先日インタビュー記事を掲載した、映画「ひぐらしのなく頃に」が公開を迎え、出演キャストによる舞台挨拶が行われました。(2008年5月10日 池袋シネマサンシャイン)
舞台挨拶に登壇したのは前田公輝さん、飛鳥凛さん、松山愛里さん、小野恵令奈さん(AKB48)、あいかさん、竜騎士07さん(原作者)、及川中監督の7人。
盛大な歓声に迎えられ、キャストが登壇し、ひとりずつ挨拶ののち、簡単な質疑応答が行われましたのでその様子をお伝えいたします。
――監督、夕べは眠れなかったそうですが、初日を迎えていかがですか。
及川監督「おはぎを投げつけないでください」(場内笑い)
――原作を映画化することに数々のご苦労があったと思うのですが、振り返ってみてどうでしょう。
及川監督「舞台挨拶で感じられたとおり、とても初々しい新鮮なキャストの彼ら彼女らが本当に頑張ったので、撮影現場でいろいろ話し合いながら作ったので、とにかく多くの方に見ていただけたのが感無量です」
――前田さん、映画初出演にして初出演ということで不安もあったと思うのですが。
前田公輝「初主演だったので結構プレッシャーがあるのかなと感じたんですが、あまりなくて、不安はありましたけど、監督はじめ現場の方が楽しく、不安を取り除いてくれたので、とてものびのびと演技ができました」
――男性1人で女性ばかりの撮影現場でしたけど、楽しくできましたか?
前田公輝「もう1人ぐらい(男性が)いてもいいなと思ったんですけど、フレンドリーな感じで楽しくできました。途中から『早く撮影が終わってゲームがしたいな』と思うようになりました」
――飛鳥さん、しっかり者の役だったんですけど、やってみてどうでしたか?
飛鳥凛「普段の私は、自分で言うのもあれなんですけど、おっとりしててマイペースとよく言われるので、自分がこんなにはきはきした役がしっかりできるんだろうかって不安がいっぱいあったんですけども、現場に行ってやってみると本当にすごく楽しかったので、すごくハイテンションになってできたので、明るくできたんじゃないかと思います」
――松山さん、後半では豹変していったり、二面性を出さなければいけない役柄だったんですけども、大変でした?
松山愛里「私、映画初出演で、竜宮レナちゃんの役をいただいて光栄に思ってるんですけど、最初に原作を見たときに、『レナちゃんかわいい』って思って。素の私はレナちゃんみたいにかわいらしいわけではないのでどうしたらいいんだろうって思って。二面性があるということで、やってみてすごく気持ち良くて、豹変することが難しかったですけど、頑張って撮影にのぞみました」
――小野さんは撮影を振り返って楽しかったですか?
小野恵令奈「はい。えっと、学校で撮影するところがあるんですけど、そのときにクラスメート役のエキストラで長野に住んでる小学生の男の子と女の子がいっぱい来てくれたんですけど、そのときがすごく楽しくて、休憩時間にみんなと遊んだりとか、いい思い出になったかなと思いました」
――あいかさん、とっても神秘的な役柄だったんですけど、演じてみての感想を。
あいか「(今)緊張しすぎてうるうるしちゃったんですけど、役柄としてはあごを動かさずに目で表情を作るように監督さんに言われて、何回かあごを動かしてNGを出してしまったりとかあったんですけど。あとは舞を踊ったりとかしました」
舞台挨拶の雰囲気は観客は熱く、登壇者は緊張といった感じでしたが、結果的に和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。まだ見てない方はこの機会にどうぞ。(撮影・取材 岡田)