先月のコラム記事で掲載した「ハロー!プロジェクト 新ユニットオーディション」の募集が7月28日で締め切られました。
おかげさまで、いくつかの検索サイトでは、コラム記事が、各種オフィシャルサイトを上回るカウント数を記録し、オーディションへの関心の高さをあらためて認識した次第です。
今回は、続編として、どんなユニットが誕生するかを大胆に予測してみましょう。
「月刊デ・ビュー」との提携の意味
今、音楽界では、avexが初の本格的キッズユニット「SweetS」をデビューさせるなど、キッズ・ジュニア世代のアーチスト、ファンの獲得に躍起になっています。
一方、ハロプロに関しては、本体のモー娘。、ミニモ二。、ハロプロキッズなどを通じて、すでにキッズ・ジュニア世代の獲得に成功。コンサートでも親子席を設けるなど、この世代の安定した市場を構築するに至っています。
しかし、ジャニーズ系アーチストを見ても明らかなように、更なる安定した市場の確保には、高校生~20代、30代の女性ファンの獲得が欠かせません。
今回「月刊デ・ビュー」(=オリコン)と提携した背景には、応募要綱で謳った15歳以上の世代に、ハロプロへの敷居を低くして、さらに、ユニットのプロモーションをデ・ビュー→オリコンルートで展開することによって、より幅広い世代にアピールしようという思惑があるのかもしれません。
ソニン+あやや+メロン記念日
さて、ハロプロ、および関連事務所所属メンバーの中で最も女性から支持を集めているのは、言うまでもなくソニンです。
「高校教師」で見せた思い切りのいい演技、ソロ活動に入るまでの不本意な経歴さえも隠さず話す姿勢は、中・高生の女の子に「面倒見のいいアネゴ」というキャラを植え付けています。
松浦亜弥(あやや)に関しても、派手なアイドルパフォーマンスの中、プロとしてのひたむきな姿が世間に評価されるにつれ、当初嫌悪感を抱いていたOL層さえも味方につけている状況です。
ユニットではメロン記念日のアダルトな雰囲気が光ります。積極的な女性誌への展開はまだ行なっていませんが、楽曲のクオリティは極めて高く、女性に嫌われないスタンスを保ち続けています。
もし、上記のように、ソニンのアネゴ肌、あややのプロ根性、メロン記念日の落ち着きを兼ね備えたユニットが誕生したなら、かつて「LOVEマシーン」に踊りながらも、今はソッポを向いているような女性層を呼び戻すことができるのでは、と個人的には考えています。
具体的には、平均年齢17歳~18歳、7~8人の比較的多人数の編成で、各自が思い思いのコスチュームで登場するコスプレ色の強いユニットになるでしょう。こうした素材を何人も発掘することは至難の業のようにも思えますが、あややを一発スカウトしたハロプロ・つんく♂氏のこと、きっと我々の期待に応えた娘を発掘してくれると確信しています。
ユニットお披露目はいつ?
ここ1ヶ月で、ハロプロでは、モー娘。さくら組、おとめ組の同時デビュー決定、安倍なつみのモー娘。卒業発表(2004年1月卒業予定)といった大きな動きがありました。
これらの動きが落ち着くのは、コンサートツアーが終了する10月になってからでしょうから、新ユニットのお披露目は、11月1日発売の「月刊デ・ビュー」12月号が有力であると考えられます。
いずれにせよ、新ユニットに関する情報は「デ・ビュー」誌が独占的に告知するのは間違いありませんから、ハロプロファンは、毎月1日は本屋に駆け込んで情報を収集する日々が続くことでしょう。
オーディションは現在、書類審査の真っ只中です。雑誌、メディアなどで上位入賞者の名前が公表されるかどうかはわかりませんが、予選を通過された方々には、なお一層の健闘を祈りたいところです。