本誌記事中ではほとんど省略してしまった大黒摩季に関する音楽論的考察を、Webにて発表します。
当時(95~96年)はオーディションや発表会で大黒摩季の楽曲が非常に多く歌われ、我々スタッフの間では「大黒摩季の曲は不利である」との暗黙のコンセンサスがあったものの、本当にそうなのか、なぜそうなのかをもう一度よく考えてみようということになり、パソコン通信などを通じて議論を重ね、実際にカラオケで大黒摩季の曲を歌い合わせて検討したものを、4ページ分の原稿にまとめました。
大黒摩季をコンテストなどで歌うと、どういう評価をされやすいかについて正面から踏み込んだ内容になったと自負しています。大黒摩季の選曲が有利か不利かについては実際に本誌を入手してご確認ください。見出しは以下のとおりです。
【大黒摩季を選曲する前に】
【大黒摩季の楽曲----音楽論的考察】
【審査する立場からの楽曲評価】
【大黒摩季の曲は難しいか簡単か?】
【大黒摩季の曲で「個性」をどうやって表現すればいいのだろう?】
【大黒摩季を有利に導くポイント】
【最後に】
当時は業界内部で[ヴィジュアル担当]の大黒摩季とヴォーカル担当]の大黒摩季の二人がいるとの噂がまことしやかに流れていまして、それがまた大黒摩季のカリスマ性を高めていたように感じます。そんな中、先入観をできるだけ省いて純粋に音楽論としてとらえようと試みたものを、当時のメモのままここに再現しようというわけです。
95年10月から96年1月にわたって議論を繰り返した中のほんの一部の記録で、当時協力してくださったビーイングに詳しい方が「自分のホームページに掲載したい」といっていただいたものです。
97年8月1日、大黒摩季ファーストライブが行われ、ミュージックステーションで生中継されした。そのライブレポートはスクランブルエッグ7号に掲載されています。
「HYPER選曲講座~大黒摩季音楽論~」とタイトルをつけてみました。本誌記事とともにお楽しみください。