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生駒里奈には、登らせない

written by 上木憲文

  Last Updated: 2012/09/23
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2012年アイドル界最大の話題は、前田敦子のAKB48卒業ですが、そんな話題も飲み込み、消化して突き進むのが芸能界でもあります。

モーニング娘。の11期メンバーの合格者が決定し、乃木坂46は劇場公演を成功させ、次に向かって確実に足場を固めているようにみえます。

今回は、そのあたりに触れてみたいと思います。

ジンクスに挑む小田さくら

新垣里沙の卒業コンサートが日本武道館(5月18日)で行われ、その場で11期オーディション開催が発表されました。

そして、9月14日、モーニング娘。が15年前に結成された同じ日に、小田さくらの合格が発表になりました。コンサートのステージ上ではなく、ゲネプロの席上でした。

ハロプロファンは感じていたと思いますが、11期オーディションは、なんとなく盛り下がるオーディションでした。7月、8月になっても話題にならず、ほとんど忘れかけていたころ合格発表となりました。残念ながら本気で欲しかった、という印象はありません。

感触的にはゼロ、いや、本音は中止にしたかったのではないかと思っています。なぜなら、その必要がなくなっていたからです。

新メンバー募集は、ある意味、話題作りという側面もあります。5月の段階では必要だったかもしれませんが、今のモーニング娘。には不要のはずです。理由は簡単です。50作目の「One・Two・Three」が売れてしまったからです。

芸能界は、3ヵ月で景色が変わる、という言葉通りの状況になってしまったのです。

結局、無難な内部昇格(小田さくらはハロプロ研修生)でお茶を濁したわけですが、歌は、高橋愛、新垣里沙、ダンスは、中島早貴(℃-ute)を見習いたい、とのたまうあたり、超大物としか言いようがありません。

モーニング娘。のコンサートで感想を尋ねられた小田さくらは、特定のメンバーの名前を上げて、見習いたい、と発言していましたが、「さすが研修生!」と感服してしまいました。

しかし、小田さくらには、ジンクスが付きまといます。7期の久住小春、8期の光井愛佳と、1人の合格は上手くいきません。本気で必要としていたならば、複数合格にしていたはずです。

今のバランスを壊したくないという本音が生んだ合格ではありますが、現実問題とし、メンバーが奇数になるということは、誰かがセンターになるということです。それとも、誰かが卒業するということを含みにしているのでしょうか。

福田花音のレッドカード

冒頭でも少し触れましたように、乃木坂46に足を踏み入れています。理由は、応援ユニットに空きが出来たからです。

スマイレージから手を引いたので、その代わりとして、乃木坂46をチョイスしてみました。
ももいろクローバーZでも、私立恵比寿中学でも、アイドリング!!!でも、ぱすぽ☆でも、よかったのですが、意外と乃木坂46に詳しい人がいなかったし、おもしろそうでしたので。

その前に、スマイレージを辞めた理由を書いておきます。

原因は、5月5日東武百貨店屋上イベントにおける、福田花音の発言です。

その日は、快晴で日差しも強く、ファンは日焼けしてかなり顔が赤くなっていたのですが、それを見た福田花音は、「私に会えて赤くなっているのね」といった内容の発言をしていました。

もう少し正確に言うと、開演5分前にスタンバイ出来ていたのに、実際は、5分遅れの開演でした。遅れた理由はわかりませんが、この状況下でブラックギャグを使うのは、17歳のアイドルとしては、一発レッドです。スマイレージの代わりが乃木坂46では、かなり負担が大きいので、アップアップガールズ(仮)も少し、減らすことにしました。せっきー、ゴメン。

真野恵里菜の卒業

7月21日、真野恵里菜の卒業が発表され、2013年2月23日でハロプロから卒業することが決まりました。

私は、「高コスト・アイドル」と陰口を叩いていたので、このニュースを耳にしてホッとしています。

真野恵里菜が「マノピアノ」でインディーズ・デビューした、2008年6月頃というのは、アイドル界は混とんとしていた時期でした。

すでにデビューしていたAKB48も並みのアイドルでしかなく、誰にでも頂点に立てるチャンスがありました。

真野恵里菜が頂点に立てなかったのは、事務所の売り方(ヲタ相手を優先させた)の問題が大きかったのは事実ですが、やはり真野本人の力不足もあったように思います。

Berryz工房の熊井友理奈ファンとして言わせてもらうと、2008年12月13日、真野恵里菜応援企画として、横浜BLITZに出掛けたお礼が、真野恵里菜からは、まだないのですけど。

空を飛ぶ井上小百合

乃木坂のメンバーの公式ブログは、他のアイドルのブログよりも長文で内容も生々しく、よくある宣伝のためのブログとは違って、自分をアピールする場といった位置づけで、書かれているように思われます。

しかも、放送になった番組の感想が、即、載っていたりして面白い。
選抜メンバーの主力は当然として、中田花奈、若月佑美、井上小百合、深川麻衣あたりまでは、チェック&コメントをしています。

今月(9月)読んだ中では、井上小百合の「小食だって生きてゆける。」が抜群に面白い。

わんこそばの早食い競争でチームのみんなに迷惑をかけてごめんなさい、と謝りながら、かなり居直ったタイトルで、ブログには「どんな辛い仕事だって頑張れます!空だって飛びます!」と書いてありました。

バンジージャンプで空を飛ぶ井上小百合、なんていう企画、「乃木坂って、どこ?」でやらないのか。「週刊AKB」で出来るのだから、「乃木坂って、どこ?」で出来ないことはない。

井上小百合の頭の中にバンジージャンプという発想はないはずなので、期待しておこう。

生田絵梨花が推される理由

乃木坂の推しメンは、1番と16番です。といっても、乃木坂ファンでも急には分からないか。エリカ様とまいまい、といえば、乃木坂ファンならばわかるはずです。一般の人には、生田絵梨花と深川麻衣、とフルネームでないと無理ですね。

話が脇道にそれますが、1番とか16番は、着席する椅子の番号と表向き説明されていますが、私は、席次だと思っています。ですから、特に10番以降のメンバーは頑張らないと次回の選抜入りは危ないのでは、と心配しています。

生田、深川というと、私が足を運んだ、9月4日の「16人のプリンシパル」が問題になります。

生田は、アリス役(メイン役)ではなくて、女王様役(第2位)でしたし、深川は、16人に残れませんでした。

投票だから仕方がない、といえばそれまでですが、初日も2日目も生田はアリス役でしたし、深川は、4日だけ残れず、他の日は16人に入っていた、という事実が分かったので、投票結果の再確認してもらおうと思ったのですが、問い合わせ先がわかりませんでした。まさに、乃木坂46って、どこ?

さて本題です。生駒里奈は最後までアリス役にはつけませんでした。人気がないから、と言ってしまえばそれまでですが、ファンレベルでは、アンチ生駒という空気でもありません。

「豚もおだてりゃ、木に登る」という言葉がありますが、木に登った豚は、幸せだったのでしょうか。
乃木坂ファンの意識として、「生駒里奈は、木に登るべきではない」という点で一致しているようです。

「やはりセンターは、才能ある子に任せるべきだ」、という暗黙の了解が支配しているように思えます。エリカ様は多芸で、しかも線も太いし、ものおじせずに喋れますから、安心して任せられます。唯一の難点は、学業が忙しいこと。

今更いうことでもないですが、ピアノコンクール出場歴のある生田絵梨花、2012年の二科展に入選した若月佑美、乃木坂46って実は、芸術家集団なのかもしれません。
こんなに面白いユニットを見逃す手はない、というのが現在までの感想です。

Photo

2012年9月の参加記録。

9月4日 パルコ劇場「乃木坂46」
9月9日 山野ホール「ハロプロ研修生発表会」昼
9月16日 ハーモニーホール座間 「モーニング娘。コンサート」昼
9月21日 パシフィックヘブン「ハロプロ研修生赤羽橋ハンター」夜
9月27日 サンシャイン劇場「ゲキハロ公演」昼
9月28日 サンシャイン劇場「ゲキハロ公演」昼

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