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AKB48×(meets) American Idol


  Last Updated: 2007/03/05
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2002年の放送開始以来、アメリカで驚異的な視聴率を記録している視聴者参加型公開オーディション番組『American Idol』(Sky PerfecTV! FOX Channelにて放送中)のサポーターにAKB48が選ばれたのを記念したイベント『AKB48×(meets) American Idol』が開催されました。(2007年2月24日 秋葉原ドン・キホーテ8F AKB48劇場)

AKB48チームKと秋元プロデューサー
この日登場したAKB48チームKのみなさん(中央は秋元康総合プロデューサー)。
後列左より高田彩奈、増田有華、松原夏海、早野薫、小林香菜、今井優、佐藤夏希、大堀恵
前列左より宮澤佐江、野呂佳代、大島優子、小野恵令奈、奥真奈美、秋元才加

『American Idol』は全米10万人以上の応募者の中から地方予選、ハリウッド予選、スタジオ審査、視聴者の電話投票による審査、コダックシアターでの最終審査を経て優勝者が決まる視聴者参加型オーディション番組で、つい先日、2007年第79回アカデミー賞助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソン(映画『ドリームガールズ』)もこの番組の出身者です。

イベントはオープニングパフォーマンス、「アメリカン・アイドル」の紹介、トークコーナー、AKB48のミニライブという流れで約1時間半にわたって行われました。

オープニングパフォーマンス

いつものお客さんに加え、劇場上手側に多くの報道陣、関係者が詰め掛ける中「エイケイビィ・フォーティーエ~ィ~」の掛け声とともに、チームKメンバー14名(梅田彩佳さん、河西智美さんは欠席)が登場、3rd ステージ「脳内パラダイス」公演の3曲目で歌われている「気になる転校生」で幕が開きました。

AKB48 チームK 画像

トークコーナー

劇団NY
劇団NY(ニューヨーク)
左がY(今井優)、右がN(佐藤夏希)

オープニング曲終了後、メンバーのMCと、チームKの劇場公演でおなじみの「劇団NY」(今井優さん、佐藤夏希さんのユニット)によるコントが続き、「American Idol」日本放映版のナビゲーターを務める司会のジョージ・ウィリアムズさんが登場、ダイジェストビデオを流しながら、番組の歴史や現状についてコメントし、メンバーとの質疑応答が行われました。

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Photo

――「アメリカンアイドル」のどんなところに魅力を感じますか?
増田有華「見てたら応募するまでは普通の人じゃないですか。それがだんだんと有名になっていくところの過程を、厳しい審査をテレビを通して現実的に見れるというところが魅力的だと思いました」

秋元才加「日本のオーディションは合格者だけがクローズアップされるように思うんですよ。(アメリカンアイドルは)不合格になった人もクローズアップされていて、落ちた人の痛みとか審査員の辛口コメントとか日本じゃない感じだなと思って面白かったです」

そのあと○×式回答でアイドル度チェックが何問か行われました。

アメリカと日本の「アイドル」の違いと共通点

そして秋元康プロデューサーが登場。司会者の質問に、プロデューサーの立場から回答を行うスペシャルトークが始まりました。

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番組ナビゲーターのジョージ・ウィリアムズさんと秋元康氏

――アメリカのアイドルと日本のアイドルとの違いは?
秋元康氏「アメリカはあくまで(アイドルとは)「歌」が上手い人のことですけど、日本のアイドルは「原石」という意味が強いですね。アメリカには絶対「地下アイドル」はいませんし(笑)。 (※「地下アイドル」という言葉に多くのお客さんが反応、爆笑、歓声が上がりました)

――アイドルを応援させるために何が必要なんでしょうか。
秋元康氏「アメリカの場合は、オーディションでの自己アピールが強いですよね。(日本でも)オーディションで自分に自信のあるところを強調する人がいるけど、それしかないのかなという印象を持ってしまう。むしろ学校帰りに駆けつけて来たという風貌で、髪もボサボサで自然な姿を見せたほうが審査員であるクリエイターたちを刺激するんです。こういうメイクをさせて、こんな衣裳を着せればもっと輝くはず……と思わせてくれる印象が大事じゃないかと」

――「American Idol」と「AKB48」の共通点は?
秋元康氏「多くの中から選ばれているということ。『American Idol』の場合には視聴者が、『AKB48』なら劇場に来てくださってる方々が審査員ですよね。僕も観客のみなさんのブログをチェックして『これは当たっている』か『この子はこんな印象を持たれているのだな』とか、いろいろな反応を公演の参考にさせてもらっています」

AKB48 ミニライブ

秋元プロデューサー、ジョージさんが舞台から離れた後、チームKメンバーによるスペシャルライブがスタート。3rd ステージ、アンコール1曲目の「花と散れ」、アンコール2曲目の「2ndステージメドレー」(Virgin Love→シンデレラは騙されない→転がる石になれ)を披露、いつもの公演の盛り上がりが再現されて、イベントは終了しました。

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大島優子 画像
大島優子

松原夏海 画像
松原夏海

小林香菜 画像
小林香菜

小野恵令奈 画像
小野恵令奈

増田有華 画像
増田有華

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報道関係者向け囲み取材

イベント終了後に報道関係者向け記者会見が行われました。

秋元才加 画像
秋元才加

野呂佳代 画像
野呂佳代

小野恵令奈
小野恵令奈

――秋元康さんが『American Idol』を最初に見たときにはどんな感想をお持ちでしたか?
秋元康氏「層が厚いと思いました。即戦力を取る番組だと思いました。そこで合格してすぐにレコーディングして、それがすぐにトップチャートに入るという。ですから審査が非常に厳しいですし、通常オーディションですとレッスン期間とか可能性に賭けるところが多いんですけど、『American Idol』に関してはそこはシビアだなと思いました」
――AKB48のみなさんと『American Idol』とのコラボレーションが実現したわけですけど、ご了承していただいた理由は?
秋元康氏「『American Idol』の面白さはドキュメンタリー、人間ドラマですね。それぞれの人たちが夢を持ってアメリカのスターとなることの姿勢と、AKB48が頑張っているところ、AKB48はスターを目指す甲子園、高校球児のようなところがあるので、とても近いと思いましたので」
――『American Idol』ではジェニファーハドソンがアカデミー賞にノミネート(助演女優賞として後日受賞)されたり、出身者がグラミー賞を受賞したりしているのですが、AKB48のみなさんはどのように活躍していただきたいと思ってらっしゃいますか?
秋元康氏「アメリカンアイドルとAKB48の一番の違いは、アメリカンアイドルはミュージシャン、アーチスト、いわゆる歌手を目指しているわけですが、AKB48の場合にはそれぞれの夢を目指していて、必ずしも歌手だけでなくて、女優かもしれませんし、お笑いかもしれませんし、グラビア、あるいはモデルかもしれませんし、もしかしたらこの中から作詞とか作曲とか、違う意味での才能を発揮するかもしれません。AKB48にはそれぞれの夢に向かって活躍していってほしいと思います」

――それではチームKのみなさんにお聞きします。毎週紅白歌合戦並みの視聴率を取っている『American Idol』の日本版のサポーターに選ばれてどう思いました?
秋元才加「私はずっと『American Idol』を見させていただいていたので、最初選ばれたとき『え?』ってすごくびっくりしたんですよ。『American Idol』はオーディション番組なんですけど、アメリカの文化とか人間性とか垣間見ることができて、日本にはないドキュメンタリーだなと思って見せていただいてたので、たくさんの人に見ていただけるよう、私たちも全力で応援させていただきたいと思います」

――みなさんも『American Idol』同様、オーディションでステージに立つことになったんですけど、オーディションを受けたときの心境とか、これから歌手やタレントになりたいと思っている方に、一歩踏み出すきっかけはどんなものだったのかを教えていただきたいなと思うのですけど。
野呂佳代「私は家族と、某コジマ電気でテレビを買おうと思って見に行ったら、ちょうどこの番組がやってたんですよ。父と二人で見入ってて、すごく面白かったんですね。そのときに自分も女優になりたいという夢をつかみたいというのと、AKB48の募集がかかっていたのをネットで見つけて、私は外見には自信がなかったんですけどすごく受かりたいという気持ちで受けに行ったんですよ。すると会場に行くと10歳の奥真奈美ちゃんがいたりとか、いろんな子がいてすごく楽しかったんですよ。どんなきっかけでもやりたいと思う気持ちと、自分がやり通す思いがあればもしかしたら私みたいに運がいいことが起こるかもしれません」

――チャンスが目の前にあったときにつかむというのが大切ですね。さて、これからいろんな可能性の登竜門となってほしいというAKB48ですが、みなさんはこれからどんなアイドルを目指しているのでしょうか。
小野恵令奈「私は、アイドルももちろんやっていきたいんですけど、アイドルをやりながらもいろいろな仕事をこなせる人になりたいんですよ。なので、アイドルをやりながら女優やモデルをやれるような、なんでもこなせるアイドルになりたいと思います」
奥真奈美「私も、アイドルもやって、世界でも活躍したいです」

奥真奈美 画像
奥真奈美

大島優子 画像
大島優子

宮澤佐江
宮澤佐江

――AKB48のみなさんからアメリカでオーディションで戦っているみなさん、芸能界では後輩にあたるみなさんに日本からエールを送っていただきたいと思います。
大島優子「私たちはデビューしていますが、みんなそれぞれ夢が違うので、努力することもみんな違うと思うんですね。でも、努力をすることはすごく大切で、それでくじけないで、あきらめないで、頑張った分だけ成果が出ると思うのでみなさんも一緒に頑張っていきたいです」

AKB48は『American Idol』のサポーターとして3月10日放送分から登場します。

このイベントの翌日、2007年2月25日にチームAは4thステージ『ただいま恋愛中』公演の初日公演が行われた後、現在、全国ツアーのリハーサルのため、チームA、チームKとも、劇場オープン以来の長期休演に入っています。

全国ツアーは3月10日、11日東京厚生年金会館、3月17日愛知厚生年金会館、3月18日福岡国際会議場、3月31日NHK大阪ホールとなっています。お近くにお住みの方は足をお運びください。(撮影・取材 KEN&岡田)

AKB48 画像

cover AKB48 Jump&Cry―篠山紀信写真集
小学館
2800円(税込)
写真集
2007年3月3日
cover ファーストコンサート「会いたかった~柱はないぜ!~」in 日本青年館 シャッフルバージョン
DefSTAR RECORDS
6,090円(税込)
DVD
2007年1月31日
cover ファーストコンサート「会いたかった~柱はないぜ!~」in 日本青年館 ノーマルバージョン
DefSTAR RECORDS
6,090円(税込)
DVD
2007年1月31日
cover 制服が邪魔をする
DefSTAR RECORDS
1,223円(税込)
CD
2007年1月31日
cover 会いたかった(初回生産限定盤)(DVD付)
DefSTAR RECORDS
1,575円(税込)
CD+DVD
2006年10月25日
cover スカート、ひらり
AKS
1,050円(税込)
CD
2006年6月7日
作詞:秋元康、作曲:岡田実音
cover 密着!「AKB48」~写真集 Vol.1 the・デビュー
講談社
1,890円(税込)
ISBN 4063527425
2006年3月2日
cover 桜の花びらたち
AKS
1,300円(税込)
CD
2006年2月1日
作詞:秋元康、作曲:上杉洋史
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