2010年11月24日に日韓同時デビューを果たしたSDN48のデビュー記念インタビューPart2をお届けします。SDN48『GAGAGA』日韓同時デビュー記念インタビュー(1)とともにお楽しみください。(2010年10月 AKB48劇場)
左より野呂佳代、伊藤花菜、梅田悠、大堀恵
――自己紹介を兼ねたチャームポイント紹介をお願いします。
大堀恵「大堀恵です。くちびると声がセクシーです。よろしくお願いします」
梅田悠「梅田悠(はるか)です。ふくらはぎの筋肉と筋の通った鼻がチャームポイントです」
伊藤花菜「スレンダーなフィギュアボディー、二次元に生きる女、かなにゃんこと、伊藤花菜です」
野呂佳代「野呂佳代です。この間、初めてグラビアデビューしました。チャームポイントはお尻にしておいてください」
――『GAGAGA』の見どころ、聞きどころの紹介を4人からお願いします。
大堀恵「ため息まじりの歌い方がAKBにはないSDNならではのセクシーな歌い方なので、ぜひ聞いていただければなと思います」
梅田悠「サビの肘(ひじ)ダンスは子どもさんからお年寄りまで簡単にできる踊りなので、日常にやってほしいなと思います」
伊藤花菜「何回も聞いて、噛めば噛むほど味が出るというか、何度も聞くことで良さがわかってくると思うので、何度も聞いていただけたらと思います」
野呂佳代「いちばん最初のポーズがそれぞれあって、私は女豹的なポーズで、めーたんの女座りとか、ゆかりんのゆかりん座りとか、全体的にみんなセクシーなポーズをしているのが売りです」
伊藤花菜 1987年2月5日生まれ、広島県出身 血液型B型
SDN48の向かう方向
――AKB、SKEの次にできたグループとして、AKBでもないSKEでもない、SDNらしさは『GAGAGA』のどういうところで聞けるんでしょう。
野呂佳代「正直SDNは孤立している感はあるんですよ。色が違うじゃないですか。大人のカラーが出ているということろなのかな」
――SDN48はこれからどこに向かっていこうとしているのかについて、みなさんそれぞれの想いを聞かせてください。
野呂佳代「個人的な考えですけど、SDNは海外志向に持っていきたいから、パフォーマンスのそれぞれの分野で得意な人がいるし、スタイルのとってもいい人もいるので、そういうのを全体的に出しながら海外に真剣に持っていけたらなぁと思います。韓国逆輸出、みたいなことを考えてますね」
伊藤花菜「私はアイドルとちょっと違う方向で、SDN48というジャンルを確立したいと想っていて、女性に受け入れていただけるように、ビジュアル的にも歌もダンスも頑張っていきたいです」
――AKBの握手会やSDNのライブのあとのハイタッチで女性ファンにはどういうところを「いいね」って言ってもらってますか?
伊藤花菜「たとえばAKBさんはどんな感じなんですか?」
――若い子のファンは女の子だと、同世代の子が一生懸命やっていると元気がもらえて自分も頑張ろうっていう気になれるんじゃないかな。
伊藤花菜「AKBさんの握手会に参加したときには、『大堀さんのようになりたい』といったようなあこがれの目でSDNを見ているような気がしています」
梅田悠「同年代や、ちょっと上の年代の人に支持してもらえるようなグループになりたいなと思っていて、この間AKBさんの握手会に参加させてもらって若いな、と思ったんですけど、SDNのいいところは、アイドルじゃできないこともできちゃったりするし、トークもズバズバなんでも範囲が広いので、そういうところで楽しんでもらったりとか、いろんな特技を持ったメンバーを見て、みんなまとめて『大勢いるからいいよね』って思ってもらえるようなグループになりたいです」
大堀恵「『めしべ』(大堀めしべ)の頃に女性のファンがすごく増えたんですけど、そのときって本当に年上の方で『育児に悩んでたんですけど励まされました』とか『勇気をもらいました』という方が多くて、最近の握手会を見ると、本当に中学生、高校生の数がすごく多いのでカリスマ性を持ったグループになれればいいなと思います」
梅田悠 1988年3月15日生まれ、三重県出身、血液型A型
セクシー路線?
――『ボクらの時代』(フジテレビ系)という朝のテレビ番組で秋元康さんが北川悦吏子さん(脚本家)と、紫門ふみさん(漫画家)と出てきて、「(男も女も)セクシーかどうかは小学校のときにもう決まってる」っていう話になって、たとえは、水の飲み方ひとつでセクシーかどうかが出てるって秋元さんが言ってたんですけど、それぞれ自分のことを振り返ったときに思い当たることはありますか?
野呂佳代「私は逆なんですよね。今までずっとセクシーだとか色っぽいとか言われてきたんですけど、AKBに入ってからまったく言われなくなってしまったんですよね。なんでだろう」
――めーたんはAKBに入ってからセクシー路線を磨いていった感じもするんだけど。
大堀恵「私の母親もしゃべり方がこんな感じなんですよ。キャラを確立しなければいけないと思って“セクシー担当”って言ってましたけど、私全然セクシーじゃないし、SDNにはセクシーな子がたくさんいるので、たぶん声で得してるんだと思います」
梅田悠「私は今までセクシーとは無縁でしたね。SDNに出会ってセクシーさを磨かなきゃって思うようになりました」
――それは誰かにセクシーになれって言われるんですか?
梅田悠「言われないですけど、背も低いし、ダンスも大きく動いて元気系なので、それでは大人のグループSDNとしてだめだなと思ったんで、セクシーな部分も磨いていかなきゃなと思うようになりました」
伊藤花菜「私は男性についてセクシーだと思うのは首からフェロモンが出てると思うんですよ。逆に男性から見て女性のセックスアピールはどこなんだろうって考えると、まずフェロモンが出ているのが大切なんだろうなと思ってて。私は行動ががさつなので、しぐさひとつひとつがフェロモンが出ると思うので、そのへんは勉強しなきゃ、ですね」
大堀恵 1983年8月25日生まれ、東京都出身、血液型A型
大堀恵の「受粉計画」今夜は、どうかしらぁ?
新曲のエピソード
――『GAGAGA』の韓国語の歌詞の意味を前回ひとつだけ教えてもらったので、今回も何かひとつ教えていただけますか。
大堀恵「私が調べたのは佳代ちゃんと二人で歌ってる『パジョボリゲッソ』というところがあるんですけど、『まだわからないわ』っていう意味らしいです」
――韓国語の歌詞の意味は自分で調べないといけないんですか?
野呂佳代「そうなんです。一応全部調べました」
梅田悠「一番の長いところが『腰に回して抱き寄せる』みたいな」
野呂佳代「私、韓国語がわかる人がいるごはん屋さんで韓国語を教えてもらおうと思って、『この歌詞ってどういう意味ですか?』って聞いてみたら、ちょうどぐっと抱き寄せて、のところで、『すごく大胆な女ですね』て言われました。韓国の人にとっては刺激が強いのかもしれません」
――あとはファンのみなさんで調べてもらうとして、『エロスのトリガー』と『佐渡へ渡る』についての紹介もお願いしたいんですけど。
野呂佳代「『佐渡へ渡る』はマイケル・ジャクソンみたな曲調です」
――行ったことのない佐渡へ行きたいっていう、ちょっと変わった歌詞ですよね。
野呂佳代「すごい秘話がありますよ。秋元さんがこの曲のデモテープを聞いたときには(仮ガイドが)英語だったんですよ。それが『佐渡へ渡る』って聞こえたので、『佐渡へ渡る』になったそうですよ」
――へぇー。いい話聞いたなぁ。
野呂佳代「ほら、これいい話でしょ?(笑) あと、『トリガー』っていうのは……」
――“引きがね”ですよね?
野呂佳代「そうそう(笑)。エロスのトリガーも自分で引きがねを引くタイミングによって相手の思いが……」
――なんか、歌詞読んでるだけみたいなんだけど(笑)。
梅田悠「トリガーはほかの曲より踊りが激しいです。乱れてるって感じで」
野呂佳代「小学校の運動会みたいにめっちゃ移動しますよ。で、曲の最後は拳銃の形になって終わるんですよ」
――そうなの? 確認してみます。
大堀恵「ちなみに『佐渡へ渡る』の最後も佐渡(佐渡が島)の形ですよ。振りつけも佐渡の形があるんですよ」
野呂佳代 1983年10月28日生まれ、東京都出身、血液型A型
――最後の質問ですが、ファンの方にメッセージをお願いします。
大堀恵「目指すはオリコン1位なので、ファンの方にしっかり応援してもらわなきゃ困っちゃうわって思います」
梅田悠「SDNに入って1年ちょっとが過ぎてメジャーデビューができて、こうして素敵な環境に恵まれて、みなさんにも支えられて本当にこれからだと思うので、これからもSDN48をよろしくお願いします」
伊藤花菜「このキャッチコピー(K-POPを迎え撃つJ-POP誕生)がすごく好きなんですけど、出す時期も年末なので、年末の忘年会とかで盛り上げたりとか、『GAGAGAする?』っていうキャッチコピーが広がればいいなと。GAGAGAの意味の捉え方は人それぞれですが、とにかくたくさんの方に知っていただきたいと思います」
野呂佳代「モーニング娘。の『LOVEマシーン』てすごく売れたじゃないですか。そういうのになったらいいなぁって。日本の人たちがみんなで盛り上がって、私たちも盛り上がって、どこに行ってもカラオケがかかっているというのを、SDNはあこがれとともに親近感もあると思うんですよ。トークの幅が広いということはほかの人の気持ちが分かるということだから、そのへんでは親近感をもらいながらみんなで盛り上げていけるような……日本に打ち勝つ? 日本が沈みすぎてて微妙だし、とりあえずここだけでも盛り上がっちゃおう、みたいな活気のあるグループにしたいです」
掲載が予定より遅れてしまって申し訳ありません。今のSDN48のステージはかなり面白いというのを複数の方が証言しているので、みなさんも抽選が当たったときには一度ご覧になってみてください。(撮影・取材 岡田)