アイドルユニット「AKB48」のチームBによる1st Stage『青春ガールズ』公演(2007年4月8日から10月2日まで)のフォトレポート(3)をお届けします。(2007年8月28日 AKB48劇場)
チームB『青春ガールズ』公演フォトレポート(1)
チームB『青春ガールズ』公演フォトレポート(2)
★M11「僕の打ち上げ花火」
左:渡辺麻友、右:菊地彩香
本編最後の曲。アイドルポップスのメインストリームなメロディでリズムは16ビート、符割と振り付けは8ビート。このバージョンとともに暑い夏もようやく終わりそうです。この夏が過ぎたあとに彼女たちも少し成長できたことをあとから実感することになるのでしょう。
以下写真には名前の解説はつけませんので、誰が誰だかわかるか試してみてください。この日は片山陽加さんが途中で体調を崩したらしく、「雨の動物園」以降は出てきませんでした。
★M12(E01)「約束よ」
『青春ガールズ』公演はK-3rd『脳内パラダイス』公演に引き継がれた「Virgin love」「転がる石になれ 」「シンデレラは騙されない」が代表曲というのは誰もが認めるところでしょう。「約束よ」は、アンコール1曲目、そしてメジャー調の曲なので、気がつかない間に過ぎてしまいそうですが、詞をよく聞くとちょっと悲しい青春の別れの曲です。意味をかみしめて聞くと、少しばかり若い頃に戻って切ない気持ちになれる名曲ですね。
★M13(E02)「転がる石になれ」
イントロから「スクール☆ウォーズ」(80年代のテレビドラマ)のテーマ曲みたいな雰囲気で始まり、「路傍の花は~」という、日常会話で滅多に使われることのない単語の歌詞で始まり、それまでのAKB48の楽曲にはなかったパターンだったため、最初聞いたときの衝撃は相当なものでした。
しかも、曲名が「転がる石になれ」で、歌詞も初演のチームKのために書きおろされたような曲なので、ほかのメンバーが演じたときの違和感は相当なものと覚悟していたんですが、何回か見たところ、そんなに違和感なく見ることができました。チームAから転籍した3人が頑張っている姿を応援したくなるというのもあるのかもしれません。
こんな“熱い”曲が今の時代に受け入れられる場所はAKB48劇場だけかも、と思うと、かえってそれがいとおしくなったりもして。
MC
★M14(E03)「シンデレラは騙されない」
作曲家・井上ヨシマサ氏の得意なマイナー調のフラメンコ調の曲に合わせた衣装、歌詞、振り付けで、ファンも思わず手を打ってしまう、よくできた曲です。
きれいに振り付けを踊るのが意外と難しく、しかもクールな表情でこなさなければならないので、最後の力を振り絞って演じる必要があり、メンバーの力量がここでよくわかります。
劇場オープン時からAKB48のステージに立ってきた渡邊志穂さんが10月2日の『青春ガールズ』公演千秋楽をもって卒業となるそうです。お疲れさまでした。
10月7日からはチームB 2nd Stage『会いたかった』公演が始まります。こちらのほうもお楽しみに。(撮影・取材 岡田)