更新情報

検索する

篠田麻里子初舞台『THE☆どツボッ!!』1st写真集『Pendulum』直前インタビュー


  Last Updated: 2008/07/11
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。画像直リンク不可です。
© copyright(c)2002-2022 Scramble-Egg Inc.

2008年7月15日にAKB48メンバー初のソロ写真集『Pendulum』(ワニブックス)をリリースする篠田麻里子さんに写真集の紹介と、18日から上演する初舞台『THE☆どツボッ!!』(池袋・東京芸術劇場で27日まで)について、AKB48のメンバーとしてだけでなく、ソロ活動をしている篠田麻里子さんの一面を知ってもらうべくインタビューをさせていただきました。(2008年7月10日 都内)
※画像直リンク制限中です。掲示板から画像にリンクしてもブラウザから直接画像アドレスを入れてもごらんになれません。

初演技が初舞台でした

篠田麻里子画像1
篠田麻里子プロフィール 1986年3月11日生まれ、福岡県出身、 168cm B87 W57 H85 血液型A型

――制作発表のときには台本ができてなかったとお聞きしてますが、まず、どんな物語なのかを教えてください。
「ざっくばらんに言うとコメディなんですけど、モト冬樹さんがお父さん、円城寺あやさんがお母さんで、杏さゆりさんが愛人役として出てきます」
――麻里子さんはどんな役?
「息子の八神蓮さんの彼女役です。保田圭さんが同じ建物に住んでいるいとこの役です。杏さんのことを愛人だと言えないために隠す嘘がどんどん変わっていって、わけがわかならくなる面白い舞台です」
――麻里子さんが演じる彼女はどんな女の子?
「空気の読めない飛んだギャルで、飛びぬけたテンションでみんながあ然とするようなキャラです」
――最初、このお話をいただいたとき、どう思いましたか?
「原作になった舞台を見に行ったんですよ。そのとき、ツボに入るぐらい笑っちゃって、やりたいって思いました」
――稽古は始まってどのぐらい経つんですか?
「約1週間です。初舞台なのに全部で2週間だけで大丈夫かなぁって。台本ができたのも稽古が始まる直前で(笑)。結構ぎりぎりまで内容を詰めてたんだと思うんですけど」
――舞台をやること自体は緊張するものですか?
「めちゃめちゃ緊張します。演技をやったことがなくて、舞台は生ものだから、セリフも飛んだりするんじゃないかって。“劇場”という意味では(AKB48と)同じじゃないかと思われるかもしれないですけど、歌やトークと演技と違うし」
――ダンスの振り付けとも違うしね。
「振り付けはちょっと間違ってもまあなんとか許されるけど、舞台はかけあいがあるので迷惑がかかるので大変なんです」

篠田麻里子 画像3篠田麻里子 画像4

折井あゆみちゃんにも相談

――麻里子さん自身が出る場面で面白いところはどんなところ?
「まず登場するところで一気に笑えると思います。私が登場する前から『山口由紀子』(彼女の役名)ってどんな人なんだろうってみんなが想像していたところ、出てきたら……みたいな“出オチ”的な面白さはありますね。あと、言動がありえない子なので、自分とのギャップがありすぎて最初大変でしたけど、そこが面白いと思います」
――麻里子さんが舞台に取り組んでみて現時点で発見したことというと?
「『演技ってどうやるんだろう』っていうところから入ったんですけど、やっていくうちにああしたほうがいいんじゃないか、こうしたほうがいいんじゃないかというのがいっぱい出てくるから、踊りの振り付けのようなのとは違って人によって全然違うものになっていく楽しさは感じます」
――AKB48のメンバーや卒業生で舞台を経験した人と話をしたことはありますか?
「折井あゆみちゃんが舞台をやっているので、初練習のときに電話してアドバイスとかしてもらいました」
――どんなことを教えてもらったの?
「飛んだキャラなんで、自分の捨て方とか。どうしたら捨てられるんだろうって延々と3時間ぐらい(笑)」
――その秘訣の一部を教えてください。
「セリフを頭に入れて自分の言葉にして、その自分をよく見て、その人ならどう喋るんだろうって想像して“なりきる”ところから始めたほうが、自分を捨てるって考えるよりも楽じゃない? みたいな話でした」
――ではチケットも残りわずかですが、ファンの人にメッセージを。
「初舞台というのもあるし、(AKB48)劇場とは違う一面を見せられる部分もあると思いますし、この『どツボッ!!』は常に笑えるコメディなので一人で来ても楽しいと思います。男の人は男の人で、女の子は女の子で共感できる部分があるのでぜひ見にきてください」

篠田麻里子 「THE☆どツボッ!!」チラシを持って7月15日発売写真集「Pendulum」
右はできたてほやほや、写真集の表紙です。

写真集のテーマは“振り子”

――写真集を撮るにあたってこんな風に作ろうっていう話はありました?
「振り子っていうテーマで、振り子にいろんな位置があるように、篠田麻里子のいろんな部分を見せようということになりまして、ナチュラルな部分も見せれば、ハードな部分も見せようということです」
――今(写真集を)拝見しているとモデルさんぽいのから、グラビアアイドルっぽいのまでいろんなのが確かにありますね。自分でご覧になってどうですか?
「何回も何回も写真選びからチェックまでしました。気に入ったものばかりで選ぶのが大変で、何回もルーペで写真を見ました。酔うぐらい(笑)」
――タイトルは何て読むんですか?
「ペンデュラムです。振り子という意味です」
――水着の写真は自分で見てて恥ずかしいってわけではない?
「別にそういうのはないです」
――もともとグラビアにも多少は興味はあったんですか?
「グラビアを自分がやるとは思ってなかったです」
――衣装は何着ぐらいですか?
「15着ぐらいだと思います」
――撮影は東京、静岡、グアムだそうですけど、グアムロケの思い出を聞かせてください。
「初グアムで、まずグアムの暑さにびっくりしました」
――何月ぐらいに行ったの?
「6月です。つい最近ですね」

篠田麻里子 写真集 画像篠田麻里子写真集より
篠田麻里子写真集『Pendulum』をAmazonで購入

秋元プロデューサーも絶賛

――気に入った写真ばかりで選ぶのも大変でしょうが、お気に入りというと。
「これ(滝の前で水着で撮ってる写真:下のほうにあります)にします。マネージャーもおすすめなんで」
――確かにこれはいいです。
「本当ですか?」
――大人っぽいのはどれなんでしょうね。
「メイクを決めて撮ったのがありますね。逆に水着は薄いメイクで、キャピキャピ感を出したくてジャンプしたりふつうに泳いだり、めっちゃ走ったりしてます」
――衣装について自分のリクエストを聞いてもらえたんですか?
「自分がこういうのを着たいと言って、何点か見せていただいて選ぶことができました。スーツ系と、ドレスの大人っぽい感じと、ビキニはおまかせで、派手なピンクや、ブルーとか、豹柄の帽子とか」
――まわりの方の評判はいかがでしたか?
「秋元さん(AKB48秋元康プロデューサー)に見ていただいたんですけど、絶賛でしたよ。写真もいいし、設定もいいしって」
――ほかのメンバーにはまだ見せてない?
「まだなんですよ」
――秋元さんの帯のメッセージがいいですね。
「ちなみに、篠田麻里子マークができました。よろしくお願いします」
※そのマークは写真集の表紙に印刷されています。所属事務所のプロフィールページの公式携帯サイトの案内の左側に載っている図柄のことです。
――写真のセレクトまでできたから満足いった仕上がりになりましたか?
「そうですね。何回も事務所でチェックできましたし」
――100点満点で何点ぐらいの出来上がりですか?
「そうですねぇ……難しいところなんですけど、120点ですね」

篠田麻里子 写真1篠田麻里子 写真2

福岡から東京へ

――芸能とかアイドルに興味を持ったのはいつごろなんですか?
「昔、小学校のころ、東京にお母さんと遊びに来たときに原宿でスカウトされたぐらいからなんですけど、でも本当に自分がそういう世界に入るとは思ってなかったです」
――高校までは福岡にいたんですか?
「はい」
――そのころは芸能のお仕事はしてなかったの?
「してないです。ダンスは少し習ってましたけど」
――福岡でスカウトされなかった?
「されなかったですね」
――で、いきなり東京? AKB48のオーディション後に上京ですか?
「(AKB48の)オーディションに落ちちゃったから、落ちた子でカフェっ娘(AKB48劇場のカフェのアルバイト)やりたい子はどうぞ、っていう話で。専門学校に行ってたし、どうしようかなって迷ったんですけど、これをきっかけにと思って」
――「カフェでアルバイトのために上京」って結構賭けだよね。
「東京まで来てやる仕事じゃないって周りから言われたし、でもそれはいいきっかけだったと思います。自分の選択はわりと間違ってなくて、決めたほうが当たってることが多いんですよ」
――AKB48に入れるかどうかもわからないわけですが。
「AKB自体が当時どうなるかもわからなかったですし」
――そうなんですよ!(笑) あのころは。
「ドンキホーテの上で何があるなんてみんな興味ないですし、チラシ配っても取ってくれないじゃないですか。そこから始まりましたからね」
(※劇場支配人と一緒にドンキの1Fでチラシを配ってた経験が彼女にはあります)

OhotoPhoto

カフェのアルバイトからAKB48のメンバーへ

――AKBのメンバーになるって聞かされたときってどういうシチュエーション?
「アイスクリームを作ってて、秋元さんと社長が裏に来て、『(拍手しながら)おめでとう』って。アイスクリーム作ってるから『え? 何がですか?』って。『4日後にステージに立つから練習するように』って言われ、アイスがくしゃ、ってなって(笑)。その日、めっちゃうれしくてアイスくしゃくしゃのままお客さんにあげて。カフェを休むともステージ立つともお客さんに言えないし」
――よく4日で覚えたね。
「あのときは死ぬ気でしたね。1日目はうれしかったんですけど、ビデオを見てやってみるとありえないぐらい難しくて、しかも先生が2日間しかつかなくて、メンバーにもわからないようにステージに立つから時間を調整してレッスンしてました」

篠田麻里子 Photo

――AKB48で仲良くしてるメンバーは誰ですか?
「来るもの拒まず去る者追わずなので、来てくれるのはあっちゃん、陽菜、奥ちゃんとか。基本的に誰と決めたくないので、誰かがいたらしゃべる感じなので、みんなとしゃべりますよ」
――チームBの子たちとも交流はあるんですか?
「Bの子だと“はるごん”としゃべりますね」
――AKB48に入って良かったなと思えることは。
「今があるのはAKBのおかげだからすごく感謝してます。あとは集団生活に慣れたことです」
――面白い答えだね(笑)。次の質問です。今まで約2年半でいちばんつらかった時期は?
「入ったばっかりのとき、集団生活にも慣れないし、常に公演をやっていて、『入ったはいいけどどうなるんだろう』って将来のことを考えてしまって。メディアに出るわけでもないし、シングルは出たけどまだ全然だったので、あのときは不安な毎日でした」
――そこからあとのことは、不安に感じなくなった?
「いろいろ変わっていくことがふつうだと思うようになったときに、『あんまり気にしてても仕方ない』と思って。Bの子や研究生の子にはまだわからない部分があるかもしれないですけど」
――そうだよね。研究生の子も長い目で見れば、そんなに悪いポジションじゃないっていうのが私の立場から見てもわかってきましたからね。
「そうですね。わりと出てきてますし、AKBじゃなくて個人として自分を磨いていこうという目標ができれば自然に前向きになれると思います」

篠田麻里子 画像

――では次の質問。麻里子さんのファンの人はどういうタイプの人が多い?
「ファンの方だからなのかもしれませんが、私のことをよくわかってるとは感じますね。性格や発言を全部わかったうえでファンになってくれている、とは感じます。だからありがたいっていうか」
――「ファンはタレントを写す鏡」と昔から言うんですが、そういう意味でファンの方はクールでポーカーフェイス?
「……ではないかな。私もそうなんですけど、見た目はクールを装ってるけど、実はよくしゃべる、みたいな。わりとそういう人が多い気がしますね」
――AKB48の中だけでなく、これから外にもアピールしていかなければいけないので、いちばん自分らしい特長といえば?
「自由な部分ですかね。人によっては周りのことを気にしたりするんですけど、私は全然気にならないんで、それが自分にとっていい部分なのかなって。メンバー見てて『そこを比べなくていいじゃん』て思うときがあるので」
――あんまり余計なことを気にしないってことですかね。
「そうですね。マイペースなところが。結構気分屋なところもあるし。自分が不安なことをほめられたりすると自信に変わったりしますから」

写真集のイベントは7月13日(日)11:00~福家書店銀座店なんですが、残念なことに700枚の整理券の配布が終了してしまったそうです。舞台は7月18日から27日まで東京芸術劇場小ホール2で13回公演がありチケットぴあにて全席指定6000円(税込)で販売中です。(撮影・取材 岡田)

cover 篠田麻里子写真集『Pendulum(ペンデュラム)』
ワニブックス
2,940円(税込)
写真集
2008年5月15日
Amazonで篠田麻里子をサーチ

●関連記事

AKB48関連コラム

●関連サイト

●キーワード検索

本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
copyright(c)2002-2022 Scramble-Egg Inc.