「手を握る泥棒の物語」オーディション

本サイトで途中経過を報告してきました、犬童一心 監督、乙一 原作によるブロードバンド映画「手を握る泥棒の物語」（主演：内山理名、忍成修吾）の出演者オーディションの結果が発表となりました。

【グランプリ】竹中夏海さん（19）

審査経過

第一次審査：書類選考
応募総数1,500通の中から審査員が厳選して30名が第二次審査に進んだ。
第二次審査：面接及び演技審査
犬童監督含む審査員が面接と演技審査を行った。30名から10名に絞られた。
第三次審査：一般投票
最後の審査は残った10名がTEPCOひかりコンテンツサイトcasTY内にそれぞれ掲示板を持ち、一般ユーザーが気に入った女の子に投票するというブロードバンドシネマならではの審査が行われた。

【審査員特別賞】 藤原美栄さん（22）

なお、合格した竹中夏海さんによる撮影現場レポートが16日、18日、25日にオフィシャルサイトにて行われますので、どうぞお楽しみに。また、同サイトでは合格発表のシーンも見ることが可能ですのでこの機会にごらんください。

また、この「手を握る泥棒の物語」は2004年2月中旬より　TEPCOひかり コンテンツサイト　casTY（ http://casty.jp/hikarimono/ ）にて配信を開始します(2004/02/17配信開始)。

2次審査取材レポート

本サイトでも募集情報を掲載した、TEPCOひかり、CASTY、角川書店によるブロードバンド映画『手を握る泥棒の物語』のオーディションの面接選考を取材してきました。(2003年10月18日　角川書店)

この『手を握る泥棒の物語』は、原作には今注目の若手作家、乙一(おついち)氏の同名小説(角川スニーカー文庫『さみしさの周波数』に収録)、監督に犬童一心(いぬどういっしん)氏を迎えブロードバンド映画ならではの新しい観客参加型映画制作を実現しています。

監督の犬童一心氏はゆうばり国際ファンタスティック映画祭2000でグランプリを受賞した『金髪の草原』（池脇千鶴、伊勢谷友介主演）で高い評価を得、脚本家としても『大阪物語』『黄泉がえり』等で活躍中です。また、今回の主演の人気アイドル役には内山理名さんが決定しています。

今回のオーディションは主演男優のいとこを演じる助演女優を一般からオーディションで募集、ネット上で一般の方々による投票を経て助演女優を決定します。

一次審査を通過したのは30名。審査会場には監督の犬童一心氏はじめ制作スタッフが審査員席にすわり、5人で1組となって審査が行われました。自己紹介ののち、今回の作品にかける意気込みやオーディションを受けた動機などを話してもらい、台本の一部分を読む演技テストが行われ、最後に審査員による質疑応答がありました。

審査のあと、犬童監督が声をかけほっとした瞬間の参加者たち

私たちが見学させていただいた範囲では、意気込みをPRすることが重要のように見受けられました。というのは、原作をちゃんと読んでいる人は物語にどう自分がからんでいけるのか、ということがアピールしやすくなるからです。「インターネットで検索して応募した」というのも今回のコンテンツの性格から大変重要なアピールポイントでしょう。本サイトを見て応募された方は果たして残ってくれているのでしょうか……。

最終の審査は本人による掲示板の書き込みなども重要な要素になるでしょうし、自己PRのために水着も披露することになっているとのことで、果たして誰が決まるのか楽しみになってきました。

オフィシャルサイトcasTY-TEPCOひかりコンテンツ内のTEPCO印ひかりモノショートフィルム第2弾「手を握る泥棒の物語」にて書類審査、会場審査の様子を見ることができますので、どうぞアクセスください。(撮影・取材：岡田、上木)

「手を握る泥棒の物語」第2次オーディション合格者