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シングルV「21時までのシンデレラ」に大ハマリ

written by スクエアダンス

  Last Updated: 2005/09/30
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新春と夏の時期に定番行事となりました、ハロー!プロジェクトのメンバーが総出演するコンサート(略してハロコン)ですが、今年(2005年)の夏は、「Hello!Project 2005 夏の歌謡ショー~セレクション!コレクション!~」という公演名で、7月10日の大阪をスタートし、→名古屋→東京と計4日間、全8公演行われました。

cover Hello!Project 2005 夏の歌謡ショー~セレクション!コレクション!~
アップフロントワークス(ハチャマ)
3,990円(税込)
DVD
2005年10月5日発売

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幸いなことに、私は初日(7/10)の大阪・昼公演がGETできました。セットリストを知らないで、ハロコンを見るのは初めてだったのですが、1曲1曲次に何がくるか楽しくて、本当においしい思いをしました。

今回もスクエアダンスなりに、お気に入りを3曲「セレクション!」してみました。こんなピックアップ遊びができるのは、今年(新春)から「シャッフル+カラオケライブ」がハロコンの主流(テーマ)になっているからこそです。

●12.スッペシャル ジェネレーション(亀井絵里、矢島舞美、久住小春、梅田えりか、アヤカ、みうな、三好絵梨香、萩原舞)
亀井・矢島・梅田がこれぐらいやれるのは当たり前。むしろ新メンバー・久住小春が、この曲で歌唱・ダンスともに、ハッとするセンスがいくつも発見できたことがかなりの驚き。まさか今日の収穫が久住だったとは……。キッズファンは久住を過小評価しているから、こうなるんだな。

●16.抱いてよ!PLEASE GO ON(後藤真希、梅田えりか、村上愛、夏焼雅、矢島舞美)
この曲で一気にライブが盛り上がった。矢島のダイナミックなダンスは「切れ」が加わって、ZYX当時を大きく上回っている。村上は、℃-uteが本格化した関係か、かなりスリムになり、往年(!?)のダンスが復活気味。梅さんもミーヤもダンス上達してるよ。

●21.印象派 ルノアールのように(エレジーズ=高橋愛、田中れいな、柴田あゆみ、里田まい)
こちらはカラオケじゃない本当の「2005年シャッフルユニット」。さすがに4人とも生声の歌唱力が高い。なかでも田中のすこし鼻にかかる甘ったるい声が、相当いい。なぜか今回のハロコンは、『モーニング娘。』のメンバーを褒めることが多くなってしまう、不本意だけど。

あれれ、あの新曲が「セレクション!」に入ってないって?? もちろん訳があるのです。

●06. 21時までのシンデレラ(Berryz工房)
菅谷梨沙子が、学校行事のため欠席。キッズのファンなら、何度も経験していることなので、おみくじで「凶」を引いたぐらいのダメージしかないが。蛍光色系の衣装は伸び盛りのBerryz工房らしくてマル。ただ、7人のステージということもあるのか、振りマネのような部分がごちゃごちゃしていて、パッとしなかった。

その後、ハロコン東京公演、テレビの歌番組、新曲発売イベントを見るにつれて「パットしない部分」はかなり解消しましたが、これは菅谷梨沙子が戻って8人バージョンになったことが、大きな理由だと思います。依然として、CD(2005年8月3日発売)で聴くほうが、ライブで見るよりも「はるかに満足」という、アイドルグループらしからぬ楽曲でした。

センセーショナルなPVを見た

そしていつものように、CD発売から2週間遅れで発売されるBerryz工房のシングルVを8月16日に購入しました。

cover シングルV「21時までのシンデレラ」(8thシングル)
Berryz工房
アップフロントワークス(ピッコロタウン)
1,575円(税込)
DVD
2005年8月17日発売

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早速取り出し、Chapter-1から視聴開始。アアア……ァァァ……
素晴らしいというか、すがすがしいというか、
『凄い、凄いわ』と、
ひとり言をかなり長い間、発し続けていました。

これは間違いなく、今年の『MY BEST PV』です(断言)。

MY BESTな理由を考えてみた

では、なぜこれほどまでに、シングルV「21時までのシンデレラ」にハマってしまったのか、いろいろな理由を考えてみました。

以下、かなりこじつけ気味です。
というのも、アイドルでも作品でも「大好きな理由」なんてそんなにうまく表現できるわけではなく、「直感」とか「理由なく好き」だったりしますから……。でも、それではコラムになっていない(苦笑)ので、必死で理由探しをしてみます。

<理由1>「制限された時間」をうまくビジュアルに表現

現在の小中学生は、学校の勉強に加えて、クラブ活動や塾・習い事などで、毎日がとても忙しく、やすらぎがあまりありません。ましてや、Berryz工房のメンバーぐらい売れっ子の芸能人になると、移動時間も睡眠にあてないと体が持たないぐらい多忙な毎日です。そんな彼女達にとっても、今夜の『スッペシャルPARTY』は久しぶりの、めちゃめちゃ楽しい時間。門限(21時)ギリギリまで、パーティー・グッズで騒いじゃいます。PVに写る『アナログ時計』が、「せわしない子供生活」と「楽しい短い4時間」をうまくビジュアルに表現しています。


<理由2>小気味良い「合いの手」が連続性の楽しさを持続

CDでは、歌詞のフレーズどおしの単なる「つなぎ言葉」と思っていた部分が、このPVでは、楽しい振り付けとの組み合わせで、見事に「合いの手」に変わり、次の、そしてその次のフレーズへと連続的にパーティーの楽しさが持続します。具体的には、歌詞の(ヨロシク)の部分と、(デレデレ!!シンデレLOVE)、(LOVE)……の繋がりです。子供タレント好きな私には、ここの8人の振り付けが可愛らしくて、リピートしまくり状態です。

<理由3>21時前になりました、さっさと帰りましょう

私の持論として、「PVには『落ち』が大切」というのが、なぜかあります。『落ち』、つまりラストの結末が「少し笑える」ぐらいがベスト、という変なこだわりを今でも持っています。
私の、歴代のハロプロ系BEST PVは、シングルV「ブギートレイン'03」(歌:藤本美貴)ですが、明確な『落ち』があって、結構笑えるのです。
「21時までのシンデレラ」は、単にパーティー会場から帰るだけですが、『落ち』の度合いは、自分的に許容範囲でOKです。

徳永千奈美の魅力がたっぷり

シングルV「21時までのシンデレラ」、それもあくまでもChapter-1(PV本編)に限って評価しますと、主観的になりますが、徳永千奈美の存在感がとても光ります。

徳永千奈美は、Berryz工房結成後、ご存じのように「2ndグループ」の4人に入ったので、シングルのソロパートは非常に少なくなってしまいました。一時期は本当に8番目の人気(評価)になったこともありました。

しかし、私はすでに「徳永千奈美は上がり目」だと、はっきり感じています。

(1)今年(2005年)の新春のハロプロ『白組』コンサートのライブ(生かDVD)を見た方はご存じですが、「ザ☆ピ~ス」の石川梨華のセリフを担当しています。その他の曲でも大人数の楽曲で、準センターの位置取りが多くみられました。

(2)Berryz工房のDVDマガジンやラジオ番組で、キャプテン清水佐紀と共に、「トーク要員」(=司会)になっていて、とても進行が上手です。

(3)新曲イベントの休憩時間などで、ダジャレに果敢に挑戦する意気込み=サービス精神は、芸能人として高く買えます(笑)。ダジャレ自体はまだまだですが。

(4)今回の新曲「21時までのシンデレラ」で、久々にソロパートをもらいました。2番の歌詞の冒頭(「付き合う」と言うコトバに)の部分です。

以前、本コラム「徳永千奈美の笑顔は最高!!」として紹介した、徳永千奈美の素敵な「笑顔」は、その後Berryz工房に入っても、毎日実践していて、本当に素晴らしい。

その魅力たっぷりの「笑顔」を、シングルV「21時までのシンデレラ」の1番の歌詞(足りないの)で、満喫できますよ。

(最後に追記)
石村舞波が、2005年10月2日の東京厚生年金会館のBerryz工房コンサートを最後に、Berryz工房および、ハロー!プロジェクトを卒業します。私は早くから即戦力だと自信を持った彼女でしたが、意外にも芸能界は「いばらの道」となりました。夜公演では、しっかりと「2005年10月2日21時までのシンデレラ」を応援することにします。

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