2007年4月8日から始まったAKB48チームBの1st Stage『青春ガールズ』公演も10月2日に千秋楽を迎えることが決定しました。本サイトでチームBとして紹介するのは2006年12月の1周年記念ライブでの初お披露目(候補生)以来となります。
『青春ガールズ』公演を約5ヵ月間こなしていくことで彼女たちにもいろいろな変化が訪れてきていると思います。その変化を記録としてとどめておきたくなり、夏休みの終わりごろに劇場で取材してきました。
チームBのファンの方や『青春ガールズ』公演を記憶にとどめなおしたい方、これからファンになってくださる方に向けてフォトレポートをお届けします。(2007年8月28日 AKB48劇場)
★M01「青春ガールズ」
今回は上手柱の前で取材した関係で、全景が入ることは多少、少ないですが、メンバーたちの生き生きした表情を写し出せていけたらと思います。以下、コメントには筆者(岡田)の思い入れや、過去の体験からの感想などを交えていくつもりです。意味不明だったり、意見が食い違ってしまったりしても大目に見てやってください。
振り付けの先生が同じだからか、フォーメーションや振り付けの一部でどうしてもモーニング娘。を想起させるので、良くも悪くもメンバーも関係者もファンも何らかの比較をしてしまう曲でした。
左:多田愛佳、右:渡辺麻友
★M02「ビーチサンダル」
この曲のイントロを最初に聞いたとき、スピッツの『チェリー』を思い出しました。『チェリー』は1996年発売のようですが、当時のスピッツのサウンド自体が懐かしいものだったので、1曲目の『青春ガールズ』に続き、80年代というよりは70年代を感じさせる楽曲が並ぶのだろうかと初めて聞いたときに思ったものです。
左:柏木由紀、右:平嶋夏海
「青春ガールズ」初演を演じたチームKには、チームAとの色合いの差を際立たせる意図もあっただろうと予想できますが、この曲の“懐かしさ”が彼女たちの“泥臭さ、田舎くささ、未成熟さ”が異様にマッチしていたように感じました。チームBの「ビーチサンダル」は何度か見ましたがいまだにしっくりきません。振り付けや雰囲気の出し方とかがこなれていないせいなんでしょうか。
★M03 「君が星になるまで」
左:渡邊志穂、右:田名部生来
コンサートの最後にかかるような曲です。なぜそう思うのかというと、MISIAの『Never gonna cry!』にコード進行とメロディのごく一部が似ているからなのかもしれません。
MC
この日のひとこと自己紹介部分だけ文字に起こしてみました。
渡邊志穂「チームBでもおしゃれ番長でありたい、渡邊志穂です」
浦野一美「チームBのお姉さま、シンディこと、浦野一美です」
井上奈瑠「みんなが幸せになるっぺ。なるっぺこと井上奈瑠、15歳の高校1年生です」
米沢瑠美「笑うと今話題の朝青龍になっちゃう米沢瑠美です」
仲谷明香「AKB48唯一のメガネっ子、“なかやん”こと、仲谷明香(なかやさやか)です」
野口玲菜「最初はぐっさんジャンケンポン。“ぐっさん”こと中学校2年生の野口玲菜です」
多田愛佳「ラブラブパワー発動! ラブたんこと多田愛佳12歳最年少です」
平嶋夏海「夏の海のように大きくキラキラ輝きます。15歳の平嶋夏海です」
柏木由紀「あなたが、あなたが、あなたが私に恋しちゃうかも。“ゆきりん”こと、柏木由紀です」
渡辺麻友「中学2年生13歳の“まゆゆ”こと、渡辺麻友です」
片山陽加「大っきな太陽のように、みなさまのハートに明るい光を灯したい“はーちゃん”こと片山陽加(はるか)です」
早乙女美樹「栃木から来ましたアリスみたいに夢見ちゃってる16歳の“みきぽん”こと早乙女美樹です」
菊地彩香「14歳の“あやりん”こと、菊地彩香です」
松岡由紀「Hi, Everyone. Are you having fun? 今日も一緒に盛り上がってくれてますか? 由紀こと松岡由紀です」
仲川遥香「毎日、あげあげ? 元気がいちばん。ハスキーボイス、高校1年生の仲川遥香です」
田名部生来「今日もはじけるパワーで頑張ります。みんなのビタミンC、“たなみん”こと、田名部生来(みく)です」
左:米沢瑠美、右:仲谷明香
左:野口玲菜、右:片山陽加
左:早乙女美樹、右:仲川遥香
★M04 「Blue rose」
渡邊志穂、浦野一美、井上奈瑠、米沢瑠美
左:渡邊志穂、右:浦野一美
左:井上奈瑠、右:米沢瑠美
80年代のロック系歌謡曲でステージでマイクを倒す振り付けも当時をほうふつとさせます。間奏になるといきなりスティーブ・カーンのギターサウンドになってフュージョンぽくなるところに21世紀らしさが少し見え隠れします。
★M05 「禁じられた2人」
左:仲谷明香、右:柏木由紀
禁じられた同性愛を幻想的に描いた楽曲。“なかやん”と“ゆきりん”の組み合わせは、曲の持つ妖(あや)しさを十分に生かしていて秀逸です。
「雨の動物園」以降は AKB48チームB『青春ガールズ』公演フォトレポート(2)に続きます。(撮影・記事 岡田)