2014年6月にAKB48を卒業した大島優子さんの卒業後初の写真集『脱ぎやがれ』(幻冬舎)の発売記念イベントが行われました。(2014年9月24日 東京都新宿区 福家書店新宿サブナード店)
大島優子 1988年10月17日生まれ、栃木県出身 152cm
――どのような写真集になっているでしょうか。
「タイトルどおり、心も体も脱ぎやがれというか、脱いじゃったというような感じで、卒業後初の写真集として、心も体も脱いで全く素の状態の大島優子が詰まっている写真集だと思います。はじめてスペインのイビサ島に行かせていただきまして写真を撮影したんですけども、すごくパワーのある島で、私としてもずっと人に元気とかパワーを与えられる人になっていたいなっていう風に思っていたので、パワーのある場所に行ってパワーヒューマンとしてみなさんに楽しんで見ていただける写真集になっていたらいいなという思いを込めて撮影してました」
――身体も“素”ですか?
「素です。え?どういうことですか?」
――修正加工はないですか?という質問だと思いますけど(笑)。
スタッフ「ありません!」
「身体は正直ですから。ほぼなし?(笑)だと思いますよ。ちゃんとこの日のために絞ってというか、身体を整えて人にお見せするいい状態に持ってきました」
――今は維持できていますか?
「この写真集後にすごく食べすぎちゃって、ちょっと太っちゃったんですけど、今日イベントがあると思って頑張って絞りました。『写真集と違うじゃないか』って言われたら嫌だなと思ってトレーニングしました」
――そんなに簡単に出たりへっこんだりするものなんですか?
「しますね。炭水化物を抜けば戻せます」
――どういうところを見てほしいですか?
「今回は蜷川実花さんに撮ってもらっているというのもありまして色も鮮やかですし、海の色とか、空の色とか建物の色とかもコントラストがはっきりしていて衣装もすごくかわいらしくファッション性があるので、女の子にも手に取っていただいて楽しめたりもしますし、大胆カットもあるので男性でもハラハラドキドキしてもらえるっていうところは、どっちにも楽しんでいただけるんじゃないかなと」
――お気に入りのカットはどれでしょうか。
「えー、選べないですよね。でもこのシリーズは好きです。下着なんです。表紙みたいに服を着ていないというのもまあ大胆ではあるんですけど、やっぱり洋服を着てるんだけど透けてるっていうところがエロいじゃないですか。そこらへんがいいかなと思います」
――写真集はメンバーには見せたりしたんでしょうか。
「後輩が買ってくれていまして、連絡が来ました。小嶋真子ちゃん、武藤十夢ちゃん、中西智代梨ちゃんの3人が『買いました』っていう風に連絡をくれました」
――感想みたいなのは?
「『やばくないですか?』みたい(笑)には言われました」
――楽屋では脱いでたんですもんね。
「そうですね。わりと」
――メンバーのほうが見慣れている?
「そうですね、メンバーのほうが見慣れているけど、それを公衆の場でしたっていうことにびっくりしたんだと思います」
――満足度を点数で表すと何点ぐらいですか?
「有吉さんに3.8って言われたんですよ」
――それは何点満点で?
「わかんないですけど、たぶん5点満点だったと思うから食べログでいうと結構いいところなんで、いいと思ってるんですけど、私としては100%、120%です」
――3.8点のマイナスポイントはどこだったんでしょう。
「それは言われていないですけど、一番いいのは私の顔が見えてないやつ。私じゃなくてもよくないですか?みたいな」
――それでも屋外ですよね。ドキドキしませんでしたか?
「でもヌーディストビーチで、まわりの方も上を脱いでる女性もいたので感化されたというか、あ、すごい勇気があるなと思いまして、それに影響されました」
――この写真集でここまでやると次はどうしちゃうのかなと心配になりますが。
「次はもう出しません」
――あれ、最後ですか?
「最後というか、次はどうしましょうね。なんか全部脱いでいくというのも別に必要なことではないと思うので、今回はたまたま私が卒業もして一皮剥けたというか、心も脱ぎましたという思いで自ら(服を)取ったりしたわけですが、まあ状況によりけりです」
――女優さんとなると必然性があったら脱いだり?
「それは全然構わないです。まあ作品によりけりだとは思いますけど、別に抵抗はないです」
――蜷川さんとのコラボで蜷川さんらしいなと思ったカットはありますか?
「ベッドで一緒に横たわって寝ているカットがあるんですけど、それがやっぱり蜷川さんだからこそ隣に寝そべって撮ってる表情っていうのは蜷川さんだから引き出してもらえたな、そして近くでも嫌じゃないところとか壁が見えない写真になってると思うので、そういうところは蜷川さんとずっとやってきたからでこそという写真だと思います」
――AKB48を卒業して少しは休みが取れてると思うんですが、生活は変わってきましたか?
「生活は全然違いますね。自分の使える時間が増えました」
――よくSNSで旅に出てらっしゃいますけど。
「私、職業・旅人?って思ったときがあったんですけど、たぶん自分の時間を使えるようになりましたし、できなかったことをやってみようっていう風な時間の使い方をしてます」
――何ヵ国ぐらい行かれたんですか?
「国でいうと6ぐらい? 一人でも行ってますし、幼なじみとも行ってますし、友達とも行ってます」
――男性とは?
「男性は幼なじみです。幼なじみが男の子で、女の子が留学してて、その幼なじみと二人で行きました。まあ本当に何もない関係なんですけど(笑)。ご期待に添えなくてすみません」
――卒業とともに恋愛が解禁になったわけですがいかがですか?
「それがなんかないですね。なんかいい人いないかなって探してるんですけど、探しているとダメだよって言われまして、リラックスして待ってたほうがいいよって先輩に言われました」
――じゃあ待ってる状態?
「はい。待ってます。待ってる?(笑)待ってるっておかしいですね」
――どんな人を?
「お父さんみたいな人がいいです。うちのお父さんみたいな人がいいです」
――ロンドンに行くと秋元さんがおっしゃってましたが。
「ミュージカルを見に行きます。秋元さんがずっとロンドンには勉強で行ったほうがいいよ、って言っていたので行かなきゃなって」
――撮影中に手が外れちゃった場面は?
「あったかもしれないですけど、でも残念ながら写真にも映像にも残ってないですね」
――卒業後初めてのファンとの交流イベントですけど。
「うれしいですね。うれしいんですけど、200人でいいのかなって思っちゃって。握手会だと結構1000人以上とかAKBでは交流が多かったので、もっともっと交流の場を増やしたいなとは思ってます」
――それではファンの方へ。
「卒業後初の写真集『脱ぎやがれ』を発売しました。みなさんと交流する機会も減ったりしていますし、AKB48としてではなく一人、大島優子としていろんな姿が詰まっているので、ぜひ新しい第一歩として楽しんで見ていただけたらなって思います。よろしくお願いします」
卒業して少し時間が経ちましたが、変わらずサービス精神もユーモアも健在でした。またお会いしたくなりました。(撮影・取材 岡田)
以下は写真集からの紹介用カットを幻冬舎さんにご提供いただきました。まだご購入でない方は参考にしてください。発売即10万部が売れ、ただいま増刷中だそうです。