AKB48チームKの中心メンバーとして、そして最近では女優としての活躍もめざましい大島優子さんにインタビューしてきました。スペシャルインタビュー[1]の続きです。(2009年2月 太田プロダクション)
大島優子 1988年10月17日 栃木県出身、152cm B77 W55 H78 血液型B型
今後のドラマ・映画、女優としての大島優子
――ほかに告知することは大丈夫ですか?
「映画があと二つあります。『渋谷』と『銀色の雨』が今年公開される予定です」
――NHKドラマにも出るんですって?
「はい。5月から『風に舞いあがるビニールシート』で英語をしゃべる役で苦戦しています」
――台本があるんですよね。
「あるんですけど、まわりの人がしゃべれるんですよ。ソフトバンクのお兄ちゃんの役のダンテ・カーヴァーさんがいるし、クリス・ペプラーさんもいるし、吹石一恵さんも片平なぎささんもとても流暢に話せます」
――英語を勉強するにはすごくいい環境ですね。
「すごく素敵な環境ですね」
――女優・大島優子としての目指す先というのはどういうところだと思います?
「やっぱり『大島優子にこの役をやってもらって良かった』って言われることですかね。『テケテケ』をやらせていただいて、プロデューサーの方に『本当にあなたにやってもらって良かったです』と手紙をいただいて、初めてストレートにそういう言葉をいただいてすっごくうれしくて。役のことで悩みながら苦戦したところもあったんですけど、達成感があって、“任せたら信頼できる”女優さんになりたいなと思いました」
――今までやったことのない役でやってみたい役はあります?
「『星の金貨』のような聴覚障害の役をやってみたいです」
――演技力が必要だからね。
「そうですね。手話も好きだし演技も難しいと思うんですけど、やってみたいです」
――参考にしてる、あるいは目標にしてる女優さんの名前を挙げるとしたら?
「すごくいろんな女優さんがいて、みなさんすごく素敵だなと思うんですけど、事務所の先輩の高島礼子さんは素敵だなと思います。いつかは高島さんんみたいになりたいなぁ」
AKB48チームKの大島優子
――AKB48のことを聞きます。AKB48のことを知って応募しようと思った理由は?
「ラストチャンス!」
――まだ若かったでしょ?
「17歳ぐらいで進路を決める時期で、お仕事も少ししていましたが、自分が目指すものに進んでみようかなと思っていたところでした。AKBがあるのを知って、じゃあ受けてみようと思って」
――最初は栃木から通っていたので大変じゃなかったですか?
「すごく大変でした。学校行っては(東京に)来て、学校行っては来てで大変でした。都内にいる学生の子はできるだけ学校に行ってほしいなと思います。学校に行けば友達に会えるし、友達も私の仕事のことを気にしなくて接してくれたし、仕事に行けば仲間もいるし、本当に恵まれていたので、友達がいたことで頑張れました。学校生活は大切だと思います」
――最初に『青春ガールズ』公演でオリジナル曲をもらえたときにはどうでした?
「一生懸命でした。そのときAとKと比べられていた時期だったので、『青春ガールズ』公演でKの評価が決まるんだってみんなで話していたので、『ガツンとやらなきゃいけないね』ってみんな同じ気持ちで気合が入っていました」
AKB48劇場は“戻る場所”
――チームKはファンの人もそうなんだけど結束が固いということを意識していた時期があったの?
「話し合いをしてました。公演前や公演後に『ここはこうしたほうがいい、ここは違う』って」
――そういうときには誰が進行してるの?
「(秋元)才加かな。私もわりとしてました」
――AKB48のメンバーとしてやってて良かったと思った瞬間はどんなとき?
「うーん。“戻る場所がある“ってことかな。別の仕事が入って劇場でみんなに会えなくて久々に公演があって劇場に戻るとすっごくほっとするんですよ。『居場所はここだ!』みたいに」
――ファンの人も温かく迎えてくれるしね。逆につらかったなと思った時期は?
「体力の問題ですかね。体力がもたなくなると精神的にもだめになるので、そうすると落ちていくので。落ちて落ちてどん底まで行けばパッと上がれるんですけど、その落ちていくときがいちばんつらいですね。2公演の合間にお台場冒険王があったときは夏で、夏バテにもやられてしまい、そのときには(チーム)Aの3rdのアンダーのためにレッスンもしてて、Kの公演もあるし、そのときにはてんてこ舞いでした。死ぬかと思いました(笑)」
――手を抜かずにちゃんとやるタイプだから大変だよね(笑)。
「そうなんですよ。ちゃんとやらないと気が済まないんで」
――AKB48にいて、気がついたら近くにいる仲のいいメンバーは誰ですか?
「野呂佳代ちゃんですかね。あっちゃん(前田敦子さん)も一緒にいますね。あとはナッツミー(松原夏海さん)、(秋元)才加」
――野呂佳代ちゃんの舞台も見させていただいたんですけど、良かったですよ。
「私も2回見ました」
――では最後の質問なんですが、メンバーそれぞれの個性に合ったファンが集まってくるんですけど、優子ちゃんのファンはどんな人が多いの?
「うーん、どんな感じなんだろう」
――握手会の列とかを見てるとなんとなく違いがわかると思うんですけど。
「私のファンはすごくふつうなんですよね。アイドルに会うっていうより友達に会いに来たという感じで。だから私もふつうにしています(笑)」
最後のひとことが彼女の人気を裏づける秘密なのではと思いました。また、写真を撮っているときに15歳ぐらいのときの彼女の面影が今もあって、自然に成長してきていることをうれしく思った次第です。(撮影・取材 岡田)