秋元康氏プロデュースによるアイドルAKB48の全国進出第1弾として名古屋、栄(さかえ)発のアイドルグループとして誕生した「SKE48」(エスケーイー・フォーティーエイト)がいよいよ初日を迎えることとなりました。
以下、記者会見、ライブレポートを数回に分けてお伝えしていきます。まずは記者会見の様子です。(2008年10月5日 名古屋・SUNSHINE SAKAE 2F SUNSHINE STUDIO)
2008年7月のオーディションで2670名の応募から23名を選出し、8月22日に日比谷野外音楽堂のAKB48の公演でお披露目初ライブ、『24時間テレビ』(8/30)、『キャラホビ2008』(8/31)、『メ~テレ秋まつり2008』(9/27)を経て、活動拠点となるSUNSHINE SAKAEで公演初日を迎えました。
建物には大観覧車「Sky-Boat」が面していて、メンバー23人のメンバーの顔が10月末までゴンドラにプリントされ、5回以上乗船した方には抽選でチケット優先購入権もプレゼントされるそうです。
記者会見はまず秋元康プロデューサーからの挨拶で始まりました。以下に要点を箇条書きしておきます。
- AKB48の全国戦略のひとつで名古屋から新たなスターを生み出そうというプロジェクト
- AKB48との違いをよく聞かれるが、初々しさが違う。AKB48は東京という場所柄もあり、はじめから芸能界を目指しているメンバーが多かった気がするが、SKE48はより学業に頑張っていた子が多いような気がする
- 松井珠理奈(じゅりな)さんという11歳の女の子のスター性にエネルギーを感じて、AKB48のシングル『大声ダイヤモンド』に加えました
- 次のステージはオリジナルでいこうと思っているので、今日のステージをオリジナル公演のヒントにしたい
次にSKE48のメンバーが登場し、ひとりひとり簡単な自己紹介ののち、簡単な質疑応答が行われました。
高田志織、高井つき奈、平田璃香子、中西優香
大矢真那、松井珠理奈、松井玲奈、平松可奈子
――AKB48との交流は今後どのような形で行われますでしょうか。
秋元康「SKE48でもシングルを出していくのですが、それ以外でもAKB48とSKE48の選抜メンバーで曲を出したり、今後、福岡、札幌、大阪と地域を広げ、それぞれがチームを持ち、最終的には日本の選抜メンバーという形になっていくと思います」
――これから初めてのステージが始まるわけですが、今の意気込みを前列に立っている方でお願いいたします。
新海里奈「今日の初ステージではみなさんと一体になれるように楽しみたいと思っています」
平田璃香子「とても緊張しているのですが、元気にパワフルにどんどん個性をアピールしていきたいです」
松井玲奈「今日の初日の公演ではAKBさんにない、SKEが持っているSKEらしさを前面に出していけたらいいなって思います」
松井珠理奈「とにかく毎日毎日練習をしてきたので、ファンの方々に楽しんでいただけるようにしたいと思っています」
高井つき奈「今日のステージではSKEのチームワークを活かして素敵なステージができるように盛り上げたいです」
大矢真那「今日のステージでは今までみんなで頑張ってきた成果を見てもらいたいので、緊張してるんですけど、一生懸命頑張ってやります」
高田志織「誰にも負けないぐらい笑顔と元気をいっぱい出して盛り上げていきたいと覆います」
桑原みずき「SKEは本当に元気がいいので、今日の初日でみなさんに伝えられたらいいなと思います」
――SKE48のセールスポイント、魅力と、最終目標をお聞かせください。
秋元康「魅力は未完成さだと思います。チームとしてまとまりすぎると予定調和になっておもしろくないですし、今のSKEはみんなでまとまろうという力と、もともとそれぞれが送ってきた23個の人生のアンバランスさ、上手に踊りたいという気持ちと、まだ踊れない実力と、それがいい感じで出ているのではないかなと。今後は、SKEはAKBとはまた違ったストーリーをどれだけ作れるかというのがポイントだと思うのですが、今日からの『PARTYが始まるよ』公演の次には、AKB48にはないオリジナル公演を作ろうと思っているので、それが彼女たちの秘めている何かを曲や詞の中に、未完成の形がエネルギーになるようにストーリーが生まれていけばと思います」
彼女たちのストーリーはどのように作られていくのでしょうか。次回は公演の様子をお伝えいたします。(撮影・取材 岡田)