AKB48チームAの“ノゾフィス”こと、川崎希(かわさき・のぞみ)さんの1st 写真集、DVD『ノゾフィス』が竹書房より2008年7月25日に発売されました。発売を記念してインタビューをしてきましたので、8月10日のイベントにぜひ足をお運びください。(2008年7月 スカイコーポレーション)
川崎希 プロフィール 1987年8月23日生まれ、神奈川県出身、156cm B85 W57 H83 血液型O型
リア・ディゾンちゃんのグラビアを見て
――グラビアに興味を持ち出したのはいつごろなんですか?
「結構前から興味があって、グラビアが載ってるヤングコミック誌を結構見てて、自分がやろうとまでは思ってなかったんですけど、AKBでいろんな撮影をしていくなかで写真が好きだなと思うようになって、それでグラビアをやってみたいなと思って」
――じゃあ、AKBに入る前はそんなにグラビアやりたいというわけでもなかった?
「気にしてなかったです」
――AKBのステージでグラビアやりたいって言いだしたのはいつごろですか?
「A 3rdぐらいだと思います。そのときリアちゃん(リア・ディゾンさん)のグラビアを見て、初めて(リア・ディゾンさんの)写真集を買ったんですよ。写真集を見ていくと本当にやりたいと思うようになって、ステージだといろんな人が見に来てるから、やりたいことを伝えたほうがいいと思って、積極的にグラビアをやりたいって言ってたらできてうれしいです」
――バストがあるほうだからグラビアのチャンスはあったんじゃないの?
「最初のほうはグラビアをやりたいと思ってる子はいなかったと思います」
――で、事務所の人とお話ししてみて、グラビアができるようになった?
「『何がやりたい?』って聞かれて、女優とかはあんまり考えてなくてグラビアをやりたいですって言ったらやらせてもらって良かったです」
――「グラビア撮るよ」って聞いたときの感想は?
「すごくうれしくて、決まってから撮影の日まで、ほとんどそのことしか考えてなくて、どんな衣装を着たいとか、自分でグラビア雑誌を切り抜いてスタイリストさんに見せたりして、やりたいようにできたのでうれしかったです」
「黒の水着が着たいです」
――撮影はいつごろどこで撮影したんですか?
「4月にグアムで撮影してきました」
――どんな衣装が見られるんですか?
「いろんなのを撮ったんですけど、テーマは『アメリカン』でした。ほぼ水着なんですけど、ひとつだけヘリコプターの中でドレス着てる衣装があったり、最初黒の水着がなくて、黒い水着が絶対着たかったから、『着たいです』と言って増やしてもらって、そうしたらそれが裏表紙になりました」
――確かに黒は似合ってますね。なぜ黒が着たかったんですか?
「ちょっとだけ大人っぽいのも入れたくて。黒っていちばんシャキっとする色なんですよ」
――黒を着るとシャキっとするのね。今日も黒だからシャキっとしてる?
「今日はちょっとだけだから、あんまり(笑)」
――水着は何種類ぐらい着たんですか?
「15種類ぐらい着たかもしれません」
――こうやってまとめて撮るのは初めてだと思いますが、どんな感想を持ちましたか?
「グラビアの撮影が2回目だったんですよ。1回目はワンカットだったからすぐ終わってしまって。本格的に撮影したのがいきなり写真集で、すごく緊張して。最初の日はピンクの水着を撮ったんですけど、ちょっと表情が硬いかも」
――慣れてきたのはどのぐらい?
「2日目からすぐ慣れました」
――カメラマンや監督にほめてもらったのはどんなところ?
「お尻が」
――写真集の見どころはどんなところでしょう。
「ふだん住んでるお家で撮った感じのグラビアが、親近感を持ってもらえる写真になっていればいいなと思います」
ウサギが出てきます
――黒の水着のほかに、自分がこういう衣装を着たいと言ってうまくはまったのはありました?
「シャツが着たいって言ったんですけど、男の子のシャツを借りたみたいな大きいシャツが着れたり、この水着でフライドポテトを食べたいと言って実現できました」
――じゃあわりと自分がやりたいことがいろいろ実現できたわけですね。DVDとは同時進行だったんですか?
「はい」
――戸惑わなかった?
「戸惑いました。写真を撮ってる間にムービーが回ってたりして、不思議な感じでした。DVDは物語になっていてウサギがすごく重要な鍵になってるんですよ。川崎希を見てるノンちゃんというウサギの役で、両方自分なんですけど、部屋で困っている川崎希をノンちゃんというウサギが見てたり、面白い感じになってます」
――そのウサギはバニーガール風なの?
「いえ、着ぐるみ? フルでウサギなんですよ」
――DVDではどんな“川崎希”が見れますか?
「まだ私と会ったことのない人は『こういうしゃべり方なのかな』とか、そういうところがわかるかな?」
――しゃべるところだけ見てくれればいいの?(笑)
「いや、だめです(笑)。演技っぽいことをしてるんですよ。演技ってしたことがなくて、泣くシーンがあって、それは涙が出なかったら目薬でやろうっていう話だったんですけど、ちゃんと泣けたので、本気涙です」
――それはどういうシチュエーションで泣くことになってるんですか?
「物語は彼氏が死んじゃった……」
――悲しい物語だね(笑)。
「(笑)で、なんか、楽しい日々を思い出して海を見ながら泣いてるんです」
――どういうことを思い浮かべて泣いたの?
「飼ってるネコが死んじゃったと思ったらすぐ泣けてきて」
――元気はつらつな雰囲気なのはどんなシーンで見られるの?
「チアガールの格好でトランポリンを飛んでたり、ウサギでも飛んでたりします」
――DVDをざっと見た感想を。
「最初、『なんで?』っていうシーンから始まって、謎が解けていくんですよ。部屋でワンピースを着てのんびりしてるのを、カメラを意識しないで撮られてるところが好きでした」
――男の人からとか、他のメンバーから見られるとどんな風ところがいい?
「男の人から見ると料理のシーンがあるので、そこがいいのかなと思うのと、メンバーはどう思うんだろう。メンバーには恥ずかしいから見てほしくないかも(笑)。なんかものまねされそうだし」
――ものまねされそうなことをやってるの?
「そうなんです(笑)」
――写真集とDVDを出すことができたんですけど、もしまたチャンスがあって次の作品が出せるとしたらやってみたいことは?
「次やるとしたら、かっこいい感じで“かわっぽく”やりたいんですよ」
――“かわ”って何?
「生地でいうと“革”なんですよ。革の水着とか、そういうかっこいいのがしたいんです」
――わりとパリッとしたのをやってみたいんだね。
「はい。いつもはふわっと見られがちだから、いつもと違う感じのをグラビアでは見せたいかなと」
――ファンの人にイベントに来てもらうためにメッセージを。
「シアターに来たことのない人も、シアターでのAKBでのイメージとちょっと違った、ちょっと大胆なノゾフィスが見れるので、ぜひチェックしてください」
――AKB48のことも少し聞きます。仲良くしてるメンバーは?
「チームAは結構みんなとしゃべったりして、3回公演だと輪になってしゃべったりするんですけど、その中でも仲がいいのはゆかりん(佐藤由加理さん)と成田梨紗です」
――AKB48に入って良かったと思えることは?
「毎日メンバーと一緒にいるから、楽しいとかつらいとか言わなくてもわかってくれて、家族が増えた感じです」
――2年半やってきた中でつらかったときは?
「青年館のコンサートのときですね」
――なんで?
「あのときすごく忙しくて、4thのレッスンとコンサートのレッスンと別のダンスのレッスンが重なってて、全然寝られないし、次の日のライブが始まるし、次の日ライブなのにレッスン終わらないし、すごくつらくなって、青年館の本番の前のリハーサルで踊りながら泣きました(笑)」
――スケジュールが大変だったんですね。
「スケジュールはまだ大丈夫だったんですけど、自分の頭の中で立ち位置が覚えきれなくて、いっぱいいっぱいになって泣きました」
――次の質問。AKBのファンの人はわりと熱心ですが、川崎希さんのファンはどんな人が多い?
「うーん、どんな人だろう……」
――あんまり気にしたことない?
「みんなばらばらですね」
――たとえば手紙とかでどういうことを指摘されたりするの?
「髪型とか。自分でも覚えてなくて、何日の何回目の髪型が良かったとか、細かいところまで見てくれてるんだなって思いました」
――公演ごとに変えるんですか?
「変えますね。遠くから見ると髪形が一緒だと同じに見えちゃったりするので、みんなかぶらないようにしてます」
――ほかのメンバーよりも目立とうとしたら、どんなところで目立てますか?
「英語かな? でも最近全然しゃべってなくて、私もあんまりしゃべれないんですけど、メンバーの中では少しだけ英語がしゃべれるほうかな」
――ロケ先では英語しゃべってみた?
「グアムって本当、日本語が通じるんですよ。英語しゃべる気満々で行ったのにほとんど日本語でした」
発売記念イベントは8月10日(日)12時~書泉ブックマートです。特典の種類もいろいろありますので、ぜひ足をお運びください。行けない人はブログを細かくチェック!(撮影・取材 岡田)