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大堀恵(AKB48)スペシャルインタビュー


  Last Updated: 2008/09/12
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AKB48チームKとして、『AKB 0じ59ふん』ではちょっとセクシーなお姉キャラとして、ブログ『大堀恵の「受粉計画」今夜は、どうかしらぁ?』も人気急上昇中の大堀恵さんのスペシャルインタビューをお届けします。(2008年8月 株式会社エーゼット)

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大堀恵 プロフィール 1983年8月25日生まれ、東京都出身、158cm B83 W58 H82 血液型A型

日比谷野音ライブが終わり、25歳の誕生日を迎えた日に『AKB 0じ59ふん』(日テレ月曜深夜0:59~)で歌手名「大堀めしべ」としてソロデビューすることが発表されました。その後、タイトルが「甘い股関節」に決定、1万枚売れないとAKB48卒業という、過酷な試練を与えられ、ただいま制作・PR活動に奔走中です。

今回のインタビューはAKB48に入ってからの大堀恵さんを時間軸に沿って、そのときどきに感じたことを紹介していきます。

初ステージの前日に一致団結

――スクランブルエッグはいつごろから知ってました?
「グラビアアイドルの記事が載ってるのでAKB48に入る前から知ってました」
――AKB48のメンバーオーディションに応募したのはいつだったんですか?
「応募した次の日がチームAのお披露目の日だったんですよ。なので『次のオーディションまでカフェで働けば?』って感じで。まだそのときはチームAとは言わなかったんですけど」
――篠田麻里子さんにインタビューしたときに一緒にカフェにいたって聞きました。
「麻里ちゃんとは1ヵ月ぐらいずっと一緒にいました」
――カフェっ娘(カフェでアルバイトしている子の総称)してるときはAKB48に入れるかどうかはわからないですよね?
「そうです。受かるかどうかはわからないので合格したいという気持ちでカフェで3ヵ月ぐらい働きました」
――チームKは小学生から大堀さんの世代までかなり年齢層が広いメンバーが集まったチームでしたけど、最初からうまくいく感じがしてましたか?
「個人プレーみたいなのはなかったんですけど、初日の前日のレッスン中に小野恵令奈ちゃんと奥真奈美ちゃんが歌詞カードに落書きして遊んでたのを秋元才加ちゃんが『時間があったら練習しなさい』って注意したら2人とも泣いちゃったんですよ。私が『そういう言い方はないんじゃない?』って(秋元才加さんに)言って、そこで才加が『ごめんね』って。そのとき初めてメンバー同士が本音をぶつけあえて一致団結して初日を迎えたんです」
――チームAがあって、そのあとに始めなければいけないので、自分たちのカラーを出すのに大変な思いはありましたか?
「最初、団結力が強いとかそういうのは何もなくやってたんですけど、ファンの方やスタッフさんから『(チームKは)団結力がすごい』というのを聞いて、なんとなくわかったっていうか。ごく自然にみんなで力を合わせてやっていこうというのはあったんですけど」

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Kらしい曲が増えていった

――初めて自分たちのオリジナルのセットをもらったときにはどんな気持ちでした?
「初めて音源をいただいたとき本当にうれしかったし、レコーディングスタジオでみんなで聞いて喜んだ記憶があります。自分たち一人一人の衣装や歌詞をいただいたのがすごくうれしくて」
――3rdステージの『脳内パラダイス』公演はいい曲が揃ってたというのもあって、ファンの間でも評判が良かったんですけど、やっている側としての実感はありますか?
「Kらしい曲が増えたっていうのがあったし、一緒にいる時間が長い分、2nd よりは 3rdが良くなったりとか」
――その頃になってくるとファンの方は(チケットを確保するのが難しくて)行こうと思っても行けなくなってきますよね。
「ちょうどお手紙いただきましたね。『今までみたいに入りたいときに入れないから』ってすごくいただきましたね」
――ステージから見て、見慣れた顔が減っていくのは不安? それとも?
「淋しさもあるんですけど、たくさんの方に見ていただけるうれしさもありますので、とにかくたくさんの方に見ていただきたいと思ってました」

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ひまわり組公演では「爆弾発言」で自分をアピール

――ひまわり組になるとシャッフルになって9ヵ月ぐらい続くわけですが、その期間は大堀さんにとってはどんな期間でした?
「以前はチームKの最年長としてみんなの面倒も見なきゃいけないって気持ちがすごく強くて。でもひまわりになってからもう少し自分のことを考えてみようかなって思って。一メンバーとして考える時間が増えた期間ですよね」
――将来のことを考えるとAKB48のメンバーとしてだけでなく、大堀恵として存在感を出していかなければならないというのは、このころには意識するようになってました?
「そうですね。ひまわりになってから出たいときに出られるってものでもなくなったので、出たときに自分の力をすべて出し切らなきゃいけないなっていう気持ちがあって。ひとつひとつの公演が大事になってきて、とにかく毎公演爆弾発言をしてひとりひとりのファンの方に印象づけなきゃって思ってとにかく爆弾発言してましたね」
――そのあたりから暴走発言が多くなったんだ(笑)。
「(笑)。歌のときは(客席にいるファンの人は)自分の推しの子ばっかり見るじゃないですか。だけどMCはしゃべってる人を見るじゃないですか。だからここはMCしかないと思って。かわいくて若い女の子たちに負けてられないと思って、MCに力を入れてました」
――大人のセクシーお姉さん的発言が多くなったのはそのころだったんだ。
「そうですね。いろんなキャラクターがいるわけじゃないですか。その中で自分がどう出せるかって考えたときに、いろいろ考えましたよね」

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ゴールドの水着は常に持参

――セットリスト ベスト100名古屋の公演で水着を着てましたが、どういう経緯でそうなったんですか?
「秋元先生が軽い感じで『やってみるか?』って。『千秋楽でやっちゃう?』って言われて。『何をですか?』って聞いたら『ビキニでステージ立っちゃえばいいじゃん。踊っちゃえよ』って。『そんな軽いノリですか?』っていいながら『はい。やります!』ってすぐに答えたんですけど。そのときにここは勝負だなと思ったし、秋元先生が言ってくれてることに対してチャンスをいただけたわけなので、ドン引きされるのは覚悟でしっかりステージに立ちました」
――実は、その日AXで見てたんですけど、全然気がつかなかったんです。あとからみんなが騒いでるから、あぁ、そうだったんだって。
「気づかない方もいらして。ゴールドの水着に照明が当たって何も水着が見えなくて、素っ裸に見えた人もいたみたいでした」
――『ネ申テレビ』とか『0じ59ふん』にも出る機会が増えてきて良かったですよね。
「『0じ59ふん』ではすごくチャンスをいただいて。すべり台の回では自分の殻が破れた瞬間ですね」
――その頃からキャラが定着してきたわけですが、メンバーや研究生からはどんな風に見られてるんですか? 若い子もいっぱいいるじゃないですか。
「研究生と初めて会ったときに、口を開けて『あぁ~~』って」
――なんだそのリアクションは(笑)。
『大堀さんて、ステージ上だけじゃなくて楽屋でもどこでもこうなんですね』って言われたときに、『こんなんて何よ』って思ったんですけど『そうよ』って返して。ただ、オン・オフをはっきりさせてオンのときには全力を出し切りたいので、オフモードのときは部屋の隅でじっと固まってたりとかあるんですよ」
――ふだんの大堀さんはどんな人なの?
「結構内気な性格で。私のキャラクターからすると人見知りがないと思われるんですけど、結構人見知りが激しくて。寄ってきてくださると全然大丈夫なんですけど、自分からはなかなか行けなくて。まあそこはマイペースでいいのかなぁって」
――オンのときには全速力でいけるようにしているわけね。
「そうですね。常に気持ちを高められるように、いつでも秋元先生に言われていいようにゴールドビキニは必ず持参してます」

『おしべとめしべと夜の蝶々』の振り付け秘話

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大堀恵の「受粉計画」今夜は、どうかしらぁ?

――それでは今、話題の『おしべとめしべと夜の蝶々』(チーム4th Stageの曲)のお話を聞きたいんですけど。
「レコーディングが始まるときに、歌詞カードと音源をいただいて、どの曲を誰がやるのかは全くわからず聞いたときに、『おしべとめしべと夜の蝶々』の最初に『♪あ~ん』と入ってるんですよ。『なんじゃこりゃ』と。

全体曲、ユニット曲の中でいちばん最初にコーディングスタジオに入ったんですけど、『私に求められてるのはこれなんだ』ってすぐに理解して飲み込んで、その世界観を作らなきゃって思って、レコーディングスタジオ行く前に何十回何百回って聞きました。秋元先生も聞きにきてくださって、セリフにダメ出しをまずされて。『250人を魅了するにはもっとしっかり感情移入しないとダメだ』ってやり直しになったり」
――レコーディングが終わって今度は振り付けじゃないですか。こちらは?
「またこれが面白いんですけど。秋元先生にとにかくすごくやれって言われたからって、一回ついた振り付けを秋元先生に見てもらったら「やりすぎだ」ってボツになったんですよ。2回目はまだやりすぎだって言われて、やっと3回目でOKいただいてやっとステージに出せるぐらいのレベルになったんですけど。とにかく抑えて抑えてやっと出せるようになって」
――じゃあ1回目の振り付けはかなり過激だったんですね。
「今考えたら『絶対これはステージでやっちゃいけないだろう』って思って。そのときはがむしゃらに練習してたんで」
――メンバーはこの振り付け見てどんな感想だった?
「研究生はレッスン中でも下向いちゃうんですよ。私たちの練習風景見て顔が赤くなっちゃったり急にトイレ行ったりとか。(チームKの)メンバーは面白い面白いって『私もやりたい!』って続出して、小野恵令奈と奥真奈美が『私もやりたい!』って言ってましたね」

「受粉計画」

――ブログ『大堀恵の「受粉計画」今夜は、どうかしらぁ?』について。これはどうしてこういうタイトルになったんですか?
「7月8日から始めたんですけど、とにかくインパクトが欲しくて、おしべとめしべがあるから、まあ“受粉”かなぁって」
――「受粉計画」ってすごいよね。どうやって説明したらいいか。
「若いメンバーが聞くんですよ。『めーたん、受粉計画って何?』って。『だからそれはぁ、花粉を付けるとそうなるのよ』って言ってもなんだかわからないみたいで」
――秋元先生にはびっくりされなかった?
「『やりすぎぐらいがいいよ、お前は』って感じでした」
――コメントはAKBのファンの人がやっぱり多いんですか?
「ほとんどそうなんですけど、最近増えたのはアメーバのブログのランキングを見て来てくれて『面白そうなんで来ちゃいました。そしたらAKBだったんですね』っていう方とか、一般の方が見てくださってコメントを残してくださると『しめしめ』と(笑)思いますね。『来たぞ来たぞ』って」
――「このブログに載ってる写真はどれもエロく写ってるんですけど、何か撮り方の秘訣はあるんですか」という質問をスタッフから預かってるんですけど(笑)。
「(笑)。ないですよ。よく『めーたんの携帯って何を使ってるの?』って聞かれるんですよ。ふつうにドコモを使ってるんですけど、ただ明かりが白の蛍光灯じゃなくてオレンジ色がかかってる(白熱灯)んですよ。だからムーディーな感じがするのかなぁ。とにかくリアルタイムで送りたくていろんなものを載せてますね」
――川崎希ちゃん、佐藤由加理ちゃんがDVD持ってる写真がブログに載ってたけど、めーたんがDVDを出す予定はないの?
「ないですよ~。なんで来ないんだ!っていう(笑)。まあ焦ってもしょうがないので、大堀恵でやってもいいよって方はぜひ!」

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大堀恵のグラビア

――たとえばどんなのやってみたいとかアイデアはありますか?
「よく言ってるのが、一度は自分でプロデュースしたいっていうのがあるんですけど、私は艶っていうイメージがあるんですけど、それと全く正反対で、元気だったり、すっぴんの寝起きとか、普段見られない大堀恵を出したり、あとはいろんなコスプレしちゃったりするのをいつか自分でプロデュースしたいです」
――『月刊KING』のグラビアは評判良かったんじゃない?
「秋元先生はなかなかほめてくれないんですけど、これ見て『いいじゃん』って言ってくれて」
――脱ぐ前と脱いだ後が半々に合成されているから結構撮るの大変じゃない?
「そうなんですよ。手の位置とか足の形とか全部覚えておかなきゃいけないんで、そこは集中しました」
――グラビアは興味はあるんですよね。
「昔少しやっていたし、今はステージをやっているから身体が絞れてるじゃないですか」
――ちょっと絞りすぎぐらいだけど(笑)。
「グラビアに全然抵抗はないんですけど、『妄撮』(『月刊KING』)のお話をいただいたときに、コンセプトが面白いからやってみたいって思いました」
――篠山先生のも(『AKB48 JUMP & CRY』)結構頑張ったよね。
「最初シーツに全部くるまってたんですよ。『いいね、いいね』って言われてしばらくしたらスタッフなしで二人っきりで撮影するんですけど、魔法をかけられたみたいになって、シーツを引っ張られるんですよ。『お母さんに怒られるので』って必死に守りました(笑)」
――出来上がりは良かったですよね。
「やっぱ篠山先生はすごいなって思いました」
――自分の身体の部分のチャームポイントはどんなところ?
「背中の真ん中に線が入ってるじゃないですか。そこが女性の身体の中で好きなんですよ。お尻からのラインが好きなので、自分でもそこはきれいに見せようと思ってます」
――バラエティだと、今みたいな方向性で?
「『0じ59ふん』だとおばさんキャラじゃないですけど、バッドボーイズさんに『おい、ババァ』って言われて最初嫌だったんですけど、ある意味それもキャラクターというか、番組の中でかわいがってもらえるように作っていただいているので。『クソババア』はやめてほしいんですけど、最近愛着がわいてきたというか、ちょっとずつ受け入れられるようになってきました」

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高田ちゃんと今井ちゃんの卒業がつらかった

――AKB48のメンバーをインタビューするときのお決まりの質問をさせてください。AKB48に入って良かったと思えることは?
「AKB48に入る前も芸能活動はしてたんですけど、そのときの実力では自分ひとりでは上に上がっていけないのが自分でもわかっていたので、AKB48に入って力をつけさせていただいて、いろんなところに出させていただいていることは、本当にうれしく思います」
――AKB48のメンバーになって2年と少しですが、自分にとってつらかった時期はどんなとき?
「高田(彩奈)ちゃんと今井(優)ちゃんがやめたときなんですけど、そのとき自分もどんなに頑張っても認められなかったというのもあったし、自分を体力的にも精神的にも追い込んだ部分があって、そのときに二人の卒業がグサッときたというか、あらためて自分の年を実感したというか、追い詰められた気持ちになってつらかったですね。ずっと悩んでもがいていた時期でした」
――そういうときには誰に相談するんですか?
「誰もいなくて。メンバー一人一人もそれぞれ悩みを持ってるし、メンバーに負担はかけられないし、両親にも心配させたくないし、全部自分で背負っていたので、ステージに立っても冴えない顔をしたりとか、本当にいけない自分でした」
――ファンの人に手紙や言葉をかけられたことでうれしかったことは?
「チームKの3rdが終わってひまわりになるときに、ある方からお葉書をいただいて『今度は自分のことをもっと考えよう。』って書いてあったんですよ。それは(チームKの)みんなのことだけじゃなくて自分のことを考えないとだめだよっていう意味だと思うんですけど、それがすごく印象深かったんです。それを見たときに涙が出てきたんですけど。『この人私のことをすごくわかってくれてる』と思ってグサッときました」

小林香菜はちっちゃな幸せをいっぱいくれる

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――AKB48のメンバーで仲良くしてるメンバーは誰ですか?
「佐藤夏希とか小林香菜とか。佐藤夏希は10代なんですけど、精神年齢が高くて、一緒にいて落ち着くし、一緒にご飯を食べに行ったりとか。小林香菜はおばかなことをいっぱいやってるんですけど、ちっちゃな幸せをいっぱいくれるんですよ。一緒にいて心があったまることがよくあって。あと、仕事で本当につらいときには大島優子や秋元才加に泣きつくことがありますね」
――小林香菜ちゃんはどんなちっちゃな幸せをくれるの?
「空に向かって『みんなが幸せになれますように、ニョキっ』ってやってるんですよ。横で見てるときに『なにやってるんだこいつ』って思ったんですけど、ふつうだったら『自分が幸せになれますように』なのに、それを『みんなが幸せになれますように』って言うんですよ。それと、私が疲れてるときに、私の好きなお菓子とか栄養ドリンクをかばんに入れてくれたりしてくれるんで、あったかい子だなって」
――では最後にスクランブルエッグを読んでくださってる方にメッセージを。
「ブログの『受粉計画』を楽しんでもらえたらいいかなって。みんなと家族みたいになれたらいいかなって思っているので、あたたかい目で見守ってください。止めてくれる人がいるからこそ暴走できるので、たまに暴走したら止めてください(笑)」

“大堀めしべ”ソロCD『甘い股関節』は10月15日発売で、作詞・秋元康。作曲・後藤次利、PV振り付け・パパイヤ鈴木の豪華メンバーです。1万枚売れないとAKB48卒業という過酷な条件のもと、頑張っているので、ご購入のご協力よろしくお願いします。最新情報についてはブログ『大堀恵の「受粉計画」今夜は、どうかしらぁ?』で毎日チェックしてください。「AKB 0じ59ふん」でも最新情報が常に放送されますのでこちらもお見逃しなく。(撮影・取材 岡田)

cover 大堀めしべ 甘い股関節
バップ
1,300円(税込)
CD+DVD
2008年10月15日

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