AKB48の17thシングルの選抜メンバーを選ぶ選抜総選挙『母さんに誓って、ガチです』のレポート(4) 12位からの発表の様子をお届けします。(2010年6月9日 JCBホール)
AKB48 17thシングル選抜総選挙『母さんに誓って、ガチです』レポート(1) (歌と入場)
AKB48 17thシングル選抜総選挙『母さんに誓って、ガチです』レポート(2) (40位から22位)
AKB48 17thシングル選抜総選挙『母さんに誓って、ガチです』レポート(3) (21位から13位)
の続きです。
12位から1位の発表
★12位 河西智美(チームB) [昨年10位] - 11080票
河西智美「みなさん、本当に本当にありがとうございます。速報と中間で13位ということで、その間にサイン会や握手会があって、ファンの方からひとことひとこともらったんですけど、みんな『頑張って12位以内に入ってね』ってすごい言ってくれて、そのひとことがすごいプレッシャーにもなったけど、ともにいつも期待してくれてるんだなという気持ちが伝わってきて、その期待に少しでも応えたいなってすごく思ってて。すごいですよね、こんなに投票数が本当にすごいなって思います。
こんなにたくさんの人にともは愛されているんだなってすごい思います。去年よりももっともっとAKBがともがいろんな人に知ってもらって、たくさんの人に愛してもらって、とものことを応援してくれてるってことは、週1だったり1時間だったり毎日毎日をとものために考えてくれたりしているわけで、私はどこで恩返しができるんだろうって、ずっとずっと思ってて。でも私がAKBに入っていちばん好きだと思ったのが、劇場の公演をやることです。私が一番楽しいと思うことを、ずっと続けたいと思うことを、本当に楽しんで思いっきり頑張ってどんなにつらくてもどんなに熱が出たって、ケガしたって絶対出てやろうって思って、ずっと今まで頑張ってきました。
12位という素敵な結果をもらって、これからも初心を忘れずにみなさんの期待を裏切らないように、ともを応援してきてよかったってみなさんが思ってもらえるように、そしてこれからも応援してもらえるように、精一杯頑張っていきたいと思いますので、これからもともの背中を押してください。本当にたくさんの投票ありがとうございました」
★11位 松井玲奈(SKE48チームS) [昨年29位] - 12082票
★10位 松井珠理奈(SKE48チームS) [昨年19位] - 12168票
松井玲奈「本当にこんなもやしみたいな私に投票してくださってありがとうございます。去年よりこんなにも順位を上げることができて、1年間SKE48として、そしてAKB48さんのアンダーガールズとして頑張らせていただいて、その私の進んできた道が間違ってなかったからこそ認めていただけたからこそ、今日このステージに立たせていただけているのだと思います。
でも、でも……やっぱり、やっぱり私は去年言ったとおり、もっともっと上を見て、背筋をちゃんと正して前を見てそして、『一番が取りたい』じゃなくて、『お前が1位になれ』と言われるような、そんな素敵な人になりたいと思います。これからもし、私が道を間違えて歩いていたとしても、みなさんが私の肩を叩いてしっかりと伝えてくだされば、私はちゃんと元の道を、正しい道を歩いて行こうと思います。これからも、もやしみたいな私ですけれど、応援よろしくお願いします」
「白き玲奈 色添え ソロの栄なり」(徳光和夫)……徳光さんが一句詠いだしました。
松井珠理奈「本当に10位っていう、すばらしい結果をいただけてうれしいです。応援してくださったみなさん、本当にありがとうございます。正直、今回もこうやって選抜総選挙があるって聞いたときは、すごく不安でいっぱいでした。今回、こうやってすばらしい順位をいただけたので、ここでいろんなことを学ばせていただいて、もし、次回、選抜総選挙があったら、この結果よりももっともっと上を目指して頑張っていきたいと思います。みなさんこれからも私、松井珠理奈への応援、よろしくお願いします。本当にありがとうございました」
★9位 宮澤佐江(チームK) [昨年14位] - 12560票
★8位 柏木由紀(チームB) [昨年9位] - 15466票
宮澤佐江「私に投票してくださったみなさん、本当にありがとうございます。1年前の選抜総選挙のときと今回の選抜総選挙、私は同じ気持ちで、たとえどんな順位であっても今の私の本当の順位なんだってことを素直に受け止めるって思っていたんですけど、やっぱりこうやって9位という順位をいただけたことが今、素直にうれしいです。
私は今回のこの総選挙、自分のモットーとして初代の女性アイドルのイケメンガールを目指すと誓いました。だから、思い切って短くし、本当に男の子よりもかっこよくなっちゃおうと思います。こうやって、AKBを知らない方だったり、AKBを初めて見た方が、こんな子もAKB48にいるんだって、目をつけていただけるような一人になれるようにこれからも頑張っていきたいと思いますので、みなさまよろしくお願いします。本当にありがとうございました」
「梅雨空に 明るく咲いて 冴え(佐江)わたり」(徳光和夫)
柏木由紀「私に投票してくださったみなさん、本当にありがとうございます。私は小さい頃から歌とダンスがすごく好きで、アイドルにあこがれて好きなことをやりたいという一心で鹿児島から上京してきて、それでたくさんの方に投票していただいたことで、私が選んだ道は正しかったんだなと思っていますし、本当に幸せ者だなと、今、あらためて思いました。
チームBというキャプテンという、とても重要な役割をいただいて、最初はすごく不安だったんですけども、新チームBのレッスンで自分のことも考えなきゃいけないし、チームのことも考えなきゃいけないし、という葛藤がすごくあったんですけど、今日こうやって私はたくさんの人に支えられて、私のこと頑張れって応援してくださる方がたくさんいることをあらためて実感することができたので、これからは自分のこともチームのこともAKBのことも誰よりも一生懸命考えて、できることを一生懸命やって、応援してくださったみなさんに感謝の気持ちを忘れずに毎日、頑張っていきたいなと思います」
「初夏なのに 薩摩の空に 花の雪(由紀)」(徳光和夫)……「やり続けます」(徳光和夫)
★7位 小嶋陽菜(チームA) [昨年6位] - 16231票
★6位 高橋みなみ(チームA) [昨年5位] - 17787票
小嶋陽菜「今回の総選挙で速報が出たときに10位で、今回7位なんて思ってもいなくて、10位用のコメントしか用意してなくて、どうしていいかわからないんですけど、速報で10位になったときに、ツイッターとかで私以上にファンの方が心配してくださったりして、私だけのことじゃないんだって思って頑張らなきゃいけないなと思いました。7位ということで、また『スカート、ひらり』とかがあったらまた『スカひらセブン』と呼ばれるメンバーに入れると思うと本当にうれしく思います。本当にうれしいんですけど、全然言葉が出てこないんですけど……(お客さん「ラッキーセブンやで~」)、あ、ラッキーセブン? うれしいです。みなさん、本当にありがとうございました」
「美しさ 色香も漂う 春なのに(陽菜のに)」(徳光和夫)
高橋みなみ「前回の総選挙ではここでぼろ泣きしてしまって、自分の無力さに申し訳ないという弱音ばかり吐いてしまってたんですけど、本当に私はみなさんに支えられてこの場所に立っています。公式(ガイド)ブックの予想とかで私の順位だけすごい下がってたりとか、秋元先生のコメントで『高橋に注目』とか書いてあったりとか、『注目しないで!』ってちょっと思いながら今日を迎えたんですけど、この順位に誇りを持って、私はどんな順位に立とうとも決して変わりません。高橋みなみは高橋みなみです。自分のとりえが何なのか、最近自分でも考えてしまうこともあるんですけども、私は正直、人より何か秀でているものはまだありません。ですが、必ず、将来一人の歌手になります。それは絶対に曲げません。
私を応援してくださってるみなさん、そしてAKBを応援してくださってるみなさん、SKEを応援してくださってるみなさん、SDN48を応援してくださってるみなさん、その人たちの期待を裏切らないように自分自身、このチームを良くしていけるように死ぬ気で頑張っていきたいと思います。AKBを好きな気持ちは誰にも負けません! ありがとうございました」
徳光和夫「目配り気配り心配り、本当に行き届いたお嬢さんですよね。AKBから将来の蓮舫が出るんじゃないか、とそんな思いです」
「本物の 熱き心や 南(みなみ)風」(徳光和夫)
★5位 渡辺麻友(チームB) [昨年4位] - 20088票
★4位 板野友美(チームK) [昨年7位] - 20513票
渡辺麻友「中間発表では1万2000票という、票が入ったことが本当にうれしかったんですけど、今回はなんと2万票も入ったということで、本当にうれしくて、これ以上の幸せはないんじゃないかと思っているんですけど、今回は総選挙のポスターで『起こしてみせますCGレボリューション』と言ったんですけど、わたし的にはCGレボリューションというものが今回は起きなかったので、もし来年この選抜総選挙があるなら、今度こそは、今度こそは本当に正真正銘のCGレボリューションという、私の革命を起こしたいと思っています。
私はこの5位という順位はありがたいんですけど、やっぱり私は悔しいです。去年は4位という、今回は5位といううれしい順位なんですけど、やっぱり私はもっと上を目指したいです。今のこの現状には満足していません。なので私は絶対に、次はもっと上の順位に入りたいです。そのために頑張りますので、たくさんの方に私のことを認めてもらって、絶対に、絶対に、私は次はもっと上の順位に入ります。なのでみなさん、これからも渡辺麻友をよろしくお願いします」
「眉(麻友)あげて いつか目指せよ トップの座」(徳光和夫)
板野友美「総選挙が始まってから今日この日まですごい不安がいっぱいでした。でも握手会のときにファンのみなさんが『僕たちを信じて。ともちんは頑張ってるから大丈夫だよ』ってたくさんの方が言ってくれて、それを信じ続けて今日この日まで来ました。そんなファンのみなさんにこれからも恩返しできるよう、板野友美頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします。そして、去年よりもランクアップできたことをこれからのバネにして頑張りたいと思います」
「輝きは そこにいたのか チームK」(徳光和夫)
3位 篠田麻里子(チームA) [昨年3位] - 23139票
篠田麻里子「本当にうれしいです。めったに緊張することはないんですけど、昨日は緊張しすぎて眠れなくて、朝の生放送の(おもいっきり)PONにちょっと遅れて……。AKB48がこんなにも注目されるようになって、司会に徳光さんも来てくれるようになって、5年間やってきて良かったなと本当に思います。本当に応援してくれたみなさん、本当にありがとうございます。これからも一生懸命頑張りますのでみなさんこれからも応援よろしくお願いします」
「その笑顔 毬ころがすように はじけてる」(徳光和夫)
2位 前田敦子(チームA) [昨年1位] - 30851票
前田敦子「えー、私は負けず嫌いなので、正直悔しいです。実は少しだけほっとしている自分がいます。私はやっぱり1位という器ではないと思います。やはり去年1位をいただけた後に一番にAKBを引っ張っていかないといけない立場だったと思ったんですけど、やはり、……私にはうまくできなかったみたいです。
今年は、やはり去年みなさんに期待していただいたようにはお応えできなかったんですけど、今年は5年目になるということで、そして1期生ということで、さらにこれだけのメンバーを引っ張っていかなきゃいけないと思っています。
私は今年はこの順位で頑張っていこうと思います。でも、もしリベンジできるのであれば、やはりもっとたくさんの方に認めていただけるように頑張らないといけないと思うんですけど、リベンジがあるなら次は胸を張って堂々とAKB48のメンバーを引っ張っていけるような存在になれるように頑張りたいと思います。本当にみなさんありがとうございました」
「エースゆえ 孤独に見すえろ 前だけを」(徳光和夫)
1位 大島優子(チームK) [昨年2位] - 31448票
秋元康プロデューサーからトロフィーの授与。
秋元康「今日ずっと僕もみなさんと一緒に見てたんですけど、たぶん大島優子以外は全員悔しいと思うんです。そして、ここのステージに上がれなかったメンバーも全員悔しい。つまり、この悔しいと思う気持ちが、次のエネルギーになると思いますので、ますますAKB、SKE、研究生みんな頑張ると思います。今度は大島優子が1位になったことで満足せずに、悔しいと思う分がない分、たぶん、大変だと思いますけど、たぶん大島優子のことですからますますAKB48を引っ張ってくれると思いますし輝いてくれると思いますので、心から祝福したいと思います。おめでとう」
大島優子「秋元さんにはいつも『お前は期待値が高いから、それ以上のものが生まれてこない』と言われてきました。じゃあどこを伸ばせば私はMVPを取れるのかずっと考えてきました。いつも2位の大島優子としてやってきて、もちろん今年もきっと下がるだろうと思っていました。こんな光栄なことはありません。
私に票を入れてくださった方、去年は『背中を押してください』と言いました。また今、徳光さんに背中を押されてしまったんですけど、でも今年は1位という順位をいただいて、背中を押してくださいとは言いません。ついてきてください。
AKB48が日本一のトップアイドルグループとしてずっと輝いていけるようつとめますので、よろしくお願いします。みんながみんな悔しい思いをしてると思うし、もっともっと前へ進まなきゃいけないと思いますので、 AKB48、SKE48、SDN48全員で、もっともっと前へ進んでいきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」
その後、徳光さんから2~3質問を受け、優子さんが答えていました。
「表情の 豊かさ実り 有効票」(徳光和夫)
1位の席に優子さんが着席したのち、あらためて40位から順番に名前を読み上げ、開票イベントは終了しました。
★フォトセッション
終演後マスコミ向けフォトセッションが行われ、選抜20人(松井珠理奈さんは中学生のため午後9時以降は出られない)による記念撮影が行われました。その様子とリラックスしたメンバーの表情でレポートを締めさせていただきます。(撮影・取材 岡田)