「関西のアイドルの素顔が見える」と好評のこの企画も3回目。『NANIWA IDOL MEETING #3』(主催:信長書店)の取材に行ってきました。(2003年7月20日 大阪・信長書店日本橋店 イベントスペース)
小波 堂(さざなみ どう)さんによりますと、今回(第3回)は「出演者の年齢幅を広げてほしい」というリクエストに見事にお応えしました、とのことで、ある種実験的な部分も盛り込んだイベントだそうです。
上は19歳から下は12歳(小学6年生)、つまりZYXの矢口とキッズぐらいの年の開きがありますね。
トップバッターは、大久保麻梨子さん(18)。テレビ大阪系『ガーリースタイル』で一番人気の女の子だそうです。
――アミューズメント関係のオーディションでがんばっていると聞きましたが?
大久「パチンコの人気機種『海物語』のイメージガールオーディション「Sea-Story-Audition
2003 マリンちゃんを探せ!!」で最終選考9名に残っています。この前パチンコ大会を9人でやらせてもらったんですけど、5箱くらい当たりました。「釘が甘かった」みたいですね(笑)」
――『kansai美少女アイドルfestival』(2003年1月26日、大阪・アゼリア大正ホール)では、名司会者ぶりを発揮したそうですね。
大久「一番おねえさんだったので、がんばりました」
――今度出たビデオはどんなものですか?
大久「『マーマレードジャム』のタイトル通り、ひたすらマーマレードを食べています」
――ドラマにも初出演が決まったそうで。
大久「(大阪)朝日放送系の「17才夏。」というドラマ(2003年8月9日放送)で、役名が「浮気相手」という役をやりました」
(以下はスクランブルエッグの取材によるQ&A補足です)
ス――人前で歌ってみたいとのことですが、得意曲は?
大久「Fayrayさんの「Baby if,」や「Tears」、ドリカムの「決戦は金曜日」をよく歌います」
ス――最近のマイブームは?
大久「『足つぼマッサージ』です。肝臓とつながっているところが悪いと言われました。東急ハンズで、突起物が付いているマッサージグッズを買ってきて、使っています」
『麻梨子=(イコール)マリンちゃん』と偶然にもゴロがいいですが、そんなイメージにピッタリの「さわやか18才の女の子」という印象でした。
編集部注:大久保麻梨子さんは、4日後の7月24日「Sea-Story-Audition
2003 マリンちゃんを探せ!!」オーディションで、見事グランプリを獲得しました。
http://www.sanyobussan.co.jp/audition2003/index.html
http://pachinkovillage.ne.jp/2001news/0307/030725_1.html
続いては、同じ事務所の片瀬桃花さん(19)の登場です。高校生なのに、神戸大学の「六甲祭ミスアイドル」コンテストに選ばれた、異色なキャンパスガールです。
――今度のビデオ(大久保麻梨子と共演)はどんな感じですか?
片「いちごとスイカをひたすら食べています(笑)」
――デビューのきっかけは?
片「姉が事務所の書類審査に受かって、私もついでに書類を出されちゃって、付いていったら、私も受かりました。姉はモデルをやっていて、とても細いんですよ」
――今後の目標は
片「ドラマにいろいろ出たいです。高校生の制服役がいいですね」
ス――歌やダンスが得意と聞きましたが?
片「歌のイチオシは、松浦亜弥ちゃんの「トロピカ~ル恋して~る」です。間奏のセリフが意味深だけど自信があります。「Yeah!めっちゃホリディ」の振付けはオリジナルですよ。高校のときダンス部だったので、簡単な振付けなら自分で作れます」
ス――桃花さんのマイブームは?
片「写メールに凝っています。やっと新しい携帯電話が買えたので……。 景色とか、ペットの犬とかをよく撮りますよ」
ス――他にひとことありますか?
片「水着をやれるうちは、バンバンやっていきますよ!」
あややが得意な19歳ですか!? 最近はやりの「大人っぽい小中学生」よりも「子どもっぽいおとな」の方が希少価値と親近感があって、宜しいんじゃないでしょうか。
そしていよいよ小学6年生登場です。大倉梓ちゃん(12)が黄色いゆかた姿でステージに上がると、観客から思わず歓声が起こりました。
――芸能活動をやるきっかけは?
大倉「私は幼稚園のときは、とても引っ込み思案の子だったんですよ。そんな自分がいやで、ママと相談して明るくなれるかなと思って、やってみることにしました」
――最近出演した作品とかは?
大倉「去年、ファミリーミュージカル「一休さん」で、庄屋さんの娘役をしました。アニメの一休さんと違って、やさしい庄屋さんの娘役なんです。セリフの出だしとかが難しくて、苦労しました」
――今年も舞台をやったんですよね?
大倉「吹田のメイシアターで『なんでや!?』という舞台に出ました(2003年4月10日~11日)。地方新聞の記者の人たちがいろいろな事件を解決していくっていう舞台なんですよ。私はカドノ家って家族がいて、その娘役で出演しました。舞台はとても楽しいので、これからもガンガンやりたいです」
――今回の写真集・DVDはどこで撮ったんですか?
大倉「今年の3月に4泊5日でサイパンに行ってきました。海にちっちゃい魚がいっぱいいて、追っかけていたらこけかけました。海の底にナマコがいたんですけど、触っているうち慣れてきて、ぽんぽん投げてたんです」
――東京でライブイベント(2003年7月12日、四谷ライブゲート東京)に出場されたそうで?
大倉「歌はアヴリル・ラヴィーンさんの「Sk8er Boi(スケーターボーイ)」と、亜波根綾乃さんの「ひこうき雲の空の下」を、ダンスは「ロコモーション」を踊りました。「スケーターボーイ」は全部英語なので、カタカナで読んでいって覚えたので大変でした」
ス――休みの時間はどこに行きますか?
大倉「カラオケが好きで、松浦亜弥さんの「LOVE 涙色」や島谷ひとみさんの「亜麻色の髪の乙女」をよく歌います。それからプリクラを友達と撮ることも多いですね。落書き時間が長い「ラクパラショット」というプリクラがお気に入りです」
大倉梓ちゃんは小学6年生とは言っても、スチール写真・写真集から演劇・歌のライブなど多方面で活躍していることもあって、かなり受け答えがしっかりしている女の子です。「関西の期待の小学生タレント」として、大きく羽ばたいてほしいですね。
トークのあとはクイズ大会が行われました。「今どきの小学生の意識調査」ということで、小学6年生の大倉梓ちゃんがクラスの女の子の意見をもとに出題し、大久保麻梨子さん・片瀬桃花さんと観客代表が答えるというパターンです。
問題はこんな感じです。
Q1:梓の学校のクラスは29人ですが、そのうち携帯電話を持っているのは何人でしょう?
A:5人、B:7人、C:9人、D:11人
Q2:梓の学校のクラスの女の子は12人ですが、そのうち男の子と付き合っているのは何人でしょう?
A:0人、B:1人、C:2人、D:3人
Q3:梓のクラスで一番人気があるファッション誌はなんでしょう?
A:ピチレモン、B:ニコラ、C:ラブベリー、D:メロン
(各設問の正解はここでは内緒です。どうしても正解を知りたいなら、当日イベントに行った人に直接聞いてみてください)
やはり、18歳~19歳の女性(大久保麻梨子&片瀬桃花)には、小学生とのギャップがあまりにも大きすぎたのでしょう、結果は2人とも『全問不正解』に終わったのです。
このため2人は、恐ろしい罰ゲームをするハメになりました。なんと「ハゲヅラ」おやじのカツラをかぶる、というもの。撮影会のなかで、大久保麻梨子さんと片瀬桃花さんの貴重な「ハゲヅラ」姿が披露されることになったのです。
最後に今日出演の3人の写真集・DVDを買ってくれたファンの人への、サイン&握手会で締めくくられて、楽しい「NANIWA IDOL MEETING #3」が終了しました。(記事・写真:スクエアダンス)