久しぶりの地方発アイドルネタです。
地方発アイドルに関するコラムを執筆した後も、いくつか取材の要請があり、東京のイベントの合間を縫って休日に地方を回る日々が続いています(笑)。今回はその中から、コンスタントに取材に訪れている「Bachicco!」(岡山・香川)についてまとめてみました。
【Bachicco!のあゆみ】
ここで「Bachicco!」のあゆみについて今一度おさらいしておきましょう。
「Bachicco!」は、2001月6月に、岡山・香川にエリアを持つKSB瀬戸内海放送(テレビ朝日系)制作のバラエティー番組「ばちこい!」(現:ポイチョ!)のレギュラーとして結成されました。
同年10月、第1期メンバーによる「ばっちり恋しよう!」でCDデビュー。その後、何度かメンバーチェンジを繰り返しながら、シングル2枚とアルバム1枚をリリース、岡山・香川地区でのイベントを精力的にこなし、昨年5月に開催された「ロコドルフェスティバル2005GW」で本格的に首都圏にも活動の場を広げることとなったのです。
【地元での知名度】
ところで、私はなぜ、Bachicco!をコンスタントに取材していると思いますか?
実を言うと、私は、ここ10年来、大正~昭和初期に作られたレトロ電車が現役で走っていることで有名な琴電(高松琴平電鉄)の撮影に年に1~2回、活動拠点である高松を訪れているからで、昨年5月のロコフェス初取材以降は、イベントのスケジュールとうまく合致させて行くようにしています。
地元の撮影仲間と懇談する機会も多いのですが、ほとんどの人が「Bachicco!」の名前を知っており、地元での知名度の高さを改めて認識する次第です。
沿線には、いつか見た懐かしい風景も(長尾線 池戸駅 2004.8.7撮影)
瀬戸内の風を受けながら走ってきた車輌も、間もなく引退(志度線 塩屋―房前駅間 2006.5.21撮影)
確かに、「地方発アイドル」とは言っても、その地域の一般人が知らないようでは本末転倒です。
Bachicco!の場合は、放送局という強いバックボーンがあり、メンバー的にも、番組のコンセプトに合ったタレント性の強いキャラクターの人を選んでいるためか、イベントでも特に一般のお客さんの受けが良いようで、それが、また知名度の高さにもつながっているような気がします。
また、イベント終了後も、メンバー、スタッフが、常連さん、一般人の分け隔てなく接している様子も見られ、単に「知っている」だけではなく、好感を持って見られているのは間違いありません。
もちろん、首都圏の某劇場、某ライブハウスで観られるスタイルの応援も存在しますが、最近では、こうしたパフォーマンスは「萌え」文化の象徴として地方のマスコミ、テレビ番組に取り上げられることも多く、回りのお客さんにとってもそんなに違和感のない風景なのかもしれません。
【イベントの様子】
それでは、お待ちかね、昨年の秋から今年の春まで、地元に足を運んで取材したイベントを一挙に紹介しましょう。
☆2005年10月1日 児島瀬戸大橋まつり(岡山県倉敷市・児島競艇場)
とにかく暑い1日でしたが、潮風が心地よかったです。
☆2005年12月24日 高松冬の祭り(香川県高松市・高松中央公園)
毎年、クリスマスイブに行われる盛大な祭りで、Bachicco!はイベントのトリを務めました。なお、バックコーラスとして、本サイトで取材したU-Get Chance 5オーディション(2002年4月)でグランプリを獲得、地元でライブ活動を続けている本多春奈さんが参加。約3年半ぶりの再会となりました。
☆2006年3月11日 第20回倉敷音楽祭(岡山県倉敷市・倉敷美観地区)
地元で活動するさまざまなジャンルのアーチストを集めた音楽祭。イベント終了後には屋外での撮影会も行われました。
【おわりに】
6月3日のイベントをもって、黒田稔恵さんがBachicco!を卒業されました。
今回自分の進む道が見つかってユニット卒業を決意したとのこと。別の形でお目にかかれるかどうかはわかりませんが、黒田さんの今後の活躍に期待したいと思います。
そして、Bachicco!が末永く続くことを願います。
【満足度】 5
【コメント】GJ!
【ペンネーム】(未記入)