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オーディション一次審査突破大作戦~写真編

written by 岡田隆志

  Last Updated: 2018/05/02
Released: 2003/09/05
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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このコラムは2003年に初めて書かれたものですが、今でも数多く読まれているため、時代の変化に合わせて2010年代後半に読んでも理解でき、通用する項目に絞り込んで書き直したものです。

前回の「履歴書編」に続き、今回はオーディションの一次審査を突破するための「写真編」です。また本コラムは基本的には女性を対象としていますが、男性の方も共通する部分が多々あると思いますので、参考になる部分はご活用ください。

絶対NGな応募写真

オーディションに不慣れな方へ、一般常識としてダメな写真例を理由とともに挙げることにします。

× ビンボケ 顔がわからないんじゃどうしようもない
× プリクラ 遊びで応募してるの?
× 他の人と2ショット どっちがあなたなの? 写真を切っても○をつけてもNG
× 手を伸ばして自分で撮ったもの あなたを応援してくれる人は一人もいないの?
× 全身が小さく写っているもの いくら全身が写っているからってねぇ

このあたりは説明する必要はないと思うのですが、こういうのを送ってくる人が実際にいるんです。あなたは大丈夫でしょうね!?

「オーディションに応募する姿勢」としての基本は守ってください。審査する側は真剣です。ふざけた応募と思われるものはその時点で落ちてしまいます。

こういう写真も落ちやすい

初歩的NGはクリアしているからといって安心してはいけません。次のような写真もできるだけ避けるべきです。

×目がはっきり写っていない写真

オーディションの主催者はアーチスト写真が見たいのではなく、素材としてのあなたが見たいのです。特に目はいちばん重要なポイントとなりますので、目線がカメラを向いていないものや、髪で目が隠れているものはNGです。ちなみにここで触れますが、すましたような表情はやめたほうがいいです。基本は笑顔です。「目は口ほどにものを言う」と昔から言いますが、笑っている目、輝いている目が大切です。

×カラーコピー

カラーコピーは、印画紙と比べて表現力が数段落ちるだけでなく、主催者に対して失礼にあたります。ほかのオーディションにもコピーしたものを送っていると受け取られますから、いくら素材が良くても台なしです。

×ピースサイン

スナップ写真や、友達と撮りあう感覚でピースサインで撮ったものを送ってこられる場合もありますが、オーディションの応募写真でピースサインは基本的にNGです。かわいくて笑った表情が撮れることもありますが、遊び感覚と受け止められるし、ピースしている手で顔が隠れてしまっては、せっかくいい表情をしていても審査できないからです。

×暗い室内で撮った写真

これが結構多いんです。ストロボをたいて明るく撮っても部屋は狭いですから、構図も限られますし、生活臭が写真の後ろに漂うのはなんとも落ち着きません。芸能は夢を売る仕事ですから、応募写真ぐらい明るい屋外で撮るようにしてください。

×背景がごちゃごちゃしている写真

室内はやめて天気のいい日を選んで屋外で撮ることに気づきました。でも家の前で撮る人、かなり多いです。家の前や道路で撮ると、背景に自転車やドアや車が入ってきてしまってこれも落ち着きがないのです。あなたを見たいのに、後ろの背景に写っているものが気になってしまったら嫌でしょ?

×アプリなどで加工した写真

写真加工アプリを使って「盛れた」写真を送ってこられる方がいます。書類審査はひょっとしたら通るかもしれませんが、面接になって、「写真と違う」となって、次の審査でかえって落ちやすくなります。主催者は何を見たいのかをよく考えてください。「ありのままのあなた」を見たいのです。せいぜい肌の調子を整える程度にしてください。

×濃いメイク

ギャル系?の方はどうしても目元に濃いメイクをしがちですが、売りだしたい側は、濃いメイクをされると「素材」としてのあなたの良さがわからないのです。オーディションの種類によっては有効の場合もありますが、アイドル系は難しいと思ってください。基本は薄いメイクです。

応募数が多くなればなるほど一次合格のボーダーラインが高くなりますから、上記に挙げたような写真は避けたほうがいいでしょう。

応募者がどこまで真剣なのかというのが、履歴書だけでなく、応募写真にもはっきりあらわれることを肝に銘じてください。

素人でも応募写真がきれいに撮れるテクニック

NGなもの、落ちやすいものを避け、低予算でオーディションの応募写真を撮る方法を考えていきましょう。何度も読んで自分の身につけてください。

[ポイント1]天気のいい日に公園で昼間に撮影しましょう

公園ならば構図も自由にできますし、背景に自然な風景を入れることでごちゃつきがなくなります。日差しが強い正午~午後2時ぐらいは避けて、薄曇りの日だったりするとベストです。

天気のいい公園で撮れるのならとりあえずカメラはどんなのでもいいです。できればストロボ(フラッシュ)付きのカメラがいいでしょう。薄曇りにストロボを焚いて撮ると顔の影がなくなって美しく撮ることができます。

[ポイント2]撮影の前に構図を決めましょう

写真を撮ってくれる人はおそらく家族か親戚、友人ということになると思いますが、それで十分です。撮る側も撮られる側もプロじゃないのですから、じっくり時間をかけて構図やポーズを変えながら何枚も撮ってください。撮るほうも撮られるほうも数をこなしていくうちに上手になってきます。

昔と違って今はデジタルカメラで何度も撮りなおしできますから、表情を作る前に、どんな構図で撮るか試し撮りを何度もしましょう。

服の色を見ながらどんな背景の色がいいかをまず考えて撮影場所を決めます。明るめのはっきりとした色の服ならば、コンクリートの壁でも、川辺、公園の緑などを背景にします。白や淡色の無地ならば、花などのアクセントカラーが背景に少し写るようにしてください。

灰色、黒、モノトーンの服でオーディション用の応募写真を撮るのは難しいのであまりおすすめしません。顔が暗く見えてしまいがちですし、華やかさがなくなりますし、次に挙げる体のラインがわかりづらく写ってしまうからです。

[ポイント3]体のラインがはっきりわかる服でナチュラルメイク

オーディションの応募写真の基本は「体のラインがはっきりわかるもの」です。太っているのをごまかしたいと思って体のラインがわからないものを着るとかえってマイナスです。本当に太っているならすでにバレバレですし、自分で気にしているだけなら、せっかくのチャンスを自分でなくしているようなものです。

季節にもよりますが、オフショルダー、ノースリーブ、短めのスカート、ショートパンツが好まれるのははっきりとしています。肌を見せられるというのはある意味、自分に自信があることの証(あかし)でもあるので、応募写真は積極的になるべきだと思います。

あとは年相応のさわやかさが伝わるコーディネートを心がけてください。

メイクに関しても基本はナチュラルメイクです。濃いメイクは素顔がわかりません。ディファイン、カラコン類も好まれません。アイドルやモデル系のオーディションの審査員は「素」が見たいことが多いからです。逆に歌のオーディションに関しては当たり前ですが、写真よりも音源を重視します。

[ポイント4]全身と上半身は別テイクで

応募写真に全身と上半身、もしくはバストアップの2枚の写真が必要な場合、面倒でも別の服で撮ったものを選びましょう。おそらくほかの応募者は同じ服で撮っているからです。なぜ、別の服で写真を撮ったほうがいいのでしょうか。

「違う服で撮れば2つの印象を与えることができる」

からです。同じ日に違う服で全身と上半身を別のシチュエーションで撮れば、メイクのコンディションは同じのまま、別の印象を審査員に植え付けることができます。気合が入っていると思われる、いろんな自分を見てもらいたいという意気込みも伝わるわけで、こんないいことはありません。これはどこにも書いていない超おすすめ上級テクニックです。

2コーディネートを用意できなければ小道具を使ってください。肩にかけるちょっとしたものでも、シンプルで少し大きめなアクセサリーでも構いません。

[ポイント5]ポーズと表情は雑誌を見て研究しましょう

ポーズや表情は上級テクニックになるので本コラムでは触れませんが、あなたなりに美しくかわいく撮られるポーズと表情は雑誌などを見て研究するようにしましょう。

どんなものでもいいですが、目線がきているもので、テレビ雑誌、ファッション誌、週刊誌などを自分の好みとは関係なく見ておくといいと思います。

立ち方も仁王立ちでないほうがいいし、顔の角度も真正面でなく、少し横から少し傾けたほうがいいですし、カメラに向ける目線の方向もいろいろあります。

[ポイント2]で決めた構図と、事前に雑誌やWeb上の画像などを見て研究した表情で撮りましょう。撮られ慣れていない人は、良い表情を長い時間維持できないので、最初のほうに撮った表情のほうが出来が良いです。なにもこれは素人に限ったことではありません。

撮影テストを十分にしてから、本番の撮影は短く、決め構図、決めポーズ、決めの表情で撮ってください。

[ポイント6]カメラはポートレートで

カメラは一眼レフ、ミラーレスカメラ、スマートフォンカメラのどれでも構いません。ただし、ズーム機能には注意です。カメラには光学ズームとデジタルズームがあります。一眼レフカメラは望遠レンズを付け替えて撮影しますが、スマホのカメラはデジタルズームなので、望遠で撮ると画質が落ちてしまいます。スマートフォンで撮るときには極力ズームは避けるようにしましょう。

カメラには写真を撮るモードで「風景」「スポーツ」「クローズアップ」などがありますが、「ポートレート」のモードで撮ってください。背景がきれいにぼけてくれます。

最近のiPhone X(7Plus、8Plus)のポートレートモードはプロが撮った写真のように撮れ、現役アイドルも好んで使っていますから、もし知り合いにiPhone Xを持っている方がいるのなら、その仕上がり具合を確認してみて良ければ、撮ってもらってください。

[ポイント7]写真のセレクトとプリント

写真を撮ったらセレクトするわけですが、表情を優先して選んでください。ちょっとした違いに迷うかと思いますが、最後までセレクトした数枚は、少し違うようでも審査員から見たら同じに見えます。自分以外の人の感想を聞いて選んだほうが良いです。

オーディションによって写真はデータか印刷かどちらで提出になるかはわからないので、失敗しないためには、構図は人物が中央にしましょう。印刷時に縦方向か横方向のどちらかをカットせざるを得ないので、上下左右に少し余裕を持って(余白を作って)撮りましょう。

何度もチャレンジする

今回書いたテクニックを使っていい写真が撮れたとします。オーディション用に使えるものはあらかじめ何枚も焼き増ししておきましょう。写真はできれば2~3ヵ月に一度撮り直したほうがいいです。特に若い人は顔や体つきがすぐに変わるので親御さんは成長記録のつもりでいいですから撮影につきあってあげてください。撮られる側のあなたは撮られれば撮られるほど、きれいに撮られる技術が向上します。

手元にあるパソコンのプリンタで手間をかけて印刷するよりは、結果的に安くて楽なデジカメプリントサービスを利用してプリントしましょう。

応募書類のまとめ方

応募書類のまとめ方についてのポイントを箇条書きにしてまとめました。

  • 主催者が何を求めているかにあわせて志望動機と自己PRをアレンジする
  • 写真はできるだけ天気のよい日に屋外で撮ったものを(素人でもきれいに撮れます)
  • 写真の裏には名前を書く(主催者のもとにはたくさんの写真が集まります。行方不明になってもいいように名前を書いてください)
  • 写真が余裕を持って入れられる封筒に入れる(写真を出すまでに手間がかかる幅が狭くて細い封筒は×です)
  • 応募方法をよく読む(守ってない応募は無視されても文句は言えません)

一次がなかなか通らない、いい結果が出ないという方は、きっと何か原因があります。まずは簡単にあきらめずに何度か試すこと、それでもだめなら別のアプローチがいろいろありますが、それはまた別の機会で触れることにしましょう。

前回の履歴書編と今回の写真編で一次審査の突破率はかなり上がるはずです。本記事を実践されて一次を通過したと何人かからご報告をいただけるようになったら、次は2次審査以降の、ビデオ、面接、公開審査などについての対策を書いてみたいと考えています。

画像のファイルサイズや形式に注意

Web応募が可能になった今、データ添付による写真応募は、思ったよりも大変なハードルがあるかもしれません。

添付する写真のファイルサイズに制限がある場合、写真をスマホで撮った場合、ファイルサイズを確認するのが簡単ではありません。その方法がわかる人を見つけてたずねるか、インターネットで調べるようにしてください。

新しいiPhone(iOS11)をお使いのあなたは写真データの形式が出荷状態のままで撮影すると、HEIFフォーマットで保存されますので、主催者のパソコンで開けない場合もあります。場合によってはカメラのフォーマットを「高効率」から「互換性優先」にしなければならないかもしれません。

あまり気にする必要もないかもしれないですが、「確実なエントリー」を望む場合は、Web応募ではなく、応募用紙に手書きして写真もプリントして応募したほうが良いでしょう。そのほうが「手間」がかかるわけで、その努力を(残すか落ちるかのボーダーで)少しは認めてくれて残してくれる可能性が高まるからです。

ちなみにWebでの応募、応募用紙での応募が集まったとき、オーディション事務局はどうやって審査員に一次審査の合否を決めるか想像してみてください。クラウド上のデータを元にパソコンやタブレットで審査するにはセキュリティ上のリスクが伴います。おそらくWeb応募全員分を紙に印刷し、紙での応募では用紙と写真をコピーすることになるでしょう。

写真の品質としてはWebのほうが有利ですが、上記のデータにまつわるリスクが伴い、添付した写真がどういう縦横比でプリントされるかわからないのです。一方、プリントサービスを使って応募されたデータはカラーコピーされていくと劣化してしまいます。

悩ましいところですが、今は写真が白黒でコピーされることはありえないので、写真と書類をセットにしてカラーコピーされて資料になることを想定すると、自己PR部分を手書きで色つきで書いておいたほうが、審査員の目につく可能性が高いのではないかと考えています。

長々と述べましたが、履歴書編と写真編を何度も読み返して一次審査を通るようにしてください。健闘をお祈りします。

本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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【満足度】5
【コメント】はじめまして!
私は将来舞台女優を目指している大学生です。そして来年オーディションを受けようと思い立ち、このサイトを発見できて、非常に心強く思ってます!

そこで質問なんですが、そのオーディションというのが、冬にあるんです。もちろん応募写真の提出も冬です。しかし、応募写真のベストな服装は夏や春の肌を出した服、ということで、私自身も自分をアピールするのには夏服でいきたいのですが、やはり冬服の方がいいのでしょうか?
ちなみに募集要項では、『自分の魅力が出ている写真』とありました。
もしくは全身とアップ、どちらかが夏、どちらかが冬、がいいのでしょうか?

【ペンネーム】なな

■冬の応募なら夏服じゃなくて春服や秋服がいいと思います。夏服だと夏に撮ったものだと思われてしまうと損をしてしまうので。

舞台女優のオーディションとなると、写真の出来はそんなに気にしなくてもいいかもしれません。できればスタジオで撮ってもらったほうがいいでしょう。そうすればあなたの魅力をカメラマンの人が引き出してくれるでしょう。

いろんな表情の写真を撮ってもらってください。撮ってもらった写真のなかから自分だけで選ぶのではなく、自分のことをよく知っている人に意見を聞いて選んでもらうと、自分の知らない“魅力”を発見できますよ。

舞台系オーディションは写真の良しあしよりも、心構えや身体と精神の瞬発力・持久力が審査が進んでいくうちに試されるはずなので、そのあたりも今のうちに鍛えておいたほうがいいと思います。もちろん写真も今のうちからいろいろ撮られ慣れておくと応募するときにいい写真が撮れるかも。頑張ってください。(岡田)

【満足度】5
【コメント】はじめまして!!こんにちわ。
私は将来女優さんを目指している高校2年の千亜姫です。
今までいろんなオーディションを受けてきましたが、2次で落ちてしまったりと、ぜんぜん後半まで残ることが出来なくて悩んでいました。
やっぱり私には才能がないのかなと思ってマイナスにしか考えられない時もあったのですが、大好きなドラマを見る度に私も演技をしたい!!女優さんになりたい!!と思うんです。
だからオーディションに落ちた時はすごく沈んでしまうのですが、また女優さんになりたい!!!!という気持ちが湧いてくるのでこの夢を諦めたくないんです。将来絶対女優さんになりたいんです。
このオーディションのヒケツをみてすごく参考になりました。これからまた大きなオーディションが開催されるのでそのオーディションに向けて、今回はこのヒケツを参考にしてみたいと思っています!
そこで質問があるんですが、履歴書はアルバイトの時に出すような用紙でもいいんでしょうか?教えて下さい。それと写真が選べなくて迷っているんです。3枚くらい出すところなんですが、その募集枚数より多めに5、6枚出すのはあまりよくないでしょうか?やっぱり募集枚数の3枚の方がいいのでしょうか?お忙しいところ申し訳ありません。どうかアドバイスをよろしくお願い申し上げます。

【ペンネーム】千亜姫☆

■このコラムが参考になっていれば幸いです。
履歴書はオーディション雑誌についているものがいいです。
写真は3枚ということなら、全身、バストアップ、顔アップの3枚がいいと思います。何枚も出すよりは3枚で「会ってみたい」と審査員に思わせる写真を選んでくださいね。
自分で限界を作らないように頑張ってください。(岡田)

【満足度】5
【コメント】私は、小学5年生の奈々と言います。
私は、以前に一度、読者モデルオーディションに応募しましたが、予選落ちでした。
今、私は女優になる夢を持っています。それに、声優なのですが、映画のオーディションにも出ようと思ってます。そんな私は、ある日、この記事をみつけました。久しぶりにこの記事を見つけ、さっそく使おうと思っています。ありがとうございました。

【ペンネーム】奈々

■小5ということなので、あんまりあせりすぎないでくださいね。ただし、人生における勝負のチャンスはたぶんそんなにあるわけではないので、その時期を見逃すことのないようにしてください。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】初めまして。怜と申します。
このサイトは、写真の撮り方から履歴書の書き方まで詳しく書いてあり、とてもタメになりました。

私は小学校3年生の頃に舞台にオーディションを受けたことがあるんです。
友達に誘われたのですが、あまりノリ気じゃなく・・・・。
そして落ちてしまいました。
その時は別にいいや、と思っていたのですが、今考えればどうして一生懸命取り組まなかったんだろうと後悔しています。

そして中学生になり女優さんに憧れました。
私は何になりたいのか、考えて考えて考えた結果が女優さんだったのです。
いろいろ調べて、写真も撮ったのですが履歴書には親の許可(18歳未満)が必要で親に言おうと思っているのですが、少し恥ずかしいという気持ちがあるんです。
もちろんそんなんじゃ駄目なのは分かっているんですが、少し前に勇気を出して母にオーディションのことを言ったら
「あんた昔落ちたじゃない。無理よ」と笑って相手にしてくれません。
その時は惨めな気持ちになり黙ってしまいました。

そして今回も言おうと頑張ってるのですが、また言われるんじゃないのかと不安なんです。許可は祖母では駄目なのでしょうか?
教えてください。長々とすみませんでした(汗)

【ペンネーム】怜

■おばあさまでも大丈夫だとは思いますが、いずれはおかあさまにも理解してもらい、協力してもらう必要があります。オーディションに落ちることはこれからも何度かあることでしょう。それで女優の夢をあきらめるんですか? あきらめられないで何度もチャレンジするつもりがあるのでしたら、おかあさまに何を言われようとみじめな気持ちになっている時間が無駄です。あなたがどれだけ本気かをオーディションのつもりでおかあさまに説得できるようにしてください。説得できるような熱意があれば、オーディションに受かるチャンスが必ず増えることでしょう。気長に頑張ってください。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】 初めまして。
中学一年生の夏紀と申します。
私は自分を変えたくて、俳優になりたいと思いました。
友達に協力してもらって写真を撮ってもらった時、一本(27枚)を使い切りましたが中々良い写真が取れなくて・・・・。目が一重だったり、私は写真うつりが悪いのでずっと悩んでいました。そんな時、こちらのサイトの話を読ませていただきました。
写真の取り方を細かく書いていて、とてもためになる内容ばかりでした。本当にありがとうございます!

自分に自信を持って、もう一度友達に協力してもらって応募してみたいと思います。

【ペンネーム】夏紀

■中学生のときは外見も顔も変わりやすいので、ひんぱんに撮ることで写真を撮られ慣れるといいと思います。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】 初めまして、私は今年で高校を卒業する市子と申します。

本気でやりたい事が中々見つからない中、声優に興味を持ち始めたのがキッカケで、今回別のプロダクションに応募しようとしていた所こちらの話を読ませていただきました。

私は声優という仕事の詳細がわからなかったのですが、内容を読んでいく内にやりたくて堪らなくなってきました。
元々、演技や音楽、ダンスが大好きで、人の注目を浴びるのも好きなので、応募して道が開けるのなら頑張ってみたいと思います(応募動機が多少不純ですが)

まだ、興味を持ち始めたばかりの私ですが、いつか皆に知れ渡るような凄い声優を目指したいと思います。

【ペンネーム】 市子

■声優になるのに写真編は必要ないかもしれませんが、ほかのコラムも参考にして、刺激になっていれば幸いです。(岡田)

【満足度】 4
【コメント】 はじめましてッ!
私はどうやって写真を撮ればいいんだろう....とずっと悩んでいたんですが、これを読ましていただき、すっごくすっきりしました!!! そこでまた新たに気になってることがでてきました。それは『写真を撮るときどのような髪型にすればよいのか』ということです。やはり横の髪は耳にかけたほうがよいのでしょうか???教えて下さい。
【ペンネーム】 ここ

■感想ありがとうございます。“ここ”さんが女性だと仮定してお返事させていただきます。まず一番大切なことはコラムの本文でも触れたとおり、「髪の毛が目にかからないこと」です。これは絶対大切なことです。次に、事務所やプロデューサーの人は顔の形が見たいことが多いので、あごとかエラのところやおでこも本当なら見たいと思っています。もしモデルやグラビアの仕事もしたいのでしたらそういう配慮もする必要がありますね。アップにしてもいいし、ふつうに下ろしてもいいですし、耳を出してもいいでしょう。

でも、大切なのはあなたの“瞳”や“笑顔”が輝いているかです。撮るほうも撮られるほうも不慣れな人が写真でそれを表現するのは大変難しいのですが、それもタレントになるためのレッスンだと思って楽しく写真を撮るようにしましょう。何より写真を撮られるのが大好きになることがいちばんの上達の道です。瞳が輝いた笑顔が出ていれば書類審査の段階では髪型についてはあまり気にしなくてもいいと思います。ただ、髪が多くて“重い”感じに写りがちな人は髪をアップにしたほうが印象は良くなります。頑張ってください。(岡田)

【満足度】5
【コメント】こんにちは、笑顔です。
いろいろなアドバイスありがとうございました! そのトキ履歴書を送ったプロダクションは3つありました、1つは郵送で不合格、もう一つは応募資格の歳が20歳まででしたので必然的に不合格でした…。
最後の1つは電話と郵送で合格通知とのことでした、うれしかったです。1次は通りました!それで、2次面接がありましたので東京の方で受けてきました。
2次面接内容は、自己紹介・自己PR・軽い実技・質疑応答でした、初めての経験でしたのでドキドキしましたぁ。
でも、岡田様から事前に2次面接での対応を聞いていたのでがんばって自分を出し切ることに専念して最後まで受けきりました。そして後日、なんと、2次面接合格の電話が来ました!本当にうれしかったです。

また近いうち東京に行って、これからの方向性や仕事内容の打ち合わせが担当の方とあるとのことなのですが、自分は田舎物の考えがありまして、そのプロダクション様のことを信じていいものなのか悩んでます。2次ではいろんな人が受けに来ていました、合格枠があるわけではないので何人受かったかはわかりません。でも、何度も受けてる人や、専門の劇団や、学校を卒業してる人、凄いかっこいい人…イロイロいました。自分も面接では自信がありましたがどこかでは俺なんかが受かるはずない!と思っていたものですから…。

こちらに書いてあります、「オーディションに応募する方へ」を参考に見てみましたら信頼性はあるのですが、不安なのです。話し合いや打ち合わせのトキはどのように信頼性を見極めればよいのでしょうか? 教えていただきたいです。
【ペンネーム】 笑顔

■まずは2次の合格おめでとうございます。自分を出し切れたのがまず良かったですよね。

信頼性についてですが、単純にあなたのお金が目的なのか、そうでないのかの一点に絞るのがいいと思います。

ほとんどのプロダクションはあなたのお金が目的ではなく、あなたが芸能界で働いてもらうことによって、生計を立てています。ですので、所属タレントに気持ちよく仕事してもらうこと、そして所属タレントの価値を高く買ってくれるスポンサーやクライアント、業界関係者を見つけることに必死になってくれます。

まずは1歩を踏み出してみましょう。そして、打ち合わせのときに「まだ不安である」とはっきりと告げ、先方の対応を見てみるのも良いでしょう。そのときに会社の方針をきちんと説明してくれたらある程度信頼してもいいでしょう。ただ、新人のうちはそう簡単に仕事が見つかるわけでもないですから、場合によっては宣材の費用は多少自分で払わなければいけない場合もあります(岡田)。

【満足度】4
【コメント】 はじめまして。
TVタレント・俳優を目指している25歳の男です。履歴書の書き方から、写真の撮り方までいろいろ書いてあり 凄く為になる内容ばかりでした。胸が痛いです!
このサイトをもっと早くに知っておけばよかったのですが、なにも知らないでプロダクション様に履歴書を送りました、ですがあとで履歴書の書き方・写真の撮り方をこのサイトで知り「失敗したな」と言うことがたくさんありました・・・。
そこで質問なのですが1ヶ月前に履歴書など送ったプロダクション様に再度、ここで学んだ通りに履歴書・写真を送っても大丈夫なのでしょうか? このプロダクション様に在籍中の女優・俳優さんがいるので、どうしてもその方々の背中を見て夢を与えられるタレント・俳優になりたいのです。
やはり、同じプロダクション様で1度1次で落ちた(たぶん落ちたと思います)人の履歴書は2度目にしっかり書いてもだめなのでしょうか??教えていただきたいです。
【ペンネーム】 笑顔

■難しい質問ですね。そのプロダクションの規模にもよりますが、一度落ちたのでしたら3ヵ月ぐらい間をあけたほうがいいような気がします。すぐに送り直す場合ですと、以前送った資料と比較されますから比較されてもいいように書いたほうがいいでしょう。つまり、(1)以前送った資料では自分をうまく伝えきることができなかった気がしたので書き直したことを伝える (2)なぜこのプロダクションでないと自分はいけないのかをもう一度ていねいに心を込めて書く (3)プロダクションサイドから見てあなたを採用すると、どういういいことがあるのか、についてうまく履歴書のなかにまとめる必要があります。

3ヵ月ぐらい間をあければ担当者も変わる可能性もありますし、写真の印象も3ヵ月間で変わることは不自然ではありませんから、以前応募したことをわざわざ記す必要はなく、資料を見る人が初めて見ることを前提に用意すればいいと思います。ですから3ヵ月ほど空けたほうがいいような気がします。

それよりも、同じ実力・将来性だったら若い人を採る傾向にありますので、あなたの年齢で何ができるのか、何を伝えられるのか、といったことを2次面接のときにかなり質問されると思いますので、その先のことも準備しておく必要がありそうです。がんばってください。(岡田)

【満足度】 4
【コメント】初めましてこんにちは。
私は中学3年生で、女優を目指す女です。

モデルオーディションを二度受け、二つとも落ちてしまい、更にそこからある女優さんと俳優さんに憧れてオーディションを受けてみて、合格通知がきたのですが誰でも受かる、実はデビューまでに10年はかかる、というような広告がバンバンしてあるオーディションだったことがわかって、お金も異常なほど高かったのであきらめました。

私はオーディションを本気で考えており応募するのにも母親など反対も多少ありました。
お金の件や、本当に受かったらそこから何をしたいのか。どうしたいのか、など母は簡単には考えていません。私は何も言い返すことができませんでした。

それから本気で来年オーディションを受けます
と母に言いました。涙ながらの会話でした。

受かったらどうしよう、ここは九州で東京から遠いのに一人で会場まで行けるのか、お金はどうするのか。ましてや、オーデに受かることができるのか。たくさんの不安の中いつのまにか受験生になっていました。気づけば結構スリムな方だった体型も太り始め、自信も無くなりました。そんな時に様々なオーディションに関係のあるものを調べていたらここに辿り着きました。

不安なことや、解決し切れていないことがたくさんあったのですが、ほぼ全て解決しました。
『ほぼ』というのは、私は持病があってアトピー性皮膚炎、小児科喘息を持っていて、今アトピーがひどく、来年までに治るかが不安なんですよね。自分の問題ですが、前髪を上げて額を見せてくださいといわれると思うのですが少し凹凸があって、しわも目立つんです。
それ以外の不安は除かれました。

ダイエットも朝晩適度に歩いています。
諦めないで続けていきたいと思います。
少々自己中心的な話も入ってしまいましたが失礼しました。
本当にここのサイトはためになりました。
これを参考にして今後のオーディションに期待したいと思います。
それでは、有難うございました。
【ペンネーム】 心美

■(1)合格後にお金がかかるオーディションはあなたの素質や将来性ではなく、お金が目当ての場合があるので、十分に気をつけてください。とにかく一人で悩みこまず、人に相談しましょう。

(2)家族が芸能界入りに反対するのは、世の中はそんなに甘くないから自分のかわいい娘にそんなつらい思いをさせたくないから反対するのです。頭ごなしに反対されることも当然あります。

あなたがやるべきなのは、次の3つについてすべて「Yes」と答えられるようにすることです。
[1]様々な反対(たとえば家族からの金銭的援助)を押し切ってでもやりぬく覚悟があるのか
[2]あなたが考えているある程度現実的な未来予想図を人に伝えることができるのか
[3]いちばん応援してくれるはずの家族を味方(あなたの世界で一番のファン)につける能力と魅力と説得力があるのか

(3)女優という仕事は一生の仕事です。活躍の場所はテレビだけはなく、舞台、映画、Vシネマ、企業PR用ビデオ、バラエティ番組の再現ビデオなど、実はいろいろあります。地元で高校に進学し、演劇部に入ったり演劇サークルに入るのもひとつのトレーニングです。東京に住んでいなくてもやれることはたくさんあります。迷わずに行動してみてください。

(4)身体の悩みは本当に人それぞれです。自分のコンプレックスは他人から見たらチャームポイントだったりすることがよくあります。病気は確かに不安だと思いますが、今やるべきこと、今やれることを精一杯やりぬきましょう。無駄な“努力”はこの世にないと私は強く信じています。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】 履歴書の書き方がわからず、困っていた私には神の救いでした!おまけに写真のポーズまで学べたので本当にありがたいです。このページを参考にして、今回受けるオーディションを成功させたいと思います。
助かったぁ!
【ペンネーム】 (未記入)

■写真は審査員の第一印象を決める大切な武器です。よく磨いてくださいね。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】 オーディション一次審査突破大作戦~履歴書編、写真編を参考にしてアイドルオーディションに応募したら、なんと合格しました!2次審査もこのコラムを参考に頑張りたいと思います☆
【ペンネーム】 (未記入)

■おめでとう! 2次審査も頑張って! うまくいかないときには何か理由があるので、またそのときに感想をお寄せください。(岡田)