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モー娘。ファンが見たAKB48~前田敦子から森咲樹まで~

written by 上木憲文

  Last Updated: 2006/02/10
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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2006年1月28日AKB48劇場、1月29日横浜アリーナ「全員集GO!」と2日間で90名近い女の子のステージを見てきました。そこで見つけた気になる子の話です。

アンコールは脅威

17.4歳、16.5歳、と数字だけ並べられてもわかりにくいですが、前者がモーニング娘。、後者がAKB48のメンバーの平均年齢(2006年1月時点)です。

AKB48が1歳若いということは、それだけでもモーニング娘。にとっては十分脅威になります。というわけで、秋葉原までAKB48を見に行ってきました。

プロデューサーが秋元康さんということで、AKB48も「おニャン子クラブ」の延長上に見られていますが、見た限りでは、もう少し時代が遡るように思います。

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の影響を受けて、「おニャン子クラブ」の脂肪分を燃焼させた世界、歌謡曲で言うと、安達明の「女学生」の世界に一番近い気がします。

清楚で可憐な女学生(決して、女子中学生とか女子高校生ではなく)の集団が、ステージ上で歌とダンスのパフォーマンスを繰り広げています。ですから、30代から上の世代にとって、郷愁に誘われること請け合いで、単におニャン子世代がターゲットとみるのは、早計な気がします。

モー娘。ファンにとっては、クロスすることがない異次元の出来事なので、冒頭で触れた年齢差もたいした意味を持たないし、ライバル関係にもならない気がして一安心です。

ただ、脅威に感じたのはアンコールで、メンバーがTシャツとジーンズに着替えて飛び出し、等身大の自分を表現し始めると、弾けた女の子に変身、ハロプロコンサートと何ら変わらない世界に突入していました。

つまり、AKB48は、昭和40年前後と、平成18年という二つの時代を行き交う不思議なユニットのようです。個人的には、アンコールの世界が好きですが……邪道か。

モー娘。ファンは前田敦子

ファンお楽しみのグッズ類は、多くはありません。大行列ができて当たり前、というハロプロ感覚は通用しません。まして、チケット代の5倍がグッズ代に消える、という心配は無用です。

AKB48のファンの中には屈折した人もいて、初めて観にきた人に、「最下層のアイドルユニット」、などと説明していたのには驚かされます。モー娘。ファンはもちろん、デビューしていない、℃-uteのファンでも絶対に口にしない言葉です。

どこかに、2年半で消えた「おニャン子クラブ」へのこだわりというか、不安感(また、2年半で解散になるのではないか)がよぎっているように思えました。

1月22日に篠田麻里子が加入して21名になりましたが、メンバーリストを見ていると、目が釘づけになる名前があります。

私にとって、前田敦子と言ったら、30年近く前、フジテレビ系のオーディション番組、「君こそスターだ!」で6週(7週勝ち抜き方式)までいき、日本テレビ系の「スター誕生!」にも挑戦した、石川県金沢市出身の前田敦子です。素人離れした「想い出まくら」は今でも耳に残っています。

というわけで、AKB48の前田敦子は、名前も気に入っていますし、雰囲気も性格(自分の力を信じている)も驚くほど9年前の福田明日香(モーニング娘。1期生、当時中学1年)に似ています。

顔は豆タヌキ系で覚えやすいし、ユニット内でのポジションも割と高いので、モー娘。ファンは、ここから入るのが正解でしょう。あっちゃん、頑張れ!

Berryz工房の新人候補

℃-uteの世界が騒がしい。有原栞菜(かんな)が、一人抜けたBerryz工房ではなくて、℃-uteに加入するという話は、寝耳に水だったようです。

冷静に判断しても、℃-uteに入れる必然性は全くないのですが、かといってBerryz工房に入れる状況でもなく、最終的には、有原栞菜が℃-uteを選択した、と思っています。

Berryz工房には、久住小春クラスでないと無理な気がしていますが、最近の久住小春にはケバさが目立ちます。化粧のせいとも思えません。キッズに同世代(中学1年)が4人いますので、比較すれば明らかです。

地方から上京してきた子は、一気に弾ける可能性があるので注意が必要なのですが、あれだけ猫かわいがりされれば、化けて当然です。モー娘。も10人になって10ヵ月、タイムラグを考えると、そろそろ増減を考えてもいい時期のような気がします。

横浜アリーナに何をしに行ったのかというと、ハロプロエッグの可愛い子を見に行ってきました。オープニングで出演者がステージ上に並んだとき、最上段の列の右から2番目の子をずっと双眼鏡で見ていました。

森咲樹(1993年10月12日生まれ)というらしい。正式な所属はハロプロエッグの環境ユニット「ともいき・木を植えたい」のメンバー。

典型的な美少女系で、3年前、国民投票したときの道重さゆみ(コラム「6期生・選考の謎」参照)と同じ匂いを感じます。ダンスのときの表情もいいし、腕が長くて振りが目立ち、他人の視線を惹きつける魅力があります。

森咲樹(通称・さっきー)がBerryz工房に入れば、よどんだ空気が一変して、緊張感が生まれるのに、と思いながら見ていました。ルックスは問題ないし、人気も高いし(隠れファンはかなりいます)、ダンスも問題なさそうです。歌唱力、性格は不明ですが。

森咲樹クラスをエッグに置いておく理由はないはずです。℃-uteには、「さっきー」こと中島早貴がいるので、入れるなら「さっきー」がいないBerryz工房です。

問題は、下の世代(現在小学生)が強くなりすぎることで、下から順に、菅谷梨沙子、森咲樹、熊井友理奈となりますが、今でも下が強くてアンバランスと思われているのに、森咲樹が入るとユニットとしての心配が出てきます。

いっそのこと、この3人で美少女ユニットを作ったらどうだろう。反対よりも賛成組の方が、圧倒的に多いと思います。ハロプロコンサート、「全員集GO!」は、森咲樹お披露目コンサート、なんて言っているのは私だけか。

cover 桜の花びらたち
AKS
1,300円(税込)
CD
2006年2月1日
作詞:秋元康、作曲:上杉洋史

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【満足度】 4
【コメント】 4/1 時東あみのライヴに森咲樹ちゃん(エッグ)がゲスト(?)で出てました。松田聖子「制服」をエッグ2人で歌っていて、その1人が森咲樹ちゃんでした。上木さんのコメントどおり歌唱力、ダンスも抜けていました。Berryz工房に入ってたら上位にランクされるでしょう。しかし、Berryz工房は今のほう(7人体制)が安定感があると今回のライヴで感じましたが、いかがでしょうか?
【ペンネーム】(無記名)

■私が東京厚生年金会館の2階最前列で、「にょきにょきチャンピオン」を観ている同時刻に森咲樹ちゃんを中野に出演させるなんて、事務所の嫌がらせとしか思えません。
7人のBerryz工房、何回見てもしっくり来ません。どうしても、3人+4人になってしまうので・・・8人、または10人といった偶数がいいとは思います。もともと、増減ありのユニットとして出発しているのですから。(上木)

【満足度】 1
【コメント】 全くもって的外れなことが書かれて笑えました。
ライブ内容(ワンダ)から考えて今事務所が売り出したいのはキュートであり、ベリーズではないと思います。
本当に必然性がない場合、メンバー紹介だけで、大阪名古屋と連れて行くほどあの事務所はやる気がありません。
どんだけキュートがプッシュされているか、内容を見てお考えを^^v
 
AKB48がモーニングの脅威でないと言う言葉明らかにおかしいですね^^
今のモーニング娘。にどれほどの力があるのでしょうか?それこそ何かのスキャンダル一つでぽっくりいってしまいそうなモーニングですからね。
今のモーニングは2位がいないから1位なだけです。
【ペンネーム】(無記入)

【満足度】 4
【コメント】 Berryz工房にはキャプテン清水「さっきー」がいますね。お忘れでしたか?
【ペンネーム】tucker

■知りませんでした。キャプテンの清水佐紀を「さっきー」なんて呼ぶことを。
そんな呼称、キッズ誕生以来聴いた記憶がありません。
聴いたことのある人、御連絡ください。(上木)