなりましたので、私は、『キッズ系(℃-ute、Berryz工房)』もしくは『キッズ系(Berryz工房、℃-ute)』とコラムでは記載しています。人によっては、「Berryz工房と℃-uteの総称」を『ベリキュー』と呼んでいるのも、自然の流れなんでしょう。
ところが、テレビの番組名が『ベリキュー!』となると、今後は単語『ベリキュー』の意味が2通りになるので、私はあえて、
(1)番組名→『ベリキュー!』もしくは『番組ベリキュー』を使用し、
(2)「Berryz工房と℃-uteの総称」→『キッズ系(℃-ute、Berryz工房)』もしくは『キッズ系(Berryz工房、℃-ute)』
を継続使用していくつもりです。
14人のバラエティー期待度を考えてみた
『番組ベリキュー』では、Berryz工房と℃-uteが、月~金曜日の毎日、ゲームやクイズなどバラエティーでバトルするということなので、とっても楽しみなんですが、『キッズ系(Berryz工房、℃-ute)』14人のバラエティー適性というか活躍期待度を、個人的に考えてみました。(10点満点)
(B1)清水佐紀 の活躍期待度 6点 ★★★★★★
Berryz工房のラジオやDVDなどの司会では「さすがキャプテン」らしい「一流」の話術ができます。しかしプレイヤーでは意外にもろい一面があり、体格勝負のジャンルでは、はっきり不利でしょう。世間の流行にはとても明るいため、「トレンド情報」系のクイズに期待しましょう。
(B2)嗣永桃子 の活躍期待度 6点 ★★★★★★
「小指が立っている」ブリっ子キャラをさかなにものまねされることが多いので、それはそれでおいしいのですが、自分から積極的に仕掛けていくタイプではありません。勝率55%でも、毎日どこか1ヵ所で「桃ちゃんの面白発言」してくれたら充分と考えましょう。
(B3)徳永千奈美の活躍期待度 8点 ★★★★★★★★
小学校時代バドミントンで県大会の常連選手でしたから、運動能力特に反射神経は抜群です。おまけに、ゲームでもクイズでも競技になると、とても私語が増えて「やかましく」なります。「チームBerryz工房」にとっては、ポイントゲッターとして頼りになる存在になりそうです。
(B4)須藤茉麻 の活躍期待度 7点 ★★★★★★★
まず「腕相撲」対決があれば、かなりの強豪となるでしょう。あるお題を決めて、フリーにコントをするようなものがあれば、まあさはアドリブがきくタイプで、またその独特の話っぷりがとても面白いのです。また「常識系のクイズ」ではかなり安心して見られます。
(B5)夏焼雅 の活躍期待度 5点 ★★★★★
競技(ゲーム)になると、自分から少し興奮して焦り気味になり、能力を発揮できずに、自滅することが多いです。クイズも限られた制限時間では「へんな解答」が多いので、バラエティーに限っていうと、三振かホームランか、バットを振るまでわかりません。
(B6)熊井友理奈の活躍期待度 7点 ★★★★★★★
日頃はおとなしめなキャラですが、対決ゲームになると、多弁になり、気合いがみなぎってきます。いろいろなジャンルのトーナメント戦で、あれよあれよと勝ち上がり決勝戦まで行ってしまう印象が強いです。アベレージ(勝率)が稼げると言う観点では、上位でしょう。
(B7)菅谷梨沙子の活躍期待度 6点 ★★★★★★
「文化祭・エコクイズ」などのクイズ系では、近年正解率が大幅にアップしています。体力を生かした戦いはもともと苦手ですが、最近は℃-uteの楽屋へ遊びに行って、プロレス同好会(岡井、萩原、有原が所属)で鍛えているようなので、ぜひ技を見てみたいですね。
(℃1)梅田えりかの活躍期待度 9点 ★★★★★★★★★
「テンション上げ子」でご存じのように、バラエティーといえば梅田えりかの代名詞です。場を盛り上げていく話術がうまく、機転が抜群にきき、ときには突拍子もない発想が会話に出てくる、など高いバラエティー特性を有しています。もちろん「チーム℃-ute」の大エースです。
(℃2)矢島舞美 の活躍期待度 5点 ★★★★★
他の℃-uteメンバー全員が公認している「天然」キャラですから、バラエティー戦力的には頼りにはなりませんが、番組的には、いつどんな発言や行動が飛び出すかわからないと言う意味での「期待!?」には、きちんと応えてくれる気がしています。
(℃3)中島早貴 の活躍期待度 6点 ★★★★★★
もともと練習を重ねて技術習得していくタイプなので、一発勝負の初戦はモロい側面がつきまといます。ただし℃-ute随一の「ツッコミ」が炸裂すると、Berryz工房の主力メンバーといえども、一撃でタジタジになってしまう破壊力を備えています。
(℃4)鈴木愛理 の活躍期待度 6点 ★★★★★★
まず学力(頭脳)系のクイズなら、文句無しにトップを取ってくれるでしょう。得意の「カッパダンス」は嵌れば面白いかもしれませんが、14人の大人数の中で上位進出するほどの芸ではなさそうです。愛理ちゃんのファンの人なら、負ける姿も可愛いと言うんでしょう。
(℃5)岡井千聖 の活躍期待度 8点 ★★★★★★★★
「わんぱくぶり」や「いたずら好き」では定評の岡井ちゃんですから、この番組にかける意気込みは相当なものでしょう。とにかく波に乗れば、誰も止めることができないパワーを持ち合わせています。ものマネ・歌マネ系は大得意ですし、新ネタの開発意欲が高い子です。
(℃6)萩原舞 の活躍期待度 7点 ★★★★★★★
最年少の割にしっかりしていて、落ち着いた印象が強いハギティですが、スポフェスの応援のときのように、戦いで興奮してくると、突如闘争モードにスイッチが切り替わってしまい、恐いキャラに変わります。新中学一年生だと甘く見ていると、痛い目に遭うかもしれません。
(℃7)有原栞菜 の活躍期待度 8点 ★★★★★★★★
喜怒哀楽が激しく表情に出る強みを生かして、多彩な技を繰り出して大活躍しそうな気がしてなりません。栞ちゃんは、クイズも(学力系、常識系共に)得意ですから、『番組ベリキュー』の総合ポイント制度があるならば、総合優勝争いの上位だと、考えています。
最後に、『番組ベリキュー』の制作者の方にお願いがあります。当たり前のことですが、この番組は、本当のガチンコで結果(採点)をお願いしたいのです。Berryz工房や℃-uteの音楽活動(歌のソロパート、ダンスなど)では、なかなか主力になれていないメンバーが、比較的バラエティー特性が高いことがわかりました。これ(『番組ベリキュー』)って、そのメンバーの魅力を発揮できる絶好のチャンスの場であると考えます。
スポーツの結果と同様に、「ガチンコ」な戦いこそ、意外な結果が出てこそ、面白い番組だと評判になるでしょうし、彼女たちのやりがい・自信が、より良い芸能の向上につながる起爆剤になるはずです。