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芸能予備軍事情3~第1回JAO全国大会レポート

written by KEN

  Updated:2002/01/25
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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当「スクランブルエッグ」でも、毎号のように取り上げているジャパン・アーチスト・オフィス(JAO)は、名古屋に本拠地を置き、北は札幌から南は熊本まで多くの地方校を抱える日本有数規模のタレントスクールで、最近では、黒坂真美、大谷みつほ、平田裕香、長谷川由佳など主に女優、タレント系の芸能人を輩出しています。

これまで、順調に地方校を増やしてきたJAOですが、2001年は、浜松、京都の相次ぐ閉校と、不況の波をまともに受ける1年となりました。

そんななか、2001年は、これまで地方ごとに行なわれてきた「歌の発表会」に代わり、全国からメンバーを選抜しての「JAO全国大会」が東京で開かれることになり、12月15日~16日(両日とも11:00開演、18:00頃終演)にかけて、新人プレゼンテーション(プレゼン)でおなじみの銀座ガスホールで開催されたのです。

ステージの内容は、1ブロック10人前後の出場者(地方校別)が、歌唱、自己紹介を行ない、最後に出場者が集まって司会者の質疑応答が行なわれるもので、より新人プレゼンテーションに近い形式で進行していきました。

風景Photo
司会者との質疑応答の様子

ほかにも、終演後の表彰式は廃止、舞台やロビーに飾られていた花束も激減し、さらに、会場の大部分を関係者席に当てたため、これまでの、出場者の家族・友達の姿で溢れていた発表会の様子とは一変しました。このため、地方校の生徒、スタッフの方々は、出場が一通り終わると足早に会場から立ち去るなど、あわただしいスケジュールとなったようです。

さて、全体的な総評や個人評は、13号にて詳しく触れるとして、最も印象に残ったのは、比較的20歳前後の世代(アダルト世代)に好素材が揃っているJAOにしては、小・中学生(ジュニア世代)の台頭が目立ったことでしょうか。

特に、ローティーンながらプロポーション抜群で、グラビアアイドルにも十分対応できそうな感じの娘が多く見かけられました。「時代に対応した素材を的確に送り出している」という、JAOに対する評価を維持させるためには、こうしたタイプの素材をプレゼンに積極的にプッシュする必要があるかもしれません。

また、我々同様、開演から終演まで熱心に観られていた業界関係者の中からは「その場で、ステージ上の出場者に質問できればよかった」という意見や「もう少し個性的な言動をする娘も出してほしかった」という意見も聞かれました。この「全国大会」自体、試行錯誤の連続だった印象を受けましたが、そうした、関係者の方々の意見をうまく取り入れられるようになれば、より満足できる形で発表会が活性化していくのではないかと思われます。

山形恵里奈
鬼束ちひろの曲を熱唱した山形恵里奈(19・東京校)。演歌歌手・山形くるみ(現在は引退)の妹

増山千春
キュートな笑顔が印象的だった増山千春(21・福岡校)。「ASAYAN」ViViモデルオーディションにも出場

2002年に入り、すでに新人プレゼンテーションが4月11日に行なわれることが決まっています。全国大会も今回と同様の形態で行なわれることが予想され、当「スクランブルエッグ」としても、JAOの動きからは目が離せない状況です。新しい動きがありましたら、このコラムの中でも随時お伝えする予定です。

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