CSファミリー劇場で放送された『AKB48 ネ申テレビ』(ねもうすテレビ)好評につき、その続編『AKB48 ネ申テレビ シーズン2』(CSファミリー劇場)の放送が決定し、その共同インタビューが行われました。(2009年6月3日 AKB48劇場)
左より大島優子、前田敦子、宮澤佐江
出席したのは前田敦子さん、大島優子さん、宮澤佐江さんの3人。共同インタビューなので、話の流れの脈絡がわかりづらいですが、あるがまま時間軸に合わせました。
――笑いの「神」は降りてきたでしょうか。
宮澤「みんな必死だったから」
前田「どうなんだろうね」
――今でもメンバー内で語り継がれる回はありますか?
大島「韓国」
宮澤「行ってないけど韓国ロケのスペシャルが」
大島「韓国がすごかったと聞いてます」
前田「客観的に見ておもしろそうだと思ったのは、『セルフ運動会』が楽しそうだと思いました」
――シーズン2が始まるということを聞いて。
大島「すっごいうれしかったです。(シーズン1が)終わってしまう時点ですごく悲しかったので。前まではムチャぶりは嫌だったんですけど、次は何をされるんだろうって期待感がわきました」
――今までいちばん嫌なことは何だったんですか?
大島「シーズン2の修行です」
宮澤「(笑)。始まったばっかなのに」
大島「この前収録に行ってきて、山寺で修行してきました」
――前田さんはどうですか?
前田「3ヵ月限定の企画もののテレビだったので、シーズン2がまた始まるっていうのは、すごいことなんだなって思って、一生懸命頑張らないといけないなと思いました」
宮澤「私、実はシーズン1のときに、一度もネ申テレビに及ばれされなかったので、2ができましてようやく“きたかっ!”って思っているので、この間私も山寺の修行をさせてもらったんですけど、キツイキツイと聞かされていたネ申テレビだったんですけど、すごく楽しくて、ぜひもっと過酷なのをやりたいなって思ってしまった自分が(笑)。この前もメンバーと一緒に支えあって頑張ることができたので、2ではもっともっとやって精神的にも強くなりたいと思います」
精進料理が…
――シーズン2の第1回目の収録は具体的にどんなことをやったのかをネタバレにならない程度に教えてください。
大島「山寺で修行です」
宮澤「お経を読み、正座をし、足がしびれたりもしましたが、私、精進料理がキツくって」
前田「葉っぱがあって」
宮澤「葉っぱの天ぷらが本当に葉っぱなんですよ。本当にそこらへんにある葉っぱの匂いなんですよ。キツいなぁと思いましたけど、そのあと滝に当たったらちょっとお腹が……」
大島「なんか全部言ってない?(笑)」
宮澤「あ、ほどほどに(笑)」
――何人で修行に行かれたんですか?
前田「10人です」
――“ネ申テレビ”挑戦したいことは何ですか?
宮澤「韓国の海兵隊のロケ、行きたかったんですよ。たぶん自分に厳しいことが好きなので、“海兵隊、リベンジ”的なことを韓国じゃないところでやりたいと思います」
前田「私は一人でやれって言われるのがすごくつらいタイプなので、チームワークを使って何かやりなさいというのだったら、結構挑戦できるんじゃないかなと思うので、そういうのをやりたいです」
大島「私、ロッククライミングがやりたいです。やりたいだけでムチャぶりにならないかもしれないですけど(笑)」
――みなさんの番組へのスタンスとしてはムチャぶりに対して一生懸命やるのか、ちょっと笑いも取りつつやるのかっていったらどちらですか?
3人「一生懸命」
前田「人によると思いますけど」
――たとえば野呂佳代ちゃんは笑いを取ろうとしたりする?
大島「そうですね、基本的に(笑)」
大島優子 1988年10月17日生まれ
――山寺で修行をしたことで、AKB48のレッスンとは似てるか似てないかは置いといても感じた印象を教えてください。
宮澤「AKB48もそうなんですけど、与えられたことをやらなきゃいけないってことを、AKB48はすごくいい環境なので、ついついその環境に甘えてしまう自分がいるんですけど、修行をして、甘えてちゃだめだな、自分自身で変わっていこうっていう気持ちがなければ、変われないんだなってことを学びました」
前田「やらないよりはやったほうが絶対自分にプラスになると思ったんですけど、なんだろな~、なにかしらプラスになったと思います(笑)」
大島「私は集中することを学びました。ひとつのことを熱心に無でやれ、みたいなことを言われて。無でやる代わりに集中して周りを見ろ、悟りを開けって言われてたので集中力が高まった気がします」
――第1回のタイトルが「山寺で悟りを開け!」だったんですけど、ずばり悟りを開けたんでしょうか。
宮澤「悟り?」(小声)
前田「悟りって何?」(さらに小声)
大島「悟りは……開きました」(記者笑い)
――山寺のロケに行くということを周囲の人に言ったときの反応があれば教えてください。
宮澤「私は親に『山寺で修行してくる』って言ったときに、隣にいたお兄ちゃんが『お前にぴったりじゃん』って言っていたので」
――ぴったりとはどういう意味で?
宮澤「たぶん、もっと刺激をもらってこい、という意味だと思うんですけど」
大島「私はお父さんに作務衣の格好をした写メを送りました」
前田敦子 1991年7月10日生まれ
――「番組に出演するよ」と告げられても内容は教えてもらえないわけですけど、ロケ現場に行くまでどんな気持ちでいるんですか?
大島「うーん、されるがまま。(記者笑い)流れに身を任せてそのときの対応がネ申のむちゃ振りだと思うので、その場に行ってからですね」
前田「一緒に行くメンバーと一緒にスタッフさんに探りを入れるんですけど、笑っているだけで何も教えてくれないので、本当に“されるがまま?”(笑)」
宮澤「私はこの前が初めてだったので、楽しもうと思ったのと、キツいって思わないようにしようって心がけてました」
――ロケに行くにあたり、メンバーに言われることはあるんでしょうか。
宮澤「みんなに言われるのが『覚悟しておいたほうがいいよ』と笑いなしで言われます。中には『楽しいよ』って言うメンバーもいるし、『自分のためになるよ』というメンバーもいたので、みんなの意見を聞き、初めて行った修行のロケで出ていると思いますので見ていただきたいです」
――メンバーから「これはムチャぶりだろう」と思ったエピソードがあれば。
大島「チームAの篠田麻里子ちゃんはしょっちゅう勝手にメンバーにムチャぶりします」
――どんな風に?
大島「『ものまねできるんだよね?』って振って終わる感はありますね」
前田「私はムチャぶりされても逃げてしまうので」
――逆にムチャぶりしたことは?
前田「私、ブログをやってるんですけど、最近ブログに動画を投稿することを覚えたので、メンバーにムチャぶりをしたりしますね」
宮澤「私のなかでいちばんつらいムチャぶりは、高橋みなみちゃんがすべったあとに『どうしよう』ってこっちを向かれるときがいちばん(笑)。『それは私にふらないで』っていつも感じます」
宮澤佐江 1990年8月13日生まれ
――大島さんが誰かにこんなムチャぶりをしたということは?
大島「私、だいたい野呂佳代ちゃんに無理させます。麻里ちゃんにやられることをやってる感じですね(笑)」
――SとM両方の素質を持ってるんですね。
大島「そうですね(笑)」
――放送開始日が7月10日で、その日が前田さんの誕生日じゃないですか。18歳を迎えますが、なんか変わることはありそうですか?
前田「18歳ということで、たぶん無理だと思うんですけど、免許を取りたいんですよ。メンバーの中で免許を持っているのが1人か2人ぐらいしかいないので、その少ない人数の中に入っていきたいなと」
――免許を取れたらどんな車に乗りたいとかどこに行きたいとかあるんでしょうか。
前田「どこに行きたいとかでなく、ただ取りたいなと」
――見せびらかしたいと(笑)。
前田「ははは。それだけです(笑)」
――最後に視聴者の方にメッセージを。
大島「シーズン1よりももっとみんなの必死さとか、みんなのキャラクターを出せるように精進していきたいと思いますので、ぜひ、シーズン2も毎回見ていただければと思います。よろしくお願いします」
前田「シーズン1で出たことのないメンバーもどんどん登場していくと思うので、素を大切に頑張っていきたいと思います」
宮澤「私は初めて“ネ申テレビ”に出させてもらっているので、シーズン1に出てたメンバーに追いつけるように頑張りたいと思いますのでみなさん見てください」
放送開始は7月10日(金)23:00~(CSファミリー劇場)です。毎週金曜日、全11話を予定しています。シーズン1を見逃した方はDVDも発売されています。(撮影・取材 岡田)