本サイトでオンラインコラムを始めてから丸一年が経ちました。始めてしばらくの間はライター陣もコラムのネタが見つからずに苦労していたようですが、今は月に1度のコラムを楽しみにしているようです。今回はオンラインコラムを含めこの一年のサイト訪問者の反響をレポートしていきます。
オンラインコラムの反響
人気ページベスト5をごらんになればおわかりのとおり、オンラインコラムは本サイト内でも大変人気のあるコンテンツです。まもなく2万アクセスを突破する「ハロプロ・キッズオーディション」をはじめとしたハロプロ、モー娘。関係のコラムは常に人気上位になっています。
人気の原因は、アーチストの人気を反映しているというだけではありません。検索サイトのキーワード検索結果で上位に表示されたことによるアクセスが無視できないほど多いのです。このような「検索サイトからのリーチ」は今でも多く、この「検索結果で1ページ目に載る」ことによるアクセスはサイトの新規リピーター獲得には最も大切なことのひとつといえましょう。
ハロプロ関係は幸いなことに、多くのキーワード検索で本サイトのコラムに到達できるようですので、特に例を出すまでもないですが、意外なキーワードで本サイトのコラムに到達した例を紹介しましょう。
「宝満円」――「恋のから騒ぎ」(2001年4月~2002年3月
宝満円は8期生として出演、のちにMVP)オンエア中、「モー娘。5期生・序論」へのアクセスが一時急上昇。宝満円情報はほとんどないため放送終了とともにアクセス数は通常に戻りました。
「第一印象」――コラム「第一印象を変えるには」は、芸能志望の方だけでなく、第一印象を変えたいと願っている方に読んでもらってもいいようにと書きました。
前者は、ユーザにとって本来の目的を果たすことはできませんでしたが、インターネット上でのニーズ(情報を知りたいというニーズ)を知ることができました。芸能を扱っているサイトとしてこのような情報を見逃すわけにいかないので、いろいろな形で対応していけるよう、扱うテーマ、ジャンル、アーチストを柔軟に広げていこうと行動を始めています。
後者は、あるコンピュータ関連会社で「第一印象の重要性」を説明するための会議資料として使いたいという連絡をいただきました。インターネットならではの最もワクワクする体験です。研修・教育のために芸能コラムが使われるとは考えてもみませんでしたが、とてもうれしい反響でした。
ユーザ層をアンケートと広告から知る
「スクランブルエッグon the Web」は紙媒体スクランブルエッグ誌を補佐するために始めたので、私たちはターゲットユーザ層を紙媒体を買ってくださる方と考えてコラムやサイト設計をしていますが、現実は私たちが考えている以上に広いようです。
オンラインコラムの末尾にアンケートがあり、自由に感想をいただき、今後のコラムに反映するようにしていますが、そのアンケートに参加してくださる方は、私たちが考えているよりもはるかに若いことに時に驚かせられます。
モー娘。関連の一連のコラム、そしてハロプロ・キッズオーディションから寄せられるアンケートや質問のなかに「私もモーニング娘。に入りたい」という小中学生の女性からの声があります。インターネットを利用する小中学生の多さに今さらながら驚き、またそういった人たちの切実な声に少しでも応えられるようにと考え、掲載したのが「6期生は新垣あさ美!」です。
また、熱狂的な男性ハロプロファンからは、次回以降のコラムに反映しようがない内容の意見をいただいたりすることがあります。中高生と思われる彼らは、20代後半~30代のアイドルマニアとはまた違った思考パターンを持っているので、できればもう少し詳しく要望などを書いてくださるとコラムがいっそう読みごたえのあるものになると思いますので、今後とも遠慮なくご参加ください。
そして、本サイトで掲載している広告のクリック率から推察すると、もちろん男性の方は多いのですが、子どもを持つ親の方もずいぶん興味を持ってサイトに訪れてくださることもわかりました。
ですから、モー娘。に入りたい子からオーディション情報を熱心に見てくれる20歳前後の女性、アイドルファン、お子さんをタレントにしたい親までユーザ層は幅広くいるようです。また業界関係の方からの注目もされているようで、素材の提供や協力・相談などを受けることもあり、できることならばそれらにも応えられるようにと考えています。
人気コンテンツから見るタレントの期待度
本サイトで定期的にアクセスされる、ハロプロ関連以外の人気コンテンツに関係がある、おすすめ写真集を期待を込めて2点紹介します。
★「国民的美少女 Graphic Document ― 第8回全日本国民的美少女コンテスト 」(ダイヤモンド社、2002年10月、1200円+税)
2002年8月に行われた「第8回全日本国民的美少女コンテスト」の入賞者だけでなく、出場者21人全員が掲載され、いわばオーディションそのものを一冊の写真集としてまとめたもの。オーディションそのものが本になったというのは前代未聞で、日本の芸能市場の変貌を感じるとともに、本誌のようなオーディション誌の存在意義そのものも問われる衝撃的な写真集。オーディションを受けたいと思っている人、審査する側それぞれに今後のためにもぜひ手元に持っておきたい一冊です。
『国民的美少女
Graphic Document』 まるごと美少女BOOK (オスカープロモーションのサイト内の本の紹介)
第8回コンテストでモデル部門賞を獲得した酒井瑛里さんは2003年旭化成水着キャンペーンモデルに決定し、活動を開始したのが最近の大きなニュースです。モデルとしての即戦力はコンテスト本選取材時でも十分アピールできていたので、今後の彼女の活躍に期待したいところです。
プレスリリース
(2003年旭化成水着キャンペーンモデルの決定について) (旭化成のサイト。酒井瑛里さんの水着写真が見られます)
★「もえの神さま」桐村萌絵写真集(竹書房、2002年9月、2400円+税)
本サイト2002年9月Recommended Eggsとしてもおなじみの桐村萌絵ちゃんの2nd写真集。本サイトで紹介した彼女のプロフィールページは2ヵ月半を経過した今でも驚異的なアクセス数を記録しつづけ、国民的美少女コンテストのページと同じく大人気ページとなっています。
2nd写真集の帯に「超新星美少女発見! 12歳Eカップ」と書かれていますが、この写真集はEカップのバストもふんだんに披露されているばかりでなく、アイドル写真集としての完成度も非常に高く、小遣いをはたいてでも買いたくなる一冊です。異性の男性から見て天使と悪魔が同居する「少女」という不思議な世代に突入したばかりの萌絵ちゃんのたくさんの表情がこの写真集に閉じ込められていて、どう成長していくのかが楽しみで仕方ありません。
そんな萌絵ちゃんの最新情報をお届けしましょう。
2003年2nd DVD・VIDEO発売決定。ビデオが2月20日、DVDが3月20日発売決定となりました。撮影は沖縄の小浜島でおこなわれたとのこと。そして、3rd写真集、そして文庫写真集も2003年2月末(予定)に発売されることが決定しています。なんとも楽しみな展開となりました。もちろん推薦アーチストとして今後とも積極的に応援していく予定ですのでお楽しみに。
コンセプトは「サポート」
「スクランブルエッグ」誌を創刊するときに雑誌名のサブタイトルを「Entertainment Eggs Support Magazine」とつけました。将来、活躍するであろう歌手、俳優、タレントの卵たちをジャンルやプロアマ関係なく紹介・応援していくために、情報を伝達するだけではなく、積極的に「サポート」していこうと考えたからです。
創刊時にはインターネットというメディアはなかったに等しいですし、90年代にはアイドルが格好悪いものという認識もあり、レコードメーカーやプロダクションの予算や規模の問題でタレントがのびのびと活動できず、気に入った子を応援しようと思ってもそのメディアも場所も限られていました。
そんななかで「ファンに近い立場で応援するメディア」としてスタートし、芸能界にどのぐらい新風を巻き起こすことができるのかを挑戦しつづけ、結果として「発掘」というオマケがつき、インターネットというメディアの登場で本誌サイトも多くの方に認知されるようになりました。
オーディション情報、スクール情報、アーチスト情報など、本サイトが取り扱うテーマは様々ですが、基本コンセプトはやはり「サポート」だと考えています。メディアや予算の大きさに関係なく良いもの、これから期待したいことを世の中に紹介・応援していく路線は続けていきたいと考えています。そして今以上に発掘・応援の側面で関係者やファン、インターネットユーザの期待に応えられるようになっていきたいので今後ともどうぞよろしく。