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※以下の記事はアイドル総合情報サイト「ドリームアイドル」にて2004年11月から2006年2月まで編集長岡田が42回にわたって連載していたコラムです。ドリームメールとのサイト統合のため、アーカイブという形で本サイトに掲載しています。 ビュンビュントピックス目次

セーラー服が異常なほど似合う、りりあんの「萌えドル誕生」


Released Date: 2005/02/28

以前、アイドルファンド2号について書きましたが、アイドルファンドの女の子たちは2005年2月23日にそれぞれCD、DVD、写真集がリリースされました。このコラムを書いている現在、私の手元にはりりあんの写真集「萌えドル誕生」がありますので、りりあんのことを書いてみようと思います。

りりあんと初めて会ったのは確か2003年だったと思いますが、彼女は当時高校生で、学校の都合で芸能活動ができないため、中森明夫さんと一緒にある会場に来ていたところであいさつだけしました。アイドルに興味をすごく持っているらしく、スクランブルエッグのコラム本を持って帰ってもらったことを覚えています。

時が経ち、週刊プレイボーイでグラビアデビューすることが決まった2004年の5月に再びりりあんに会い、彼女の初インタビューをすることになりました。

彼女の声がアニメチックでかわいくて、しかもイタリア・ミラノ出身という経歴も話題性が多く、実に楽しいインタビューでした。そのあとに中森明夫さんとりりあんと一緒に食事をして「りりあん」という名前が決まりました。

『週刊プレイボーイ』に登場し、アクセス爆発

スクランブルエッグのWebサイトの表紙モデル(Recommended Eggsと呼んでいます)にりりあんが登場した途端、複数の業界関係者から問い合わせが来たり、サイトのアクセスランキングがダントツ1位になって、注目度が上がってきて週プレ登場となり、登場した日の夜にインタビューを公開したので、大きな話題を呼んだのが記憶に新しいです。

その半年後にアイドルファンド2号プロジェクトの対象アイドルになったことが決まり、記者発表、そして今回のCD、DVD、写真集発売という運びになりました。途中経過は私はあまりよく知らないですが、彼女のグラビアを見るのは『週刊プレイボーイ』以来となります。

動いているりりあんは関東に住んでいらっしゃる方はテレビ東京水曜深夜の「激漫ティービー」で声も聞けたはずですので、彼女が“萌え声”の持ち主であることはおわかりいただけたのではないでしょうか。

手元にある写真集の表紙は記者発表のときの衣装でした。ページをめくっていくと、「おはよう!お兄ちゃん♥」と書いてあり、パジャマで寝起きのシーン、歯みがき、朝ごはんと続きます。

セーラー服で「行ってきまーす」

「行ってきまーす」のセクションでは、セーラー服なんですが、このセーラー服が異常なほど似合ってるんですよ! 週プレのときにはスクール水着が似合ってたけど、セーラー服も抜群。体操着もこれまた異常なほど似合っているので中森さんが力説していた“究極の妹キャラ”はこうしてグラビアになってはっきり証明されたようです。

水着やコスプレもあり、アイドルの1st写真集として必要なものはほぼ揃っているんですが、ひとつだけ難しい点というか、越えていいのかいけないのかわからない部分がどうしてもつきまとうような気がしています。

それは、“萌え”というのに性的なものを含めていいのかどうか、という点ですね。私自身は“萌え”世代とは違うので、彼らが考える“萌え”の本質的な部分がわからないのですが、フィギュアとかアニメとか妹キャラがセクシーに誘惑するのは可なのか不可なのかというところでしょうか。

性的な部分を極端に抑制することで“萌え”られるのでしたら、今回の写真集は大成功です。性的な部分も少しだけでも入ってこそ“萌え”られるのなら、いまひとつもの足りない感じでしょうか。

私自身、取材を通して水着を撮影する回数も写真集を見る回数も増えてきているので、「誰を喜ばせるために作っているのか」という視点で撮ったり見たりするのですが、アイドルものでかわいさと色気をバランス良く見せるのは結構難しいものなんだなと思うようになりました。

「○○ドル」が乱発しそうな勢いのなかで出てきた「萌えドル」のりりあん。彼女の今後の展開に注目していこうと思います。

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Photo(りりあん)
りりあんスペシャルインタビュー取材時(2004年)

Photo(りりあん)
アイドルファンド第2号プロジェクト記者説明会(2004年12月)

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