広井王子氏が総合演出を務める「少女歌劇団ミモザーヌ」の夏公演2024「ジャングル・レビュー ~Living~」が8月4日大阪、8月17日東京で行われます。
本公演に出演する、いわむらゆきね(18)、ちばひなの(17)、さかもとりるは(17)、みつふじまりん(14)の4人(以上敬称略)に、公演に対する意気込みを聞きました。(2024年6月 都内)
左からちばひなの、みつふじまりん、さかもとりるは、いわむらゆきね
ちばひなの(17)2006年8月21日生まれ 1期生 副団長
みつふじまりん(14)2010年6月24日生まれ 5期生
さかもとりるは(17)2006年9月13日生まれ 3期生
いわむらゆきね(18)2005年11月27日生まれ 1期生 団長
――夏公演はどんなものになりそうですか?
いわむら「今までと同じように2幕構成で、1幕は、動物たちがたくさん出てきて、動物たちとハンターが、命についてのストーリーを紡いでいきます。
2幕は、ミュージックバラエティーショーで、昭和歌謡、ポップス、ジャズ、フラメンコ、詩吟など、いろんなジャンルを披露する予定です。
全体的には、今までとはガラッと変わる公演になると思っています。
オープニングも、今までは洋楽で、ちょっとセクシーかっこよくのイメージが強かったかなと思うんですけど、今回は華やかな日本舞踊からスタートします。
2幕の始まりも、今まではお決まりの『とらとら』から始まっていましたが、今回はいつもと違うものになります」
それぞれが考える見どころ
本公演の1幕はジャングルを舞台にした動物たちの「生きる」をレビューに仕立てたもの。2幕はピンクレディー『サウスポー』、中森明菜『飾りじゃないのよ涙は』、山本リンダ『どうにもとまらない』、映画「Dream girls」『One Night Only』などが披露されていく予定。
――さかもとさんの見どころは?
さかもと「個人的な挑戦はたくさんしてきましたが、今回は、初めてフラメンコを踊ったり、トークにたくさん出たり、“りるはワールド”が繰り広げられていくと思っています。
1番の見せどころは、ソロがあります!」
――みつふじさんは5期生だそうですが、なぜ、「少女歌劇団ミモザーヌ」に挑戦したいと思いましたか?
みつふじ「小さい頃からお芝居に興味があって、絵本を口に出して読んだりしていました。お芝居に関することをしたいと家族に相談したら、おばあちゃんが『ミモザーヌ、どう?』って勧めてくれて、SNSや公式のホームページで知って、メンバーがレッスンしている姿がすごく楽しそうだったので、入ろうと思いました」
――入る前は芸能の活動は?
みつふじ「特に何もしていなくて。ダンスも歌も未経験で入ってきたので、もっと成長できたらと思います」
いわむらゆきね
ちばひなの
――ちばさん的見どころは?
ちば「今回の公演は、ミモザーヌ全体としての挑戦があって、1幕のミュージカルは、ステージ上にメンバー全員がいる状態を基本としています。
ジャングルの空間を作り出すためにも、長期的な集中力が必要になってくるので、今までやってきた基礎レッスンを生かせたらと思っています」
――ポスターについてはいかがですか?
ちば「唯一の人間がゆきねで、ハンターとして出ています」
いわむら「このフライヤー、みんなに弱々しいハンターって言われます(笑)。強いハンターになりたいです(笑)」
ちば「小さいですがメンバー全員が載っています」
さかもとりるは
みつふじまりん
サファリパーク体験
――ジャングルを疑似体験できる、サファリパークのようなところに行ったことありますか?
いわむら「姫路セントラルパークには行ったことがあります。
幼いときの記憶ですが、家族で、車で動物園の中に入って、エサをあげたことがあります。キリンの舌がすごく伸びてびっくりした覚えがあります」
さかもと「東武動物公園によく行ってました。動物の独特の匂いが好きで、居心地は悪くなく、野生の香りが好きです」
ちば「小学生の頃に毎年、和歌山のアドベンチャーワールドに行っていました。ナイトサファリにも行きました。実は、家でも動物に囲まれていまして、犬が2匹と、チンチラがいます」
みつふじ「私は、どこか忘れましたが、人間が檻みたいな車に入って、動物にエサをあげたことがあって、ライオンが近くにいるのにびっくりしました」
――そういう経験が今回の1幕に活かされる可能性は?
いわむら「あると思います。メンバーによっては、動物の習性や動きを研究するために動物園に行くと言ってるメンバーもいます」
自分の役と、やってみたい動物の役
――どんな動物を演じますか?
ちば「私はフラミンゴです」
みつふじ「ウサギをやります」
さかもと「私もウサギをやります」
――いわむらさんはハンターですね。他にはどんな動物が出てきますか?
みつふじ「黒ヒョウと、シマウマと猿です」
――自分の役以外に、やってみたい動物は?
いわむら「私はハンターなので、黒ヒョウをやってみたいです。今まで、舞台で動物シリーズに出たことがなく、私はやさしさに満ちた役をいただくことが多いので、鋭い目力を持つ黒ヒョウを演じてみたいです」
さかもと「今まではフラミンゴ、トラ、今回はウサギなので、私も黒ヒョウをやってみたいです。牙をむいた一面を見せてみたいです」
みつふじ「私はペンギンやウサギなど、かわいくて元気な動物の役が多いので、フラミンゴのような、ちょっとクールな動物をやってみたいです」
ちば「小学生のときに、木登りがめっちゃ好きだったので、向いているのは、サルなのかもと思っています」
「生きているからこそ」の1幕
――第1幕は「生きる」がテーマということで、演じることに対して、団長としてどう取り組んでいけたらと考えていますか?
いわむら「(取材時には)台本が決定していないので、想像でお話ししますが、『生きる』というテーマは、すべてにおいての本質かなと。広井さんも、すべては『生きる』を表現することとおっしゃっていて、確かに私もそうだなと思っています」
ちば「私たちは動物だけど、一番話すのは人間(の役)なので、そういう面では、ゆきねがストーリーを大きく動かしてくれるのかなと」
いわむら「難しいテーマではありますが、舞台に立っているのも、生きているからこそできることだし、お客さんが来てくださるのも、生きているからこそ。みんなの命が連鎖して、舞台も成り立つので、その感謝をテーマにも載せてお届けできたらって今は思ってます」
2幕では昭和歌謡も日本舞踊も
――一番後輩のみつふじさんは、2幕で大変だと思うジャンルは。
みつふじ「昭和歌謡が難しいです。今の曲とは違ったものがあるので、それをどう表現するか、昭和の良さを活かしながら自分を出せたらなって思います」
――日本舞踊も披露するそうですが。
ちば「日本舞踊は、ふだんやっているダンスとは身体の使うところが全然違っていて、慣れるのにすごく時間がかかりました。レッスンは最初からやっていましたが、今回、日本舞踊で初めてステージに立ちます。衣装も違うし、見せ方を研究していきたいし、華やかにできるようにレベルアップさせていきたいです」
いわむら「ジャズやヒップホップとは基礎も違うし、身体の使い方も全然違うので、今までと同じ脳みそでは覚えれないです。でも、やっていくうちに、日本舞踊の、繊細な中にある奥ゆかしさにすごい魅力を感じています。私は、公演で日本舞踊の経験があるので、そこで得た所作だったり、着物の見せ方などで、みんなを引っ張っていけたらと思っています」
最近流行っていること
――今日の4人は、中学生から大学生までいるので、学校や、同じ世代で流行っていることを教えてください。
みつふじ「私は、外でみんなと走り回って遊ぶことが好きです。同じクラスの子は、ゲームをやってる子が多くて、外で走り回って遊ぶっていう子があんまりいなくて、ちょっと寂しいです」
さかもと「今はカフェ巡りにはまっています。インスタグラムを始めて、かわいいカフェを見つけると、『意外と近いから行ってみよう』って、楽しいJKライフを送っております(笑)」
ちば「同世代の子は通る道だと思いますが、放課後にカラオケに行くことは多いです。高校は制服があるので、休み時間に走り回ったりはしゃぐことはちょっと難しくて、教室で漫画とかを読んでる子がわりと多いです」
いわむら「私は古着屋巡りです。学校の近くの古着屋さんにみんなで『掘り出し物を見つけよう』っていうのが流行っています。最近、500円でオーバーオールをゲットしました(笑)」
――この公演に来ると、どんないいことがありますか
いわむら「ミモザーヌの魅力は、若さだと思います。私たちの若さのパワーで、夏バテも吹き飛んでいくと思います。1幕も2幕も、バラエティーに富んだ構成になっているので、2時間以上の満足感が得られると思います。目も耳も絶対幸せにしますので、皆さんぜひお越しください」
(撮影・取材 岡田)
◆少女歌劇団ミモザーヌ「ジャングル・レビュー ~Living~」公演
《大阪公演》
2024年8月4日(日) 12:30開演/16:30開演
大阪・難波 YES THEATER
《東京公演》
2024年8月17日(土) 12:30開演/16:30開演
東京・新橋 ニッショーホール(旧ヤクルトホール)
FANYチケット(https://yoshimoto.funity.jp/)
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