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有原栞菜は踊り出すと色っぽい

written by スクエアダンス

  Last Updated: 2006/02/21
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2006年1月28日~29日に『Hello! Project 2006 Winter~全員集GO!~』コンサートが横浜アリーナでありましたので、3公演とも行ってきました。

これは新春から別公演になっている、『ワンダフルハーツ』(モーニング娘。/美勇伝/W(ダブルユー)/Berryz工房/℃-ute)と、『エルダークラブ』(飯田圭織/安倍なつみ/保田圭/後藤真希/稲葉貴子/ココナッツ娘。/カントリー娘。/メロン記念日/前田有紀/松浦亜弥)の、合同コンサートに当たります。

昨年(2005年)のハロコンは、コラム「白組・壊れない愛が欲しいのがスッペシャルジェネレ~ションの原点」で書きましたように、私は『紅組』コンサート&『白組』コンサートのほうが『大乱舞』コンサートよりも10倍も20倍も良かった想い出があります。

総人数が多すぎると、推しメンや推しユニットの出番が相対的に減ってしまうのが大きな理由でしょうか? ましてや、今年(2006年)の『ワンダフルハーツ』コンサートは、Berryz工房と℃-uteメンバーが両方出演していることもあって、個人的にかなり満足な内容でした。このため、『全員集GO!』コンサート自体(構成・演出など)に、大きな期待を持っておりません。

しかしながら、この『全員集GO!』コンサートは、絶対に見逃すわけにはいかないポイントがあるのです。

それは、紅白歌合戦にも出場したDEF.DIVA(安倍なつみ、後藤真希、石川梨華、松浦亜弥)が間近で見れるからです。

『冗談でしょ? キッズ好きのスクエアダンスさんが、DEF.DIVAだなんて、ありえない』………ばれましたか? でも、半分しか冗談じゃないのです(笑)。

私はもともと石川梨華が大好きでハロプロに足を踏み入れた人間ですから、石川が所属するユニットとして久々にオリコン1位を獲得したDEF.DIVAの「好きすぎて バカみたい」に思い入れが結構あります。石川は『ワンダフルハーツ』で、他の3人は『エルダークラブ』のメンバーなので、今回のDEF.DIVAが『全員集GO!』の目的の1つというのは実は正しいのです。

でも、言い直します。今回、私が『全員集GO!』コンサートに行く最大の目的はもちろん、℃-uteの新メンバー・有原栞菜をじっくり見るためです。もう、おわかりでしたか。

℃-uteの人数がわからない方への豆知識

本コラムを愛読しておられても、ハロプロのキッズ系(Berryz工房、℃-ute)のコアなファンの方ばかりではありません。このため、『℃-ute』のメンバーって何人いるのか?なんていう、キッズファンにとっては超初歩的な質問に答えられなくても、世間一般もしくはごく普通のハロプロ・ファンにとっては、全くOKです。『℃-ute』は、まだCDデビューしていないユニットですから。

名前 フリガナ 年齢 学年 ℃-ute公式ニックネーム*1
梅田えりか ウメダエリカ 14 中2 梅さん
矢島舞美 ヤジママイミ 14 中2 まいみぃー
村上愛 ムラカミメグミ 13 中1 めーぐる
中島早貴 ナカジマサキ 12 小6 なかさきちゃん
鈴木愛理 スズキアイリ 11 小5 あいりーん
岡井千聖 オカイチサト 11 小5 ちっぺ
萩原舞 ハギワラマイ 10 小4 まいまい
有原栞菜 アリハラカンナ 12 小6 (2006/01/02新加入)
*1 ファンクラブの℃-ute応援企画(ラフォーレ六本木)で2005/12/18に決定

つまり、『℃-ute』は7人ユニットでしたが、今年(2006年)の1月2日に、新メンバー・有原栞菜が加入して、8人ユニットに変わりました。

元々の℃-uteメンバー(7人)や、Berryz工房メンバー(当初8人、石村舞波卒業後は7人)は、「ハロープロジェクト・キッズ・オーディション」の合格者ばかりでしたが、今回新加入した有原栞菜は、「ハロプロ エッグ オーディション 2004」の合格者です。合格後、ハロプロ・エッグのメンバーとして、ハロコンなどのコンサートに既に出演しています。

有原栞菜のダンスは期待できる

私は、キッズに比べてエッグの知識が少ないので、有原栞菜の歌とダンスが、すぐに頭に浮かんでくるレベルにはありません。今回の『℃-ute』新加入をきっかけに、あらためて、有原栞菜の「実力」、特に現時点のダンスの能力や、(フリの)対応力を、『全員集GO!』コンサートで探ることにしました。

今回有原栞菜は、いきなり少人数ユニット(いわゆるカラオケコン・スタイル)での出場はありませんでした。

しかし、ハロコンでは、モーニング娘。、松浦亜弥など、他人(もしくは他ユニット)の過去の曲を、大人数で歌われるケースが多く、代表的な課題曲扱いの曲が数十曲あります。エッグのメンバーを含めて出場者全員が一斉に同じダンスを行うので、それがきちんとできるかを見ることにより、本人の実力が把握できます。

今回の『全員集GO!』では、「浮気なハニーパイ」、「ピリリと行こう! 」、「そうだ!We're ALIVE」、「LOVEマシーン」などのときに、有原栞菜のダンス(フリ)ばっかり、双眼鏡でかなりの時間見ましたよ。

そして、有原栞菜に対する私の評価は、

(1)ダンスの能力については、切れがあり、ハロプロ全体では「中」ぐらい、小学6年生としては、「中の上」の部類です。『℃-ute』は村上愛・矢島舞美などダンス能力が高いメンバーが多いのですが、後藤真希のバックダンスなど超ハイテンポな難曲でないかぎり、有原栞菜は(将来の『℃-ute』のシングル曲・アルバム曲レベルの)ダンスに、ついていけることは間違いありません。

(2)(フリの)対応力については、他ユニットの曲で、何回かフリを覚え切れていない箇所があって、近くにいる先輩のしぐさを見て、自分のフリを修正するところが多く見受けられました。ただし、その修正のテンポが小気味良くて、器用というか、カンが良いのです。

(3)歌の能力については、『℃-ute』のオリジナル曲「わっきゃない(Z)」で少しだけソロパートをもらったのですが、まだまだ「中の下」くらいに感じました。べつに、1歳年下の鈴木愛理と比較したわけではありません。音程は合っているのですが、現状では歌心に難があります。

かんなの色っぽさは℃-uteの武器になる

そして、有原栞菜の「意外な新発見」を見つけました。

(4)有原栞菜は踊りだすと、こね回すようなフリをするときがあって、とても「妖艶」で色っぽいんです。私は別の曲で2回、これを感じました。
普通にしている「かんなちゃん」は年相応でしたから、「色っぽい有原栞菜」を発見したときは本当に驚きましたが、「おとなの色気」をフリで発散させたのは、事実です。

従来の『℃-ute』のキャラクターには、「色っぽさ」が不足気味だったので、これが有原栞菜の持ち前の魅力と考えれば、新しい『℃-ute』の武器は、相当な収穫だといえるでしょう。

適応力と協調性で「ともいき」が大きい

有原栞菜の新加入によって、コラム「℃-ute(キュート)な7人姉妹を感じてね。」で書きました、「ユニットとして」かもし出す雰囲気の一体性、名付けて『℃-ute感』が失われるのではないか?という懸念がありましたが、それは杞憂に終わり、ほっとしています。

新しい8人ユニットの集合写真を見ても、最初から8人だったように有原栞菜は溶け込んでいます。まあ、これは「かんな」と、『℃-ute』の元の7人の双方が引き出した、奇跡とも言える相互作用によるものです。

有原栞菜は、オーディション出身者ですし、『ワンダフルハーツ』でのお披露目のあいさつで『℃-uteの中で一番を目指したい』というような強気な発言がありました。しかし、『私が自分で全部やっていくのよ』みたいな、ソロ歌手にありがちなタイプとは、彼女はだいぶ違っていて、協調性に優れていると感じています。

有原栞菜の『℃-ute』(既存ユニット)への適応力と協調性の高さの秘密は、ハロプロ・エッグで苦労してきたことに加えて、以前所属していた「ともいき・木を植えたい」(有原所属当時、℃-ute加入後有原は「ともいき」を脱退)での、集団(ユニット)活動を長く経験していることが大きいと言えるでしょう。

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