今回のコラムは6期生オーディション、正式名称は「モーニング娘。LOVEオーディション2002」の解説なので、6期生に興味のない方はご遠慮ください。
募集要項に関する問題点
私は10月26日付けの読売新聞の募集広告を見ながら書いていますが、気づかなかった人は http://www.tv-tokyo.co.jp/2002/ を参考にしてください。
(1)応募資格が中学1年生から高校3年生までの女性、となっていて同世代のフリーターについては触れられていません。文面からは「学生限定」としか読み取れないので、フリーターの人は確認の問い合わせをしたほうがよいでしょう。
(2)キッズ・オーディションで問題になった、他事務所に所属しているケースについては、まったく触れられていないので、今回は「黙認」と解釈してかまいません。 つまり、BoAとかZONEのMIYUちゃんでもOKみたいです。
(3)写真は1ヶ月以内と指定されているので、夏休みの写真等は不可、というより予備審査として写真審査が行われる可能性が高いので、しっかりしたものを送るべきでしょう。
(4)撮影はデジカムテープを使用となっていて、その後、単にデジタル・ビデオカメラで撮影した物、と指示が変わっていますが、ここは要項どおりデジカムテープで送ったほうがよいでしょう。
新垣あさ美か高橋麻琴か
モー娘。の追加オーディションのなかでは、一番方針がはっきりしているので、対策は立てやすい。
課題曲が新曲の「ここにいるぜぇ!」ではなく、「Do it!Now」になったということは、後藤真希のパートがしっかりと歌えていることが、審査のポイントになるはずです。
どんな人材が欲しいのか、「MUSIX!」のなかで語ったつんく♂さんの言葉からはイメージが伝わってきませんが、前田忠明さんとの会話の中では、それを語っています。
「どのアーチストと比べてもモー娘。が好きだ、と思える子」が第一条件のようです。
ですから、宇多田ヒカルや浜崎あゆみならもっと上手く歌えるとか、「笑顔が見える場所~I WANNA GO~ 」なら上手い、とかいう人は×でしょう。
ひとことでいうと、「モー娘。ジャンキー」が欲しいのです。ダンスなら自信がある「高橋麻琴」では困るし、「市井明日香」ではもっと困るでしょう。
話が横道にそれますが、4期生の中から旧タンポポに入った石川梨華、加護亜依はオーディション上位組でした。ということは新タンポポの紺野あさ美、新垣里沙の評価も高い、ということになりますが……。
目標が、好きなモー娘。が、「高橋愛ちゃん」では落ちる可能性が高いでしょう。もし名前を一人挙げるなら「新垣里沙ちゃん」とすべきです。つんく♂さんの言葉からは、新垣と紺野を9:1でミックスした子が本命のように思えます。つんく♂さんも、さすがに実名を挙げて解説するわけにもいかないでしょうが……最近の新垣あさ美の活躍ぶりは、そのことを証明しているように思います。
筆記試験には要注意
2次審査は面接審査となっていますが、とりあえず、筆記試験の準備もしておいたほうがいいでしょう。「モー娘。ジャンキー」なのか「にわかファン」なのか、選別する必要がありますから。
対策としては最低限、メンバーの名前、「LOVEマシーン」以降の曲目(各ユニットを含めて)程度はキチッと書けること、各ユニットのメンバー、4期生、5期生の名前が公式通り(合格順ではなく)に言えることです。
注意しないといけないのは、コラム「5期生の8月を検証」でも触れたように、4期生、5期生が年齢順になっている点で、公式本「モーニング娘。×つんく♂」もそうなっています。
あと、募集要項では触れられていませんが、恒例の合宿がないとは考えにくいので、可能性の高い12月21日~23日のスケジュールは空けておいたほうがいいでしょう。ついでに合宿対策も……特にお泊りをしたことがない人は気をつけましょう。
100%モー娘。ジャンキーで決めるのか、「モー娘。の身長と6期生問題」で触れたように、身長、あるいは姉妹関係まで踏み込んで判断するのかは不明です。
まあ、裏をかいて、話題作りのために「170cmの高校3年生が合格」、なんてことはないと信じていますが……。
このコラムを読まれた方が6期生に合格されることを期待しています。